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パッティングの距離感を良くするためには。

スコアの60%は125y以内で作られているとも言われています。この125yの中にはパッティングも含まれますが、パッティングが上手くいけばアプローチやショットに関するメンタル部分はかなり楽になります。方向性は重要ですが、距離感のズレによるミスを避けることも大切です。ではどのようにすればよいでしょうか。



パッティングの距離感のミスは左右の方向性のミスよりも大きな影響を与えています。距離感のミスは打点のミスが主な原因ですが、その打点のミスは技術の問題なのか、道具の問題なのかを考えていきましょう。



技術面の問題と考える場合は、まずはストロークの方法が適切かどうかを確認してみましょう。確認するポイントは3つあります。クラブヘッドの振り幅、スピード、そして圧力です。これらの組み合わせによって距離感をコントロールすることができますが、順番が適切でなければ思った距離感を出すことはできなくなります。



例えば、振り幅が主体の場合はスピードは一定、圧力は振り幅によって変わります。スピードが主体の場合は振り幅はほぼ一定、圧力はスピードによって変わります。圧力が主体の場合はスピードや振り幅を変えることでボールのスピードを調整します。



この3つの要素を適切に組み合わせることが距離感の掴みにつながりますが、組み合わせはプレーヤーごとに異なるので、自分がどのように組み合わせているのかを知ることから始める必要があります。



これを知るためには、3つの要素のうちどれかひとつを主体にしてストロークを行ってみましょう。実際に行ってもらえれば分かると思いますが、やりやすい方法とやりにくい方法があるはずです。自分がやっていることと結果との関係にも気付くことができるでしょう。やりやすい方法が分かったらアプローチやショットにも応用してみてください。きっと距離感が改善されていることを実感するでしょう。




やりやすいストロークを見つけたにも関わらず、まだ距離感が合わないと感じる場合は、道具のチェックを行うといいでしょう。



パターの長さや重さ、インサートの種類、ヘッドやネックの形状、グリップの太さや形状などがチェックの対象ですが、こちらは個人の好みになるので、いろいろ試してみて自分に合うパターを見つけることができるはずです。専門家のフィッティングを受けることも大事な要素になります。



道具に注目したのであれば、ボールの硬さにも注意してみてください。パターのフェースと接触するのはボールですので、パターとの相性も確認しておくと距離感の向上に繋がります。ただし、他のクラブとのバランスも考慮しておくことを忘れずに。





適切なストロークと道具を見つけたら、次はラインの読み方を上達させましょう。素晴らしいストロークをしていてもラインを正しく読めなければ結果が出ません。



ラインは傾斜や曲がり具合を考慮しながら距離感と結びつけていきますが、ラインに合わせた距離感でプレーするのか、距離感に合わせてラインを修正するのかはミスの傾向によります。


ミスの傾向がラインにある場合は前者、距離感にある場合は後者を選択して調整してください。パッティングの距離感を向上させるには、ストロークだけでなく道具とラインの読み方の統一が必要です。


自分自身が自身のウィークポイントを把握し、そのウィークポイントを補うことでバランスを整えてください。


最後に、パットを入れる気持ちを常に持っていてください。その気持ちがなくなると距離感が失われてしまいます。プレーヤーはラインを決めたらカップに入れることしかできませんので。


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