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生きているから悩むんだ。

書く習慣1ヶ月チャレンジ7日目。
本日のテーマは「最近悩んでいること」

毎日悩んでます

悩みというのはつきないもんだなと私は思う人ですが、
逆に夫はそんなに悩まないって言うタイプ。
その違いはなんだろうと、ちょっとばかし考えたら、

「今を生きているか、過去を生きているか」

の違いなのかと。

私は基本毎日何かしら悩んでおります。
例えば、
「宮沢賢治のことを発信するって決めたけど、ホントにこれでよかったかしら。」
「子供たちとの時間をもっととってお話しした方がいいのかな。」
「もっと時間を上手に使うにはどうしたら良いんだろう」
「今日の晩ご飯どうしようかな。」

仕事のこと、子供のこと、毎日のご飯のこと。
あれやこれやと大きなことから小さなことまで、

どーすればいーですかー!

と叫びたくなります。

過去の経験と未来の不安

じゃあ何で悩むのかって言えば、
過去にこういう経験をして、現在こういう状態だからそれをちょっとでもよくしたい。
でも未来のことは分からないから、いろんな選択肢を想定してどれを選ぶか迷うことになる。
というのが悩みになります。

子供のことで言えば、
過去に自分が親とあまりコミュニケーションをとれなかったので寂しい思いをした。今自分の子供たちは週末も土曜保育や義母に預けたりして長い時間コミュニケーションがとれない。甘えたいような態度を見せるので、もっと時間をとりたいと思うのだけれど、現実的に難しいし、ほかにもいろいろやり方があるのではないか。

っていう具合に、
ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる思考が巡るわけです。

今の判断基準が過去の経験で、
未知の出来事が不安になります。

今を生きること、過去を生きること

このように毎日何かしらで悩んでいるのですが、夫の場合はそういうことがほとんどなく、そのときそのときで対処しているように見えます。
ちなみに「最近悩んでることある?」と聞いたら、3分ほど黙ってから
「元気がないことかな。」とつぶやきました。
あぁ、今疲れてるんだなぁというのがひしひしと伝わってきます。

夫の場合、過去は過去。今は今。
今起こっていることに全力で向き合ってる感じなので、過去どうだったかというより今自分がどうしたいかという視点です。
そういう考え方をすればスッキリ直面している悩みについて考えられるかもしれません。
過去に意識が持っていかれると、今の意識が薄れて過去にとらわれてしまうので、悩みに直面しずらくなっているなとも感じるのです。

悩みとともに生きていく

宮沢賢治は「ほんとうのしあわせ」についてずっと考えていた人でした。銀河鉄道の夜には「しあわせ」や「ほんとうのしあわせ」というワードが繰り返し繰り返し使われています。彼の人生は悩みごとの連続だったからこそ、「ほんとうの」しあわせをずっと追い求めていたのかもしれません。それこそ「ほんとうのたった一つの答え」がないからこそ悩み続けるのでしょう。

今この瞬間に悩みに立ち向かっていくことも大事だし、
生きる上でテーマになるような悩みをずっと考え続けるのもまた、必要なことだと思うのです。

今の自分の心情にも寄り添い、
過去があったから未来に行けることを認めてあげて、
悩みとともに生きていくのもまた、しあわせに向かう一足ずつになるのでしょう。

そんなことを言った灯台守の一言を最後にのせておきます。

「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」
 燈台守がなぐさめていました。

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」






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