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心のビタミン『キューティー・ブロンド』

ごきげんよう。雨宮はなです。
出演している役者が好き、世界設定が好き、物語が好き、キャラクターが好き。
映画を好きになる理由って様々ですよね。
物語や雰囲気、色使いなど様々な理由を挙げられますが、中でも特に「主人公が好き」だから好きな映画があります。
ラブコメ映画が好きなら作品名を目にしたことはあるでしょう。

監督:ロバート・ルケティック
主演:リース・ウィザスプーン
『キューティ・ブロンド』

この作品のいちばんの魅力「エル」

この作品は「西海岸出身で、美人で、金髪でオッパイが大きい女の子はバカ」という偏見をエル(主人公)がぶち壊していく、そんな痛快ラブコメ。
ストーリーは今作の魅力のひとつ、なのですが。
とにもかくにも、この「エル」というキャラクターが最高に魅力的なんです!!

簡単に紹介するとエルは、
「西海岸出身で、美人で、金髪でオッパイが大きい」うえに、
「友達思いで、親切で、頭が良くて、チャレンジ精神旺盛で、努力家で、一途で、壁に立ち向かう」
っていう、スーパーかっこいい女性なんです!

そんなスーパーかっこいいエルでさえ全てが順風満帆に行くわけではなく、作品中では外見を理由に彼氏にフラれたり、ロースクールに馴染めなかったり、インターンの仕事では上司からセクハラを受けたりと、結構なトラブル続き。
だからこそ、エルを身近に感じたり自分と重ねて応援したくなっちゃうのかもしれません。

THINK PINK

エルは常にピンクに囲まれています。
服、靴、鞄、メイク…何かしらどこかしらにピンクが必ずあります。
彼女のパワーの源であり、もはやオーラカラーのピンク。
続編の『キューティ・ブロンド2~HAPPY MAX~』では演出としてエルのバックにピンクの光が当てられているシーンがあるほど!
(トラブルが起こってしまったときにその光は消されてるんです。細かい!

そんなエルは、哲学にまでピンクが関係しているんです。
彼女の哲学は❝THINK PINK(物事を前向きに考える)❞。

彼女はトラブルがあっても、悲しいことがあっても、決してへこたれません。
ちゃんと怒ったり悲しんだりしながら、自分を労わり、解決に向けて考え、時には周囲の力を借りながら尽力します。
自分の哲学をしっかりと軸において。

目に見えるピンクと、目に見えないピンク。
たくさんのピンクに自分まで染められたような感覚になります!
この映画を観終える頃には、誰もがピンク教信者になっていることでしょう。

Bend and Snap

「かがんで…スナップで立つ!」
ちょっとかがんだ…と思ったら次の瞬間、笑顔でオッパイをクイっとさせながら起き上がった女性が目の前に!
なるほど。男性からしたら、たしかに魅力的に見えるのかもしれない。
でもこれって、男性にアプローチするときのテクニックってだけじゃない気がするんです。

何かに対するアプローチ、全部に言えることだし、効果があるんじゃないかと思うわけです。

かがんで(Bend):対象の興味を惹く、こちらに意識を集中させる
…(and):少し間を置く。焦らない
スナップで立つ!(Snap):いちばん魅力的な状態を、自信をもって提示する

対象の心に響くためには、自信が無いといけません。
せっかく興味をもってくれたとしても、自信がない状態のものを提示するなんて相手にとって失礼ですしね。
そこでレッスン中にエルが言うんです。
「笑顔が大事!」って。

笑顔って”相手への信頼が表れる表情”なんです。
作ることもできるけど、相手を信頼していないとできない表情だし、この場合の信頼って「この人は自分を受け入れてくれる」という前提のこと。
私は、エルは「相手を信じて!それができる自分を信じて!!」とみんなにメッセージをくれているのだと考えます。

心のビタミン

なんだか元気になれない…
もっと元気が必要だ!
そんなときに『キューティ・ブロンド』を観ることが多いです。
大好きなエルの魅力がいっぱいつまったこの作品は、私の心のビタミン剤のようなもの。

オープニングを聞きながら、エルと一緒に朝の支度をしましょう!


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