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教習日誌 その19

15時間目「卒検 ②」

子どもたちを実家に預け、朝イチの自動車学校に向かいます。2回目のバイク卒検です。

応援を受けて

朝から、娘が「ママ、バイクがんばってね♡」とハグしてくれた。それだけで、すごくホッとして、力が出てきた。
どこから聞きつけたのか、姉からも応援メールが……。
本当に、力をもらえる。

天気は快晴。今日も暑い。
前の卒検では、早く行きすぎて、集合20分前だった。長い待ち時間に緊張したり、暑さに頭がボォッとなってしまった。
その反省も生かして、集合10分前くらいに着くように行く。

今回も卒検のコースは変わらず、前回と同じ。
説明を受け、始発点に。
バイクは、前回と同じ1号車。
慣らし走行で外出を一周。

試しにギア3速まで入れてみる。
あれ? 昨日より軽く入る。
これはいい感じかもしれない。

卒検スタート!

始発点に戻り、卒検スタート!
坂道発進も順調。
一時停止のブレーキも、スムーズだ。
大丈夫。
見通しの悪い交差点。
左折、車線変更。
障害物を避けて……

まずは、一本橋!

一本橋は落ちたら即アウト。
練習ではほとんど落ちないけど、緊張する。
最初、少しぐらついて焦ったけど、「ここで落ちてたまるかー!」とハンドルでなんとか持ちこたえる。
なんとかクリア。タイムは分からないけど、いつもより少し短いくらいかな。
多分、7秒前半かな。

続いて、クランク&S字!

これはほとんどミスらない。
気を抜いてパイロンに当てないように、丁寧に走る。
落ち着いてクリアできた。

いよいよ、急制動!

カーブからギアを上げて、アクセルを回し、時速43㎞くらい出たのを確認。
アクセルを戻し、パイロンを過ぎた直後、前後輪ブレーキ!!
最後にクラッチを握る。
白線まで30㎝はある。
エンストもしてない。
やった!!
管制塔を確認。「行っていいよ」の合図。
(よし!)
後方確認、ギアを1速に落として、発進。

ここで気を抜いちゃいけない。
チャンスの時こそ、平常心。
だって、次は、前回失敗したスラロームなんだ。

緊張のスラローム……

鋭角の右折から、踏切での停止。
そこから、2速に上げ、左折。
すぐに合図を消して、3速!
落ち着いて、落ち着いて。
いよいよ、スラローム突入!
緊張して入り口で少しフラつく。
でも、昨日練習しただけあって、最後までパイロンの間をうまく通過できた。

よかった!

あと少し!!

スラロームの成功後、すぐに気を引き締める。
まだ最後まで気を抜くな〜、自分!
Uターン、左折、右折、一時停止。
合図や走行位置に気をつける。
最後は、時速35㎞を出す。
4速に上げ、メーターを見ながら、慎重に40㎞を超えないように加速。35㎞を超えたら、アクセルを戻しつつ、ポンピングブレーキ。
うん、大丈夫。

左合図、確認。
始発点に戻ってくる。

停止。
後方確認、ギアをニュートラルに。
エンジンオフ。
降車。
サイドスタンドを立て、ハンドルを左へ切る。
バイクから離れる。

検定、終了。

『はい、おつかれ様でした〜!』

上の管制塔から、無線で

『一つ一つの課題がちゃんとできていましたね。直線でもう少し走れるといいですが、あとは特に言うことありません』
とのコメントをいただく。

「はい、ありがとうございました!」

プロテクターを外して、受付で指示を待つ。
たぶん、大丈夫だろう……と思いつつ、ドキドキ。。
受付のお姉さんが、
「amekoさん、こちらへどうぞ」
と受付カウンターの中に案内される。
奥には、校長先生が座ってらっしゃった。

あっ、朝挨拶したおじさんだ!
校長先生だったのかぁ。

スッと、封筒と粗品(タオル)が差し出された。
「おめでとうございます、合格です」
あぁ、よかった。
「ありがとうございます」
「バイクですから、安全運転で、楽しんでください」
免許の書き換えの説明を受け、カウンターを後にする。

教官の先生方が、誰もいない。
お礼を言いたいけど、1時間目が始まってしまったみたいだ。
控え室に顔を出す勇気もない。
また、後日顔を出そうかなぁ……。

こういうのって、慣れない。もじもじしながら、帰ることに。

帰る途中の寄り道

とことこ、建物を出る。
人気が無くて、静かだ。

最後に、バイク車庫に立ち寄って、教習車を記念に撮らせてもらった。
たくさん倒してごめんなさい。
ありがとう。
バイクに乗れてすごく楽しかった。

すぐは、バイクも買えないし、乗れないけど、子育てが落ち着いたら、絶対また乗りたい。

とことこ、駐車場に向かう途中、昨日、神頼みした神社が。
急な坂道を駆け上がって、お礼参りをさせていただく。
「無事、受かりました。ありがとうございました。これからも安全運転できますように」

蝉が鳴いている。


夏休みの入り口だ。

バイク免許取得への挑戦は、ここで一区切り。

ここまで、私の拙い記録を読んでくれた方、「スキ」してくれた方、本当にありがとうございました!!

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