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親子で発達障害

 発達障害者による、発達障害児の子育ては文字通り波乱万丈だ。
 例えば我が家の場合なら、半端なく落ち着きのない子供を、並外れて注意散漫な母親が見張らなくてはならない。お互いに苦手な部分を指摘しあって(じっとして!VSお母さんが着いてきて!)親子げんかは毎日だし、怪我や迷子のヒヤリ・ハットもしょっちゅうだ。

 だが、発達障害の要因のひとつに遺伝の可能性がある以上、このような親子は存外多いのではないか。
 もしかしたら、自身の障害を知らず親になって、障害特性の強い子の子育てに苦戦しながらも、自分の子ども時代に照らしてそんなものなんだとひたすら耐えている人もいるかも知れない。

 私自身、今はまだ娘に鍛えられている最中ではあるが、我が家の親子関係や子育ての工夫を臨場感のあるうちに発信してゆく。 
 そして私もまた、多くの発信に触れ、生活へ取り入れられそうなことは取り入れていきたい。

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〈我が家の紹介〉

 
私(蛙鳴)
 落ち着いた雰囲気の大人のオンナに憧れる30代。大人になってからADHDの診断を受け、今は双極性障害も。頭の中が多動。うつ状態の悪化でパートをやめたが、最近、社会復帰の一歩としてフリースクールでボランティアを始める。

娘(オタマ)
 口達者な5歳。自治体の1歳半健診(トップ写真は多分そのぐらい)で多動傾向を指摘される。約1年半の療育を経て、引越しを機に保育園へ。現在は療育センターでアドバイスを受けつつ、日常生活の工夫を模索中。耳からの情報処理が特に苦手。

夫(蝉)
 蛙鳴と大学の同級生で、塾講師。この人も精神疾患で長らく通院しており、ASDの傾向を指摘されている。妻からも娘からも絶え間なく何か言われているが、華麗にスルー。

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