ゴーストタウン
(大学生3人が部室でゲームしながら会話している。岡部、桜井、星野)
岡部・今度どこ行く?
桜井・久しぶりにお化け屋敷行きたいけどね。それか、廃墟とか。
岡部・すきだねー。
桜井・まじで怖いところいきたいわ。
星野・じゃあ、ゴーストタウンは?
桜井・なにそれ。
星野・いや、なんかゴーストタウンって呼ばれてる街があるんだよ。栃木らへんに。
桜井・おーそこにしよー。
岡部・いや、そこはやめとこ。
桜井・なんでだよ。
岡部・なんとなく。
桜井・えー面白そうなのになー。
星野・二人でいく?
岡部・行ってもなんもないよ。そこ。
桜井・行ったことあるの?
岡部・いや、べつに。
桜井・なんだよそれ。そしたら今度行ってくるわ。あとで行きたがってももう無理だからな。
星野・いや、別にそのときはそれで。
岡部・ほーい。楽しんできてー。
(ゲームしてる三人)
岡部 語り・ゴーストタウンは僕が生まれた街だ。その街は幽霊もいないのに、不景気でため息ばかりしてる人が住んでいることからそう呼ばれている。
あめがとう◎