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字書きが絶対に間違えてはいけないエロ用語【その1:前戯(ぜんぎ)】

はじめに

多くのすけべ小説を読んでいると、ちょっと信じられないような誤字・誤用がある。世の中には、すけべ小説で使うエロ用語を学ぶ機会が少ない。なんとなく間違って覚えてしまうと、同人活動の中でそれを指摘してくれる機会はない。エロ小説への誤字・誤用指摘は想像以上にハードルは高い。

ここに『よく間違っているのを見かけるエロ用語』を体系的にまとめ、すけべ小説を書き始めようという方の背中を押したいという魂胆で、マガジンを設立せんと思うものであります。

今回の用語:前戯

前戯【名詞】(読み方:ぜんぎ)

本番行為前に、愛撫(あいぶ)やキスなどでお互いを高め合う行為を「前戯(ぜんぎ)」と呼びます。BL表現において挿入(そうにゅう)の準備を行うことを指すこともあります。

誤用例:前座

前座【名詞】(読み方:ぜんざ)

落語の寄席やバンドのコンサート・ライブにおいてメインとなる演者の前に出演する、盛り上げ役。あるいは、修行期間中の落語家のたまご。

誤用致命傷度:★★★★★(5/5)

NG例:「Aは前座もそこそこに、熱く滾った昂ぶりをBの蜜壺に押し当てた」

非常によく見る誤用例である。

「寄席か??? 寄席がはじまっていたのか????」

となってしまい、非常に悲しいことにそれ以降のスケベが頭に入らなくなる。ものすごく惜しく、また意味的にも非常に似通っているために「前戯」と「前座」を取り違えて覚えてしまっている執筆者も多い。注意されたし。