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飲食店廃業から18年経過してネット通販へ その2

無事にお金を貯めて、楽天市場初期費用が支払う事が出来た。期待と不安もありながら書類審査があった。当時は個人事業主だったけど、審査と言うのはあまり好きではない。もし落ちたら見放された気分になると勝手に思っていた。

1週間程度で無事に審査通過の連絡が来た。楽天の担当者さんは斉藤さんと言う声が綺麗な女性の方だった。当時楽天市場出店者数は2000店舗前後だった記憶がある。今は5万店舗ぐらいだと思うが、それでも5万店舗しか増えていない現状。後に楽天から大きな荷物が送られて来た。分厚い出店テキストとVHSのビデオが12本ぐらい送られた来た(笑)

このビデオには驚かされた。現在でもそうだが、当時は楽天市場出店管理ツールはRMSを使う。RMSを使って、ショップページや、受注管理、決済管理や配送関連などに使用する。このビデオがだらだら長かったのを記憶している。料金が発生しているので、直ぐにショップ制作を始まらないと課金が始まる。マニュアルとは言えビデオを見るのが苦痛だった。巻き戻ししては再生の繰り返しをして必死で覚えた。

ちなみに現在はRMS上で、運営動画でしっかり整備されていますよ。
これは18年前のお話です。

店を終わってから、畳が一畳の部屋にパソコンを置いて正座しながら、ページ制作をした。HTMLタグで作るので、一つ間違えるとデザインが崩れる。中途半端な知識は大変だった。物置を活用して自分のパソコン作業場を作った。店が20時に終わって、深夜3時までビデオで勉強しながらショップを製作をした。当時餃子を販売したい気持ちが強かったので、よく考えたら商品は一つしかなかった。餃子しかない... 

ネット通販と言えば沢山商品を登録して、商品を並ぶイメージだと思うけど、自分のお店は餃子一つのみ。たった一つの商品で売れるように出来るのか....一気に不安になった記憶がある。他の餃子販売している所を調査して

真似出来る所は真似させてもらった。食を扱う上でデジタルカメラが必要だと思った。当時のデジカメは高額だった事もあり、当時の携帯カメラの画像では画質が荒すぎてとても使えなかった。今はスマートフォンで十分過ぎる画質で撮影出来るが、借金をしてデジカメを買うしかなかった。当時は500万画素で5万する時代。 お店の釣り銭を使って購入した事を覚えている。

食は絶対に写真が重要だと思った。美味しいそうに撮影出来なければ、食べたいと思わないからだ。これは何年経っても今でも変わらないと思っている。だから、現在でも写真には力を入れている。広告出すにもinstagramアップするにもこれこそ原点だと思った。

ネットショップらしい形になるまで約2ヶ月が経過した。よその餃子販売のお店でも色々お店から購入させてもらって研究をした。メールの文章や発送後のメールの流れなど勉強させてもらった。

色々研究をしていたら、全国販売すると言う事は、レビューをもらう事が大事だと思った。つまりお客様の声を集めて、良い評価がもらえれば検索順位が変わる事もなんとなく分かった。最初は安く売る事でレビューをお願いする形を考えた。検索順位が上がれば売れると思った。

肝心の商品を魅力あるページを製作しなければ駄目だと思い、TOPページ1ページ全体を使って、餃子の魅力をしっかり伝えようと考えた。この時に初めて自分のランディングページが出来上がる。商品は一つでも餃子の色んな視点で美味しさを表現すればいいと思いついた。

その為には魅力ある餃子の名前を考える事にした。出来れば漢字4文字がいいと思った。理由は覚えやすいからだ。●●餃子。これで4文字。この2文字を考えるのに、1週間悩んで悩んで決めた記憶がある。そこで生まれたのが感動餃子だった。当時は感動する程美味しいと言う意味を込めた。不味かったらレビューで叩かれるのを覚悟をした。

あれから18年後...自分が作った商品は感動チーズケーキだ(笑)
今でも感動と言う言葉は使い続けている。

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