DE&Iって何?

人事にかかわる皆様からしたら「なにをいまさら」と思われるかもしれませんが、日々お客様とお話しする中で改めて定義を確認してみたいと思いました。

D E Iの意味

そもそもDE&Iは何の頭文字を表しているのでしょうか。
こちらは非常に明確です。
D=Diversity(多様性)
E=Equity(公平性)
I=Inclusion(包括性)
この3つを合わせてDE&I、つまり文化も含む組織において公平な機会がいかなる人材にも与えられるという概念です。

DE&Iの実現のために

公平な機会というのは、有名な塀の前に身長が違う3人が並んでいるイラストなどもあり、比較的想像しやすいでしょう。
多様性というと皆さんはどのような要素を考えるでしょうか?
性別は声高に叫ばれています。年齢も多様性ですね。最終学歴も多様性とみなせます。思想ももしかしたら。
そもそも個人の観点で全く同じ人間なんていないのですから、多様性の要素を組み合わせまで考えると天文学的な数になってしまいます。
では、どのように取り組むことが必要でしょうか

組織の課題がある

多様性を実現するために、自社の組織には課題があるという前提が必要です。
大多数側に立つ以上、少数派に対しては幾分か鈍感になってしまいます。
ここに気づきを与えるデータの1つが「退職者」だと考えています。
組織から離脱するということは、組織に適合できなかった=多様性が認められなかったと考えられます。

となれば、退職者にフォーカスして組織の課題を考えることは筋がよさそうです。
なぜ退職したのかが一概に多様性の問題とは言えませんが、しかしながら少数派の意見を忌憚なく聞くことができる貴重な機会であることは確かです。

退職者の理由は個人的なことだから、で済ませず、組織の課題だと考え、解決していくことがDE&Iの第一歩かもしれません

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