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勉強嫌いな私が毎日勉強できるようになった

転職をしてからだが、私は日々勉強をすることが当たり前の日常になった。

前職でも業界のことを始め、将来進みたい道に応じて勉強することは推進されていて、資格取得のための援助も沢山あったのだが幾分興味が湧かず何もせずに過ごしていた。今思うと休みの日を休みの日として謳歌していたという点では、あの頃は断トツだったと思う。休みの日が分かると予定を埋めたくて毎月スケジュール帳に書き足すのが好きであり、一種の趣味だった。

小中高大学と勉強は当たり前のようにやってきていたけど、毎日やるのではなく試験前に焦ってやる。しかも本当いうと全くやりたくなかった。数学なんて買い物の際にお釣りの計算ができればいいだろうと思っていたし、英語は翻訳機があるのだから必要になれば翻訳機で十分事足りると考えていた。本当言うと勉強そのものに意義を見出せず、ただ大学に行くための手段だとさえ思っていた。

今振り返ってもあの当時の勉強をしたいなんて微塵も思わないけど、どうせ同じ時間勉強するならもっと楽しんで勉強してたら良かったなと少し思う。

システムエンジニア見習いになって、私が思っていた何倍も、いや何百倍もこの世界の大変さを思い知った。小学生の頃ふざけで作っていた簡単なホームページ制作とは当たり前だが格が違う。やっと覚えて出来るようになったことが、実は初歩の初歩の初歩でこの世界ではあいさつ程度の当たり前のことがザラである。

この半年間で上司に進められた本も合わせて10冊以上は色々な本を読んで勉強した。一周読んで理解できなかった本は、2周目に突入した。それでも専門用語や理解し難い内容が多々あり、その度に質問して聞いてみたりもした。未だに理解できていないことも沢山あるし、恐らくこの先山のように覚えないといけないこと、学ばないといけないことはあるのだろうなと思うと挫けそうな時もある。それでもなぜだか今は不思議なくらいこの分野にのめり込んでいる。

勉強嫌いな私がここまで勉強するのは正直、人生で初めてのことである。出来ることが増えた喜びや、全く理解できなかったことが繰り返していく中で理解できるようになっていた時、自分も少しは成長したんだなと気付く。興味のあることを学ぶことがこんなに楽しいなんて唯一無二の経験であり、学生時代の私からしたら驚くべきことだ。

以上、勉強嫌いな私が勉強を少しだけ好きになった話でした。

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