深夜高速
久々に元バイト先の知り合いとご飯に行った。身近に年上の兄弟や親戚がいない私にとっては、お姉ちゃんみたいに思ってる人だ。
お互いの近況に始まり仕事の愚痴やらなんやら、他愛もない話をしているだけで楽しかった。
帰り際、楽しかったと言ってくれた。素直に嬉しかった。
終電に乗った。久々に会う友達と一緒になった。
彼女の推しが出ている映画を一緒に見る約束をした。
分かれ道の横断歩道、またLINEするねと手を振り合って家に着く。
なんだか、とても幸せな夜だった。
人は、人と関わることで傷ついたり疲れたりする。
でも、人との関わりでしか埋められない穴をみんな抱えていて、誰かと関わることで幸せになる。
大好きな曲の一節。
生きることは、しんどくて、孤独で、何度も何度もやめたくなる。
それでも、時々「生きていてよかった」と思える瞬間がある。
その一瞬のために、人生という名のマラソンを進む。
大したことじゃなくても、なんとなくでもいいから、「生きていてよかった」と、私に関わった人たちが思えるような、そんな人間でありたい。