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どう生きたの?

大切な人が亡くなった当時の私は
どう亡くなったのか…
ばかりを考えていて
後悔の念に押しつぶされそうでした。


ある時
「彼はどう生きたとあなたは思いますか?」
とカウンセラーに問われました。

「太く短く生きたと思います」
と私は答えました。

「太くとは?」と続けて問われた時
頭によぎったのは
目をキラキラと輝かせた
彼の笑顔でした。

心の奥の方から
あたたかいもの湧き出てくる感じがありました。

「楽しかったね」
「いつも優しかったね」
「一緒に生きた時間、忘れないよ」

これまでも
ともに生きてくれたことに
「ありがとう」の気持ちを
持っているつもりでした。

でも今思うと
考えが先行していて
「そう思いたい」と
自分に言い聞かせていた感じが
あったように思います。

哀しい気持ちに
長い間蓋をしてきた私は
感謝の気持ちにも
無意識に蓋をしてしまい、

人間にとって大切な
「感じること」を遠ざけて
なんとか生きてきたのだと思います。

意識的にそうしたというより
受けとめきれない哀しみから
心を守るために
身体が勝手に反応してくれたのだと。

このことに気づいてから
美味しいものを食べても
美味しいと思えなかった私が
「これ美味しいかも」と思えたり、

テレビを見ていても
楽しいと思えなかった私が
クスッと笑えるようになったりと、

自分の感覚を
少しずつ取り戻していったのです。


大切な人を亡くしたあなたに
グリーフカウンセリング『IERUBA』

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