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エッセイ:過剰な情報とスマホぼけ

最近困っていることがある。
集中力が落ちてきたことである。

気付いたのは今月に入ってから。自分の時間の使い方を変えて、一人の時間が増えた。今まで趣味とか無かったし、なんとなく本でも読んでみるかと思って何冊か気になる小説を買った。
しかしなぜだろうか、あまり進まない。なんというか内容が入ってこないし、何ページか読むだけで疲れてしまう。昔なら小説は読み始めたら止まらないで漫画を読むみたいにストレス無く読めていた気がするのだが…。

あとはYouTubeを倍速で見ることが増えた。普通の速度だと見ていられなくなってしまった。ゆっくり話す人だと2倍速でもまだ遅く感じて、公式のアプリだと2倍速までしかできないので困る。10分以上の動画を見るのが難しくなった。退屈だと感じているのだろうか、その動画に入り込めてない客観的な自分がいて、その自分が動画を見る以外のことも同時にやりたいと思っている。

暇な時間恐怖症なのかもしれない。エレベーターの待ち時間でスマホを触る。家に帰るとなんか静かで落ち着かないから音楽をかける。お皿洗いをしながらYouTubeを見る。

何もしない時間というのが無いんだな。寝る直前までスマホを触ってコンテンツを消費している。なんらかの情報を見ている。受け取ることばかりで、さらにその受け取る情報は毎日更新されて新しいものになるから、毎日見ていられる。情報を過剰に受け取り続けている。色んな情報を。一つの情報を詳しく知るというより、沢山の情報を浅く広く受け取っている気がする。

受け取るばかりだと頭を使わないのか、寝る前のスマホが睡眠に悪いのか分からないが、最近頭が悪くなってきた。集中力が下がってきた。
それならば受け取るだけではなくて、自分でも頭を使って何かを生み出そうと思った。それが文章を書こうと決めた理由の一つです。

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