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バズる音楽について考えていこうと思う.第五回


第五回.「バズるランキングを聴く!③」


みなさま、こんばんは。きいろ。です。
仕事が始まり、完全に、生活リズムがおかしくなってきております。
(もともとの生活リズムが”異常”だったので、これが”正常”なんですが……)
部署移動が決まってるので、早急に対応してほしいな、と思うところです……


さて、本題に入りまして。前回の第四回では、
「バズリズム02」の「今年(2020年)これがバズるTOP10」の10位〜7位まで見ていきました!


今回も、前回に引き続き、同様にランキングを見ていきます!
(どう書いていくか、等は、第三回冒頭に書いてますので、よければ、そちらをお読みいただければ幸いです!!)

では、早速、ランキング6位(という名の同率5位)から順に見ていきましょう!



5位(同票) マカロニえんぴつ

メンバー全員音大出身の次世代ロックバンド。
はっとりのエモーショナルな歌声と、
キーボードの多彩な音色を組み合わせた壮大なバンドサウンドを武器に圧倒的なステージングを繰り広げる。

知ってる名前〜(安堵感)
最近、急激なバズりを感じますね、マカロニえんぴつ。
私の知人も、最近めっちゃ名前聞くよ!マカロニえんぴつ!!
と言ってました。
友人からも聞いたんですが、どうやら『ブルーベリーナイツ』が有名みたいですね。
てっきりドラマか何かの主題歌かと思ったら、日テレの朝番組のテーマ曲として使われてたみたい。
朝番組(しかも、平日10時過ぎからの番組)で使われたからってことだけが要因ではない気がするんですが、どうなんでしょう……
なぜこの曲だけやたらと再生数が多いのか、普通に疑問です。
誰か知ってたら教えてください。笑

マカロニえんぴつは、ターゲットが明確な曲が多いですね!
20代の男女ターゲットですね。恋愛曲多め!ポップで平和的で聴きやすい曲ばかりです。
失恋ソングでも、ポップに仕上げて、すごく心が晴れるような気分になれますね。
楽器陣も、歌の邪魔をせず、ざっくりいうと、煩くないメロディです。
やはり、恋愛曲多め、となると、歌詞に重きを置いていると思うので、自分たちの魅せ方がしっかりとわかっているバンドだなぁ、と思いましたね。


恋愛曲多めのポップバンド。必ずランクインすると思いました。
共感恋愛曲を歌うのは、シンガソングライター、という時代はもう過ぎ去りましたね。
私たちの恋愛観を歌う新世代として、マカロニえんぴつは、名を上げていきそうですね。


5位(同票) milet

ハスキーかつ重厚感のある独特の唄声と、グローバルな存在感を放つソングライティングを兼ね揃え た女性シンガーソングライター・milet(ミレイ)。思春期をカナダで過ごし、現在は東京都内に在住。2018年より本格的に音楽活動をスタート。

数分前まで、初めまして、でした!笑
というのも、別アーティストを聞いているときに、Youtubeの広告で流れてきました笑
上位にも女性シンガーソングライターが入ってきましたね。
お名前、ミレイと読むんですね。(そこから)
ハスキーだけどちゃんと女性らしさを兼ね揃えてる歌声。(ん…デジャヴ…???)
あと、英語の発音が完璧なんですけど、HPに、”思春期をカナダで過ごした”との記載があり、納得。
19年にメジャーデビューで、今年、1stアルバムが発売されるそうです。
正直、歌声しか聞いてないのですが、ベテラン感がすごいです。
堂々たる歌いっぷり。
AIとか、家入レオのように、一人で音楽番組に立つ姿が、歌声から想像できちゃいます。いろんな企業からタイアップの依頼が来そう。
曲を聴いて、率直に感じたのが、洋画の曲とかにありそう、ってことです。
何かの曲に似てる、とかじゃなくて、歌い方、発音が、洋楽っぽいな、って感じました。
(と言いつつ、洋楽を全然聴いてないので、これまた適当言っちゃって申し訳ないのですが。)
発音が洋楽っぽい、というのは、英語はもちろん、日本語もどこか洋楽アーティストっぽいんですよね。
おそらく、言葉の伸ばし方、そして、ビブラートやしゃくり、大きくいうと、歌のテクニック面が、洋楽寄りなんだと思います。(言葉で説明するの難しい……)
世界でも通用しそうな実力派ですね。彼女がまだデビュー2年目というのが信じられません。
すぐに国民的アーティストになりそうですね!


シンガーソングライターは、今は国際的な方が注目されているんですかね。
そして、実力派揃いで、地上波に流れる音楽が高レベルなものばかりになる予感がします!


4位 TETORA

聞いたことはありますが全然知らなかったバンド!
大阪発の3ピースガールズバンド!
96年生まれと98年生まれ、という。(同年代、ってだけで応援したくなる現象に誰か名前をつけてください。。笑)
ギターを力一杯かき鳴らす姿。勇ましくて好きです。
ガールズバンドだからって、”可愛い”と思うなよ、みたいな、力強さが垣間見えます。
Youtubeに上がってる楽曲を聞いた感じ、恋愛曲が多いのかな、という感じ。
ガールズバンドで熱いMCを語ったり力強い演奏姿とかは、どうしてもHumpBuckがよぎってしまうのですが、HumpBuckは、私的に、夢を唄ってくれるバンドで。(メジャー前の曲の印象が強いので、最近のはあまり知らないのですが…)
TETORAは、そこが違うかな、と。コメント欄にもありましたが、楽曲テーマ的には、yonige寄りかなと。(恋愛曲が多いので)
そして、TETORAの特徴は、何と言ってもvo羽有音さんの声でしょう。
高音が特に特徴的ですよね。
力一杯振り絞ってるような高音。
かすれ声とノイズ混じりの声?こういう声をなんていうのだろうか…
高音だけガレージっぽいしゃがれ声になる特異声質、みたいな。(語彙力に問題有。笑)
こういう声を聴くと、喉痛めないのかな?と心配になるんですが、こういう歌い方をする方って、もともとこういう声質です、って方が多いので羽有音さんもその部類なのかも?
普通の人が、カラオケとかで真似て歌うと確実に喉痛めるのでご注意を。
あと、TETORAの楽曲は、3分ちょいの短い曲が多いですね。
短いながらも、しっかりと自分たちの色を主張し、聴く人への印象付けができている。
しかも、短いからこそ、もっと他の曲も聞いてみようかな、という気にさせているのかな、とも思いました。(実際私がそれです。)


ガールズバンドにアイドルのような可愛らしい音楽を求める時代は終わったのかもしれない。ガールズバンドこそ、実力主義の世界!みたいになる日も近いかもですね。
あと、個人的に、小柄な女の子が髪を振り乱しながら楽器をかき鳴らす姿に、すごく心惹かれます……
”女の子”が、”バンドマン”になる瞬間な感じがするんですよね。
すごくかっこいい。そんなかっこいいガールズバンドが求められてるのかもしれませんね。


3位 ヨルシカ

コンポーザーの”n-buna”がボーカル”suis”を迎えて結成したバンド。
ヨルシカ メンバー:n-buna[ナブナ](Guitar / Composer)
          suis[スイ](Vocal)

第二回の考察でも少し触れました、ヨルシカ。
私はナブナのボカロ曲を知らなかったんですが、友人に聞いてみたところ、かなり有名なボカロPだそうです。
15位にランクインしていた、秋山黄色同様、ボカロ色を感じる楽曲、となっています。(私は”ポスト米津玄師”と勝手に呼んでますが。)
ヨルシカが秋山黄色と異なるところは、ヨルシカのメンバーである、ナブナが、ボカロPである、というところですね。
そして、これは、完全にヨルシカの強みです。
ボカロ曲よりも、よりPOPに、キャッチーに昇華したのが、ヨルシカかな、と思います。
でも、ヨルシカの最近の楽曲って、他ボカロPの楽曲と比べて、あまりボカロ調を感じないんですよね……
(私が定義している、”ボカロっぽさ”についても第二回の考察で述べています。)
初期の楽曲を聴くと、あーボカロっぽいな、と思うんですが、最近のは全然思わない……
変化?いや、進化???
新しいPOPへの切り口を見つけ出してるような気すらします。
また、vocalであるスイの歌声を活かす”楽曲作り”、その道筋を、ボカロPでの経験からも自然とわかっているのかなーとも思います。
当たり前なんですが、歌詞含め、曲がちゃんと声に合ってる。
可愛らしく少し弱いけど澄んでる声だからこそ、若者の心情のような歌詞・曲がすごく合ってる、と感じました。


ヨルシカだけに留まらず、ボカロを経由してきた人たちが作る曲構成や完成度、そして知名度も含め、邦楽においてボカロPの可能性を感じますね。


2位 ニガミ17才

おしゃれ且つ変態な楽曲の表現。というテーマのもと、2016年結成。
岩下優介(Vo)を中心に、小銭喜剛(Dr)、イザキタツル(Ba)、平沢あくび(Syn)の4人で結成されたクリエイティブバンド。全員偶数月生まれ。

YoutubeでMVを見たことある方ならわかると思うんですが、
「お前が歌うんかい!!!」
ってなります。私も最初見たときなりました。笑
サムネとバンド名からして、ボブの女の子が歌うもんだと思うじゃないですか……
めちゃくちゃ裏切られましたね。
しかも、なんだこれは……
ラップ?なんていうジャンルに入るの?というか、歌詞なんて言ってんの???
という、第一印象は、頭がついていかない謎バンドでした。
”おしゃれ且つ変態を謳うクリエイティブバンド”
こちらはYoutubeの概要欄に書かれていた公式の謳い文句ですが、これ以上的確な表現はないでしょ、ってくらい的確すぎますね。
ダンスミュージックのようなノリを感じますし、メロディラインがかっこいい。
自然とビートを刻んでしまうようなメロディ。
曲が奇抜なので中毒性もありますよね。
でも確実に、これは変態としか形容できない…
凡人には理解できない領域の音楽、みたいな。
いわゆるおしゃれ音楽といわれるサウンドに、奇抜さを掛け合わせたものが、このバンドかなと。


このバンドがどう伸びていくのか、個人的にすごく興味ありますね…
コアなサブカル音楽好きからヒットしていく感じなのだろうか…
2位は納得の順位ですね。今後が楽しみ。


1位 Novelbright

Vo.雄大の心を震わす圧倒的な歌声、一度聴いたら忘れられない確かなメロディワーク、 細部まで練りこまれた楽曲アレンジに定評がある、大阪出身5人組ロックバンド。

なんと1位のNovelbright、初めましてです。(すみません……)
ここまでランキング順にたくさんのアーティストを見てきましたが、2020年のこれがバズるランキングの1位は、王道のロックバンド!!
なんだか嬉しい。
楽曲いくつか聞きましたが、これは公式の謳い文句通りの、圧倒的な歌声。
男性にしては、高めのキーですが、聞きやすい爽やかさと、よく響くブレない高音。
メロディライン的には、ロックバンドです!という感じのギターのピロピロ音とかドラムのビートとかがあるんですが、この歌声が入ることで一気にPOPに昇華されて、すごく聞きやすくなってますね。(ロックが聴きにくい、というわけではないですよ!!笑)
ちゃんとロックバンドでありながら、J-POPに通用する楽曲。
簡単にいうと、バンドに興味なかった人たちにも刺さるような楽曲。
これは確かに、バズるな!!!と!!
第二回で、昨年の流行りについて分析していきましたが、国民的なアーティストになる、みたいに大きく世間に認知されるためには、POPな楽曲というのは欠かせない要因となっているかと思います。
このバンドは、それを強みとして全面に出してきてますよね。
そしてこの王道的な爽やかさが聞いてて気持ちいいですね!
スポーツ系のアニメ主題歌とかになってほしい!!もしくは、朝の番組のテーマソングとか!


ちゃんとロックバンド。聴きやすい澄んだ高音。POPな楽曲。
ヒットしないわけがないでしょう!ここまで爽やかさにステータスを全振りしました!みたいな楽曲を作るバンド、最近少なくなってきたような気がします。
昔のアニメ主題歌とか、こういう心晴れやかになる楽曲が多くなかったですか??
そういったこともあり、どこかちょっとだけ懐かしさも感じます。
そして、いろんな流行がありましたが、万人が求めている音楽、って、結局のところ、こういうスカッとするようなものなのかな、と思います。



三回にわたり、ランキング15位〜1位まで見てきました!
本当にいろんなアーティストがいて、初めましての方もたくさんで、勉強になりました!(本当に)

個人的に思ったことが、

女性シンガーソングライターでは、ハスキーな力強い歌声アーティストが注目されてますね。日本だけにとどまらず、国際的に評価を受けるような歌声の持ち主。

アイドルは、確実に、数年前のアイドルとは画一された立ち位置になっています。
一人一人のキャラクターがしっかりとあり、個性的なアイドルグループが多くなってきているかと。

あと外せないのは、ボカロ系統の楽曲を作り出すアーティスト達。
もともとの作曲センスをJ-popへと昇華する人が増えてきたと感じますね。

そして、バンドは、やはり多種多様で……笑
理解不能なバンドも多くなってきてますね笑
中でも、ガールズバンド、女性voバンドの飛躍がすごいな、と感じます。
男性にも負けない力強さ、演奏力、そしてまっすぐな歌詞が、求められているのかな、と。
ジャンルでいうと、メロウな(結局適切な言葉が見つかりませんでした笑、ダンスミュージック?)バンドの人気は健在ですね。
フェスやテレビでも多くピックアップされるようになり、アップテンポで縦ノリな曲を出せば流行る!!フェス受けバンドがバズる!という流れは確実に変わってきていますね。


年々、ストリーミングサービスも浸透してきていますし、
いろんなジャンルの、いろんな音楽が各所で聴けるようになり、明らかに曲との出会いの場が増え、音楽が、より私たちにとって身近なものになっているように感じます。
また、そういったこともあり、ジャンルを絞らず幅広くいろんな曲を聴くようにもなっているのかなと。

多種多様なジャンルの音楽が流行っていますし、より、リスナーが音楽を選ぶ時代になってきてるな、という感じがします。



うーん、
来年のランキングは混沌としそうな予感がしますね…笑



さて、やっとランキングの振り返りが終わりました。笑
今回でこの題は終了です!ありがとうございました!!

ではなく!!!

次回は、このランキングを踏まえて、今年もっと知名度が上がるであろう、3バンド(アーティスト)を紹介します!
めちゃくちゃ個人的なチョイス!!!
3つに絞るのめちゃくちゃ悩みました……


というわけで、次回(木曜日更新)、最終回です!
そして、昨日から仕事が再開しております〜〜
早起きが辛くて辛くて……生活リズムを直すのにしばらくかかりそうで、もう既に不安です……
あと、安直ですが、通勤電車、人が少ないとはいえ、やはり怖いですね……
そして、変わらず休日は外出自粛していきます。(怖いのですしね……)

みなさんも、体調にはお気をつけて。



きいろ。

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