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ambrが注目するメタバース最新ニュースまとめ【2023年10月19日】

こんにちは、株式会社ambr PRチーム 伊藤です。

今回もambrがピックアップする最新のメタバース・VR関連ニュースをお届けします。



アバター用G-SHOCK”発売、VRメタバース上に仮想店舗も

カシオ計算機は、VRメタバースの社交プラットフォームである「VRChat」上にG-SHOCKの仮想店舗を開設しました。この仮想店舗では、友人と集まりながらG-SHOCKのカラーカスタマイズを楽しむことができたり、カスタマイズしたデザインのG-SHOCKをアバターアイテムとして使用、購入も可能です。

カシオが「VRChat」でG-SHOCKの仮想店舗を開く動きは、ブランドがメタバースという新しいフィールドに進出する流れを示しています。これは、新しい消費者とのつながりを求め、特に若い層にアピールする戦略といえるでしょう。

店舗内での時計のカスタマイズ体験や、アバター用のG-SHOCKを提供することで、消費者との新しい関わりを築く試みが見受けられます。実際の店舗の再現は、バーチャルとリアルの結びつきを強め、より魅力的な体験を提供すると思われます。

また、アバターアイテムとしてのG-SHOCKの提供は、新しい収益の機会を追求していることを示しています。

今後のブランドの動向として非常に注目するべき事例と考えています。


大丸松坂屋百貨店が、アバター販売でメタバース事業へ参入 老舗百貨店がメタバースにチャレンジする理由とは

大丸松坂屋百貨店がメタバース事業に参入し、アバター販売を開始します。

プレスリリース

デザイン性やクリエイターとの関係構築に重点を置き、豊かなメタバースライフを提供することを目指しています。将来的には公式ワールドの作成やイベント開催、コミュニティ運営なども検討しており、「メタバースの百貨店」として成長していく意欲を示しているとのことです。

大丸松坂屋百貨店は、以前よりメタバース領域に進出しており、2020年より世界最大規模のVRイベント「バーチャルマーケット」に仮想店舗「バーチャル大丸・松坂屋」をスタートし、以後5回の出展をしています。

老舗の百貨店のメタバース領域へ進出は 、伝統的なリテールビジネスの進化と変革の典型的な例と言えるでしょう。従来の百貨店の魅力、デザインの良さや上質な商品の提供、そして一貫したブランド体験をデジタル空間へ持ち込む試みは大変興味深いものです。

また公式ワールドの作成やイベントの開催、そしてコミュニティの運営といった展望を持つことで、百貨店としてのリアルな空間での接客経験やイベント運営のノウハウをメタバースに適応させる可能性が見えてきます。このような取り組みは、伝統的な百貨店がデジタル領域でもその価値を継続的に提供し、新しい顧客層を魅了する手段となるでしょう。メタバースが急速に発展する中、大丸松坂屋のこのような前向きな取り組みは、業界全体のベンチマークとなり得ると考えられます。


山梨県甲府市、メタバースにひきこもり相談窓口を設置。アバターで相談しやすく

山梨県甲府市の健康支援センターが、ひきこもり支援施策として「甲府市メタバース 心のよりどころ空間」を開設しました。NTTコノキューのプラットフォーム「DOOR」を活用し、アバターを通じて匿名で相談ができます。この取り組みは、高齢化するひきこもり当事者や家族がアバターを使って気軽に相談できるようにするためのものです。

メタバースを活用することで、匿名性を保ちながらも実感あるコミュニケーションが可能となり、相談者が心の障壁を感じずに相談することが期待できます。また、相談窓口をデジタル空間に設けることで、時間や場所の制約を受けずに、気軽にサービスを利用できる点も大きなメリットとして挙げられます。

一方、デジタル技術への慣れやアクセス環境がない人々にとっては、利用への敷居が高くなる可能性も考慮する必要があります。このような点を考慮しながらも、甲府市のこの取り組みは、現代の課題に対して革新的な方法でアプローチしている好例と言え、他の自治体や組織にも広がっていく可能性が高いと感じています。


『ガンダムメタバース』一般アクセスが10/12より開始。

10/12から一般アクセスが開始されている『ガンダムメタバース』では、イベント限定ガンプラの販売やメタバースライブ、アニメのウォッチパーティーなどが実施されます。パソコンやスマートフォンからアクセス可能です。

6種類のイベント限定ガンプラが販売されるほか、メタバースライブやアニメのウォッチパーティーも楽しめます。ガンダムナビアプリやガンプラファンコミュニティ「ビルダーズノート」も公開中です。

アニメやガンプラといったガンダムのファン層にとって、新しいエンターテインメント体験を提供するものとして非常に魅力的です。実施されるコンテンツも、ファン同士のコミュニケーションを活性化させる要因となるでしょう。
また、複数のデバイスからのアクセスが容易になっている点も、参加の敷居を低くしている要素と言えます。ガンダムブランドの新しい取り組みとして、ファンの間での話題性や関与を高める大きなチャンスであると期待が高まっています。


NTT、リアル世界のスポーツの映像・音響・振動・体感をメタバース空間で再現する「xRスポーツ」技術を発表

日本電信電話株式会社(NTT)は、実際のサイクルロードレースのデータや映像・音響を元に、メタバースのバーチャル空間でリアルに再現し、実際にロードレースに参加しているかのような体験を生成する「xRスポーツ」技術を発表しました。

ニュースリリース

この技術は、宇都宮で開催されるジャパンカップサイクルロードレースでデモ展示され、遠隔地からでも実際のレースに参戦しているかのような体験が可能となります。

「xRスポーツ」技術は、スポーツとテクノロジーの新たな融合として非常に注目されるものです。メタバースを活用し、実際のサイクルロードレースの体験をバーチャル空間で再現することは、スポーツファンや参加者にとって革新的なエンターテインメントの提供となるでしょう。
この技術が私たちのエンターテインメント体験をどのように豊かにするかを示唆しており、楽しみな未来の一端を感じさせてくれます。


ワントゥーテン、KADOKAWAが推進する書店DXサービスの「AI書店員」にChatGPTと連携した独自AIを提供

ワントゥーテンは、KADOKAWAとの協業により、書店DXサービス「AI書店員」にChatGPTと連携した独自AIを提供することを発表しました。この体験型コンテンツは、有隣堂各店舗で展開され、AIからのいくつかの質問に答えていくと、お客様に合った書籍をレコメンドするといったものです。

AI書店員は、新たにChatGPTの技術を導入し、対話性とレコメンド体験が向上した新バージョンとなっています。

KADOKAWAとワントゥーテンは、書店業界における来店者数や書店数の減少といった課題の解決に向けて、2022年から共同プロジェクトとして“未来の書店プロジェクト”に取り組んでいます。
“未来の書店プロジェクト”では、VRやメタバース、AIによる書店のDX化を推進し、来店者数の増加や店頭での体験価値向上を目指しているとのことです。

書籍のレコメンドは、顧客の興味やニーズを深く理解することが必要ですが、ChatGPTの技術を利用することで、ユーザーの要望や興味を細かく捉え、それに応じた書籍を提案することができるでしょう。これにより、書店員のような熟練したレコメンドがデジタル上でも実現可能となります。

弊社でも社内でChatGPTの導入やVR×AI LaboratoryというR&Dに取り組んでいますが、AI技術は私たちの開発するコンテンツにおいて活用できる技術となると感じており、

このような取り組みを参考にしていきたいと考えています。

ambrのVR×AI Laboratoryの研究進捗はこちらからご覧いただけます。


最後に、ambrでは法人向けに仮想空間の設計・構築・運営を行なっています。

VRやメタバースにご興味をお持ちの企業様へのソリューションのご説明、お打合せ等も行っております。ディスカッションベースでのお打ち合わせも可能です。

どうぞお気軽にお問合せください。


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