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ジョブホッパーが20代中盤でスタートアップに行く理由②

 私が一番気にしていたのは、今後の人材紹介のビジネスモデルがどうなっていくのかという点です。人材ビジネス自体が景気に左右されやすいモデルですので、今後どうなっていくのだろうというのはもちろん当事者意識を持って考えていました。

特に私が従事していたのが新卒紹介ビジネスなのですが、社内のジュニア層を扱っている部署と比べた時に倍のクライアントや学生を応対していることに疑問を感じていました。どの部分に疑問を感じていたかというと、ビジネスモデル自体もそうなのですが、個人のスキルというより数を回したかどうかで売り上げが変わってくるシステムが構築されているような気がしたからです。

新卒紹介ビジネスに限らずではありますが、人材紹介には二つのスタイルが存在していると言えます。スタイルというとわかりづらいので売上の方法と表現します。

ひとつは今後も伸びていくだろうと予想されるスタイルで、エクゼクティブやハイクラス層の人材紹介です。会社によって違いはあるのですが、例えば年収800万円以上といったような年収で区切られたり、年収如何に関わらず代表やCXO、CFOなど主要な役職者のためのビジネスを指すこともあります。

ハイクラスの案件はコンフィデンシャルなポジションや、空きがあっても紹介が難しいものが多いです。だからこそ募集を出している会社の経営層や人事のトップとの繋がりが必要で、真似できないことがあります。そういう意味で今後も伸びていくだろうと表現しました。

もう一方でジュニア層の紹介は、ある程度仕組みを覚えていけば誰でもできることが多いのが特徴です。一度覚えればあとはルーティンで人を紹介していくことが可能なので、大量採用の会社や若くて体力のある素直な若手を求める会社がよく利用しています。

最近の傾向だとSaasで展開している会社や未経験から始められるSEの会社などがこれにあたります。私はこのジュニア層の紹介モデルから脱却したいと思って転職を決意しました。

#人材紹介 #転職 #転職エージェント


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