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僕らの脳はこうやって成長する

僕は高校を卒業して、1年間浪人生活を送りました。

当時、浪人生活を開始した時点の偏差値は30台でしたが、目標としていた大学は私立トップの大学でした。(入ることはできませんでしたw)

なので、勉強した時間と比例して頭が良くならないと絶対に合格できないと思い込んでいました。

しかし、僕の願いとは裏腹に、僕は夏までいくら勉強しても大した成長がありませんでした。

2,3ヶ月前に受けた模試と、結果が全然変わらない。

成長したという実感もあまり感じませんでした。

正直焦り、「俺は勉強しても成長できない人間なのか」と、落ち込んだ時もありました。

そのせいもあり、大事な夏場にモチベーションが下がり、気分転換にあるドラマを見ていました。

それが、「ドラゴン桜」です。

これは、元暴走族の弁護士が平均偏差値36のバカ学校のヤンキーたちを1年で東大へ合格させるという物語ですが、このドラマのあるシーンで僕のモチベーションは再び上がることになりました。

それは、生徒たちが夏まで勉強を追い込んでいたにもかかわらず、夏に行われた模試の結果が全然ダメで、生徒たちが勉強をボイコットしてしまったシーンなのですが、その時に教師役の弁護士が、あるグラフを生徒たちに見せました。

それがこちらのグラフです!




これは”学習曲線”と呼ばれるものです。

実際のドラマではテキストは書かれておらず、矢印2本だけが描かれているだけですが、今回はわかりやすいようにテキスト入りを用意しました。

さて、浪人当時の僕やドラゴン桜の生徒たちはなぜ、何ヶ月も勉強したのにあまり成長できず、模試の結果も良くなかったのか。

それは、僕も生徒たちも、青色の矢印のような成長推移をイメージしていたからなのです。

要するに、勉強した量や時間と成長推移は比例すると考えており、その際に実際の成長推移とのギャップを感じてしまったということです。

しかし、どうやら僕たちの脳は青色の矢印のような成長推移はしないみたいなのです。

実際は、赤色の矢印のような成長推移をします。

それをドラゴン桜で見た時に、「ということは、俺はこれから一気に学力が上がるのでは?」と思い、もう一度やる気になりました。

そしたら、秋に一気に学力が上がり、模試の成績も良くなりました!

志望する大学には残念ながら合格できませんでしたが、この脳の仕組みを知っているのと知っていないのとでは、これから何かを学んだり習得する際も、途中で諦めることはなくなるなと思いました!

でも、この仕組みは脳だけには限りません。

例えばほぼ全員が経験したことがあるであろう自転車が初めて乗れた瞬間。

最初は補助輪がついているので簡単に乗れますが、いざ補助輪を外して2輪で乗ってみると全く乗れず何回も何回も転んだ経験はありませんか?

何回練習しても全く乗れず思わず泣いてしまったという経験もあるかと思いますが、しばらく練習したらついに乗れ、しかも一回乗れるともう転ぶことはなく簡単に乗りこなせるようになりますよね?

これも、先ほどのグラフと同じで、練習量や練習時間と成長推移は比例せず、ある一定の量と時間をこなすとリミットが外れて乗れるようになるということですよね。

なので、受験生の人も、そうでない人で何かを学んだり習得しようとしている人も、この脳の仕組みを頭に入れておけば、もし壁にぶち当たった時でも、今ここで踏ん張って頑張れば、一気に成長できる!という気持ちになれると思います!

これはAIやコンピューターとは違う人間の人間らしい一つの魅力ですよね。


今日も最後までありがとうございました🤗


#大学受験 #浪人 #脳 #成長推移 #学習曲線 #自転車 #人間の魅力



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