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こだわりだすと中々難しい。

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最近いただいた案件で三面図を描いているのですが、
これが中々難しい。
バランス感覚がとても問われている気がする…。

学生時代なんかは室内設計の見取り図や3D模型を三面図に描き起こす作業など習って一通りは知っているつもりでいましたが、いざ数年も経ちあまり触れていなかった領域に再びふれると中々にどのようが良いかな?と戸惑うものです。

そもそもジオメトリ的なものを当時は描いていましたから、どちらかといえばその数年後に習った3D模型の造形の方が近しいのかな?と感じました。

中々に「可愛い」と「癒し」を追求し始めると、いつも描き出しているようにすっとはいきません。(すっととは言っても、後々見直した時にもっと可愛くできるだろう!と思い描き直すことも往々にあったりするのですが…。)

なにせ量産される可能性のあるものですから、慎重になるのは当たり前です。確かに私の行程の後に繋いで動いてくださる方々に任せてしまえば良いではないか、ということなのですが、どれほどやったらいいものか分かりませんので、出来る範囲内では自分なりにやっておきたいものです。

私のところへご依頼してくださったのですから、他でもない私のデザインが必要なわけで、そこを他責にまわしてしまうのは違う気がするのです。

私が出来ることは、私が思う今現在世界一可愛くて癒しになれる存在を排出すること!

やってみる前は面白くて楽しそう!と思っていましたが、いざやってみるとやはり必要な集中力と精神力がはんぱありません。(個人差はあると思いますが、私は結構費やします。)

最重要なのはやはり比例とかバランス感覚。

以前プロで衣服デザインなどファッションデザイナーをされている方にお話を伺った際に言われたことを思い出していました。

「全体的に見た感じ。遠くからも、近くからも。それを考えること。そのためには色の指定も、サイズの指定もミリ単位で事細かくきっちりとデザインすること。」

これが全てではありませんが、この「ミリ単位で」というのが異様に刺さりました。

描いている最中に「もう少し丸くしたら?後ろにずらしたら?もっと下の方が可愛く見えるんじゃないのか?」など色々と試行錯誤しながら自分の一番納得のいく形を探していきました。

初めに前からを描き終えて、次に横から。

横からの耳の部分を描く際にかなり苦戦しました。昔友人からもらったものをみてみたり、以前自分で作ってみたものを参考にしてみたり。

「あぁ、蓄積してきたものにやはり、無駄などないのだな。」と改めて認識しなおす瞬間でもありました。自分のもとに集まってくるものや残っているものたちに囲まれながら共に生きていく答えが正解だと思える瞬間。

どうにか「最高!!!!可愛い!!!」と思える前と横の図面を描き終え、まだ上からか下からかの図面が残っています。(これ、どちらも描いた方がいいのでは?と場合によってはと思っているので実際描いて見れば分かると思う。)

集中し過ぎて一息つくのにやることも描くこと。

何故か別物に思えるこの不思議な感覚。きっと人様の目に触れることには間違いないのだけれども、その後の行程が自分のみで済んでしまうのか、チームで動くのか、そこの認識の違いなのだと思う。

私の仕事は私に任せてもらって、プロの仕事はプロの方に任せて。

私は「可愛い」と「癒し」のプロになりたい。

それと、融合できているなと思うことの少ないデザインとのジャンルともなんとか上手い事できたらいいのになと思う。

時にべつものだと馬鹿にされたりしたこともあったりする。その様にこのジャンルを扱っている作家さんもいるのだから、その様な印象がついているのは仕方ないのだとは思うけど、実際そんなことなく出来ている人だっているはず。いなかったら作ればいい。

みんなそういうもの、受け入れてくれるのか?どうかは別として、実際見栄えのいいデザインが好きな人も一定の層いる。それをどれだけ違和感なく持ち込めるのか?っていうのを裏テーマにしてやっていけたらいいな。

普通にみても絶対的に可愛いけど、裏テーマがちゃんとあるからこそ普通にみても絶対的に可愛いって最強だと思う。

そもそも個人の好みっていうものがあるのだから、そんな絶対的なんて無理よ、とか夢のないお話はちょっと禁句ね。百パーセントは無理かもしれないけど、出来るだけ近づけられたら嬉しいじゃない。

出来るか出来ないかは別として、目指すものは届かなそうで届けるかもしれないと思えるくらいが丁度いいと思うから。その方がいっぱい頑張ろうって思えるでしょ。良いものを届けたいっていう気持ちは変わらないからね。

正直、ちゃんと受け入れてもらえるのかな?っていう不安はなくもないし、分からないことだっていっぱいあるけど、中途半端にしちゃうよりも、全力で頑張ってみて、結果にまだ改善の余地があったら次に生かせばいいし、いい結果だったら、次はどうしたらもっといい感じにできるかな?って考えればいいし。

結局学びとチャレンジに終わりはないっていうことだよね。今出来る全力でやってみるよ。度々全力を出したあとに休憩は必要になるから、さっとは中々できないんだけどね。壁がいくつかでてくるからね。ひとつひとつクリアしていこう。

その為の記録でもある。

残りのデザイン、気合入れてやっていこう。最高の可愛いを目指して。

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