見出し画像

AIで生成した画像でフォントを作りました。その2

概要

Stable Diffusionのimg2imgを使用して、いわゆる「AIで作ったフォント」を作りました。今回で2回目です。

魚や波が現れるようにプロンプトを設定しています。
ある文字は魚の群れが現れ、ある文字は濁点や文字自体が魚になり、またある文字は海草や流線型の形になったりと、Stable Diffusionはなかなかユニークな解釈をしてくれました。

https://github.com/amazusa/Magina/tree/master/002_Suizokukan


前回の記事はこちら→

前回から変えたところ、学んだこと

  • AFDKOを使用して、縦書きの際に縦書き用のグリフ(カギカッコ、句読点、小仮名などが、縦書きに適した配置・方向となる)になるようにしました。品質は良くなったかと思います。
    いままで設定してなかったのかい、と突っ込まれそうですが・・・。大変勉強になりました。

  • ネガティブプロンプトの設定とDenoising strengthを低くすることで、もとの字形から大きく外れたり、クオリティが低かったり、ノイズの多い画像になることを防ぎました。Denoising strengthはオリジナリティとのトレードオフになるので、このあたりの調整は難しいですね。

  • プロンプトを"vector logo"や"logo"とすると、ベクター形式のベタ塗りの画像が出やすくなるので、フォントと親和性が高いと思います。

以下、出力画像のサンプルです。
ではまた。

出力画像のサンプル



濁点の解釈が面白い

切り絵風の生物が現れた


;
下のカンマ部分の曲線が好き。上のノイズが何なのかは謎。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?