甘酒学__1_

【あまざけ学 2章】2種類の甘酒、あなたはどっち派?

「甘酒」ときいたら皆さんはどんな甘酒をイメージするんでしょうか。たとえば、漫画のワンシーンで甘酒を飲んで「ちょっと酔っちゃった」なんてシーンがあったりしますよね。なので「甘酒はアルコール飲料なのか!」と思いきや最近スーパーでブームになっている甘酒のを見てみると「ノンアルコール」と表示されている謎の現象に疑問をもっている人もいるかもしれません。

万人受けの米麹の甘酒と少し大人な酒粕の甘酒

これはアルコール成分を注入しているか、していないかという違いではなく・・・この2種類、名前は同じだけど実は全然違う味と成分の飲み物なんですね。

漫画のワンシーンで登場する「ちょっと酔っぱらっちゃう甘酒」は酒粕甘酒と呼ばれるもので日本酒を作ったさいに残る「酒粕(さけかす)」というものを原料として使っているので微量のアルコールが残っているというわけです。

それに対して最近ブームになっている甘酒は米麹甘酒と呼ばれるもので、わたしたちが普段食べている白米にこうじ菌という菌をかけて発酵させた「米麹(こめこうじ)」とよばれるものを原料にして作っていて発酵パワーでお米の甘さを最大限に引きだしている飲み物。アルコール成分は入っておらず、ノンシュガーです。

赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめる万人受けの米麹甘酒と奥深い風味を楽しめる少し大人な酒粕甘酒。

同じ名前だけど違う飲み物、しかしルーツをたどるともともとはどちらも「米」を由来としている親戚のような間柄。あなたはどっち派でしょうか?


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