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連載に手を出すな!
連載noteを、初めて書いてみた。
11月初旬、「新米ライター奮闘記2020’」という連載エッセイを書いたのだ。「こういう内容を第3回に分けて書きます」と断言したのが運のつき。「書かなきゃ、書かなきゃ~汗」と、仕事でもないのに締め切りに追われるような気持ちになってしまった。
結論、連載は簡単に手を出すもんじゃない。
というのは身も蓋もないので…新米ライターなのに「連載」という鎖を勝手に背負い込んだ末、何が生まれたかお伝えしよう。
「連載」については、少し話がさかのぼる。
7月頃、ライター師匠中村洋太さんに学び始めたときのこと。独自の取材記事を連載マガジンにしたいと相談したことがある。
「安易に連載にするのは自分の首を締めるようなものです。書いたあとに連載にするかどうか決めたらいいと思いますよ」
とご指導いただいた。
当時は「連載」という響きにときめいていて、「連載インタビュー」や「連載エッセイ」に憧れていた。
しかし中村さんのご指摘どおり、連載できるほど内容を膨らますことはできなかった。というか、中村さんに記事を書き直させてしまう結果になった。がっくり。でも、いつかやってみたいと思っていた。
今回「新米ライター奮闘記」を書こうと思ったのは、コンサルを受けるお電話のなかでの中村さんの一言がきっかけだった。
「コンサルを受けている皆さんの目覚ましい活躍について書きたいんだけど、忙しくて着手できていないんです」
「お、それなら自分で書こう!」と思い付いた。ざっくり構成を考えたら1万字くらい書けそうだった。それならGo To 連載!挑戦してみようと思った。
だがしかし、いざ書いてみたら「あんなことあったな。こんなこともあったな」と話が飛びまくる。チグハグな文章のオンパレードに頭を抱える。
「おいおい、おまえさんには時期尚早だったんじゃないのか?」
頭の中で悪魔の囁きが聞こえたが、いやいや!これはいつものこと。とりあえず思いのままバーッと書いてみた。そのあと「キラリと光るもの」と「自分が伝えたいこと」をもう一度見つめ直した。
その結果、第2回目の記事について中村さんからお褒めのLINEをいただけた。
「今朝のnote、メッチャ良い記事です!素晴らしい!」
中村さんから「メッチャ」がでたことは、わたしの書いた文章のなかで過去になかったと記憶している。最大級の褒め言葉をいただき素直に嬉しかった。
なぜ褒めてもらえたのか?深堀りしてみよう。
中村さんやライターコンサル仲間の方からのコメントをもとに、良い点をまとめてみた。
・良い人に見られたいという邪念がない。
・失敗談を素直に伝えていて共感できる。
・誰も傷つけないように書いている。
・脱線が少なく、読後感が良かった。
こんなところだろうか。
あとは、伝えたい相手が明確だったというのもあるかもしれない。ライターコンサルのメンバーさんに読んでほしかったのだ。
最近ライターコンサルのお仲間さんが、独自インタビューに挑戦されるというツィートを見て、「実はわたし、独自取材でこんな失敗をしましてね」と伝えたくなった。
新米ライターのくせにおこがましいのだが、文章から察するに皆さんめちゃめちゃいい人なので、おせっかいにも同じ罠に落ちないか心配だった。実際、わたしの取り越し苦労だったわけだが笑
もしかすると、わたしはギリギリのところで良いものが書けるかもしれないナ。
ギリギリ万歳。でも苦しい。「連載には手を出すな!」と頭の中で悪魔がささやく。
(記:池田アユリ)
お読みいただきありがとうございました! いい記事を書けるよう、精進します!