最近のインプット その3
今回は 小説と映画。
店長がバカすぎて/早見和真
古本屋をぷらぷらしていたときに目に留まった小説。
〝これを読むたびに退職を思い留まる〟という誰かの感想に惹かれた。
結局 人間関係も仕事も全部、情と縁で回っているのかも。
ヴィーガンズ・ハム
いや、そうはならんだろ。
と心の中で思いつつ、変な笑いが止まらなかった。
ただ面白いというよりも。
心の中でこっそり他人を蔑んだときに湧き起こるような 背徳感とか罪悪感。それに加えて、次々に人が死んでいくのになぜかわくわしてしまう 倫理に欠けた感情。
そういう、良くないものが全部包括された、良くないけれど楽しい〝面白さ〟だった。
この映画がお好きな方、たぶん〝タッカーとデイル〟も好きだと思う。
ちなみに結構グロい。
ハサミ男/殊能将之
王道ミステリーを読もうと思って購入し、5年くらい積読していた本。数ページ読んだところで、〝これは絶対に面白い本だ〟と確信した。
文章の書き方とか 場面の展開の仕方とか、自分の中の〝こういうの大好き〟の枠にピッタリはまってしまって。
500ページ越えとかなり長いけれど、決して退屈はしないはず。そして、もし騙されてしまったなら 物語は一周では終われないと思う。
あれ?という違和感に じわじわと気づいて。
〝もうすぐ読み終えられる〟という気持ちと〝絶対に終われない〟という気持ちを交互に味わいながら、ページを捲るはめになる。(私は結局2回読んだ。)
多くを語れないのがもどかしいくらい、本当に面白かった。
ラットマン/道尾秀介
過去に 記憶をなくすほどプラチナデータにのめり込み、ハサミ男も自分の中で大ヒットした。ということは もしかして私、ミステリーが好きなのでは?と思ってもう一冊。
すごく正直に言うと、読んですぐに〝しまった、恋愛が絡む内容だったか……〟と思った。そういう系統のミステリーは苦手だったから。
面白い!とか夢中になる!という感じでもなく、好みのストーリーでもなく……なのに、ついページを捲ってしまう。最後まで黙々と読み続けてしまった。
なんというか、登場人物全員がちょうど気持ち悪い 。誰も手放しで好きになれないところが、あぁなんか人間ってこうだよなと思う。ミステリーにしては珍しく、それくらい心象や行動がリアルなのだ。
ちなみに私、いつの間にかこのじっとりした人間模様が癖になっていたようで。ちょっとほかの道尾作品も読んできますね。おすすめがあればください。
南極料理人
友達からのおすすめ。
これ。本当に最高だった。
あまりにもあまりにもすぎたので、エンドロールが終わった後、もう一度再生ボタンを押した。長年決まらなかった、私の好きな映画トップ3に入ってしまうかもしれない。
ちなみに、主演の人 まるで堺雅人みたいだ と思いながら観ていたら堺雅人だった。そりゃ面白いよな。
21ジャンプストリート
じゃあ書くなよという感じだけれど、自分の備忘録を兼ねているので許してほしい。
ごはんを作りながら観ていたからか、私に海外文化の教養がないからか。
あれ?この人なんでこんなことを?作戦だっけ?いや、この人はこの人のこと好きなんだっけ?罠だっけ?と、ぼーっと脳が情報を処理しているうちに終わってしまった。ごはんも別に完成しなかった。
ちなみにあらすじ。
面白そうすぎる。もう少し洋画の訓練を積んで再視聴します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?