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日経の本ラジオさんでお話を。

日経BPさんが運営していらっしゃる「日経の本ラジオ」で、拙作『和らぎの国 小説・推古天皇』を取り上げた回の配信が開始されました。全3回。私も作品についてお話させていただきましたので、ご興味の方はぜひお聞きいただければ幸いです。

第1回は作品の紹介と執筆のきっかけ、登場人物について。

少しだけ補足をすると、本作では天皇や皇族が割と気楽に外出したり、何なら川で田螺を採ったりしています。
古墳時代末期から飛鳥時代初期のことですから、身分を権威づける日常行動の様式化や儀式化という考え方は、まだ浸透していなかった、という想定ですね。

そもそも、当時は大君(=天皇)の権威も低下していた時期で、決して超然とした存在ではありませんでした。それも踏まえて、推古天皇をある意味では普通の人っぽく描いています。

では、何が推古天皇を天皇たらしめたのか……という点については、ぜひ作品で確かめていただければ幸いです。

ちなみに、こちらの「本ラジオ」さん。

日経の本ラジオでは、日経BPが発行する専門書や実用書、小説などを紹介します。著者、編集者による解説や関連する最新トピックもお伝えしていきます。本を読んだ方も、まだ読んでいない方も、ぜひお楽しみください。

ということで、すでに250回以上の放送をされています。

言わずと知れた日経BPさんですから、ふだんはビジネス書を中心に専門書や自己啓発本などをご紹介されていますので、小説の紹介は割と異端ではありますね。

とはいえ、『和らぎの国 小説・推古天皇』も前作『利生の人 尊氏と正成』も、組織論や仕事論なんかを意図して取り入れており、社会人やビジネスパーソンの皆さんにも、参考にしていただけものになっているのではないかと。
そんな目線でも読んでいただけたら嬉しいです。


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