世界最高峰写真サイト「1x」の利用方法と1xを使った上達方法
みなさんこんにちは
あまと〜です
2022年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、
みなさんは撮った写真どのような場で公開されていますでしょうか?
また、撮った写真について批評を受ける場を設けていますでしょうか?
前者に関してはTwitterやInstagramなどを使用している人が多いと思います。
ただ後者についてはいかがでしょうか?
実際に自分の写真に対しての批評をもらっているという人は少ないかもしれません
SNSというオープンな場で写真の批評というのは自分から求めない限り起こりづらいです。
上達を考えるようであればやはり他人からの批評というのは必要な要素の一つであると思います。
ではどのような場で批評を受ければ良いのか
僕は1x.com(ワンエックス)という世界最高峰の審査制写真投稿サイトを使用しております。
僕自身1xを使用して1年経ちますが、作風はこのように変わりました。
Instagramのギャラリーです。
本記事では1xの紹介1xの使い方、そして1xを使用した上達方法について書かせていただきます。
特に以下の1つでも該当する方は必見です。
沢山の批評を受けて上達したい
SNSで作品を上げるだけでは物足りない
SNSウケを考えることに飽きてきた
世界レベルにチャレンジしたい
細かいところまで説明していますので長い文章になりますが、ぜひ最後までご覧ください。
1xとは
ここで1xの説明を簡単にしますと、
世界最高峰の審査制写真投稿サイトというものになります。
ここでいう世界最高峰というのは審査が厳しいということになります。
つまりレベルの高い作品が多いということです。
ここでいうレベルの高いとはどういうものなのか、実際に1xのギャラリーを見てみましょう。
1x.com (クリックして開いて下さい)
初めて見る方はびっくりするかと思います。
「写真という感じがしない」と
photographを写真と訳してしまったがために日本人の多くは「写真=真実を写すもの」と捉えがちですが、photographの語源はphoto = 光 graph = 描写 という意味になります。
つまりカメラで写したものに自分なりの解釈も加える(描写)ということになります。
この辺りを話そうとするとかなり長くなってしまうので今回はこのくらいの説明にとどめておきますが、1xでは撮って出し作品というのがとても少ないです。
(ジャンルにもよりますが。。。)
もちろんこのようなフォトアートのような作風が苦手な人もいるかと思いますが、
1xでは芸術性の高い作品を揃えており、それゆえに「世界最高峰の審査制写真投稿サイト」と言われております。
前置きが長くなりましたが、次のセクションでは1xの特徴と投稿方法など解説していきます。
※ここ1年、1xは仕様変更が多く、本記事では2022年1月時点での仕様・表示画面の解説になります。今後使用が変わったときはできる限りnoteの更新をしようと思います。
投稿するまでのフロー
先ほどご紹介しました通り、1xは審査制写真投稿サイトということもあり
写真の投稿→審査→(審査が通ると)1xのギャラリーに表示される or(審査に通らない場合)1xのギャラリーに表示されない というフローになっております。
1xのフローについては図でまとめてあるのでこちらを元に説明できればと思います
では説明していこうと思いますが、
1xにて作品を投稿するにはサブスクリプションでの有料登録が必要になります。
サブスクリプションに登録すれば晴れて1xのメンバーになります。
では1xに登録したら何を目指すべきなのか。
1xをやるからには目指すべきところはAwardの選出になります。
具体的な説明は後述しますが、Awardに選ばれるのが投稿される写真全体の1%未満なので、選ばれたら自信を持って良いと思います。
では改めて最初からフローの説明をしていきます。
1.写真の投稿
まずは作品を投稿する必要があります。
※今回は基本的にPC画面で説明ですが、スマートフォンでも同じです。
マイページ(自分のプロフィール画像を押すと開けます)からimagesを選択します
上の画面が開きますので赤枠の「Click or drop here to upload」という箇所があるので、こちらから作品のアップロードを行いましょう
画像のアップロード完了後imagesのところに反映されます。
1-1 作品情報の記入
これではまだ画像をアップロードしただけなので情報の入力をしていきましょう。
アップした画像のサムネイルを押すと情報を入力する画面が開きます。
1-1-1 タイトルの記入
タイトルは英語で記入するようにしましょう。
英語が苦手な方でもDeepLなどの翻訳サイトを使えば大丈夫です。
1-1-2 作品の説明の記入
こちらでは「なんでこれを撮ったのか」「構図やレタッチで気をつけたことは何か」など作品の説明を英語で記入しましょう。
ただ、こちらは任意なので必ずしも入れる必要はありません。
こちらの有無でPublish・Awardの確率は変わってこないとは思いますが(経験則)、
入れることにより的確な批評をうける可能性がたかまりますし、何より自身の整理につながるのでできるかぎり入れるようにしましょう。
英語での記入になりますがタイトルと同様翻訳サイトを使えば難なく入れられるかと思います。
1-1-3ジャンルの選択
プルダウンでジャンルの選択ができるので該当のジャンルを選択しましょう。
自分の作品がどのジャンルがどれに当たるのかわからない場合は1xのギャラリーでそれぞれのカテゴリの作品を見てみましょう。
1-1-4タグの設定
こちらでは自分のアップした作品に該当するものを選択しましょう。
複数選択できますが、これを沢山設定したからといって何か変わるわけではありません。(正直これがどういうところに反映されるかよくわかってません。)
1-1-5 写真販売の有無
1xでは作品のプリント販売もしております。
そのため、作品のプリントを1xで販売していいか?という確認になります。
プリントが売れれば一部自分にも取り分が入ってきます。
Yes or Noの選択をしましょう。
ここまで終われば作品情報の入力は終了です。
ただ、この時点ではまだ審査には出していません。
Statusを見ても「Not posted」になっておりますのでこれから「Post」します。
1-2 提出(Post)
実際にPostするには該当作品の右側の「Detail」を押します。
そうすると先ほど入れた情報が反映されています。
問題なければ「Send to curators」を押すと提出完了です。
(タイトル含め、作品情報は提出後でも変更できます。)
ページ下部の「Show technical details」を押せば機材情報や設定など入力するページが立ち上がります。
ちなみに1度で同時に審査に出せる作品は1つです。
2.審査(評価)
無事投稿が完了すると審査に入ります。
審査には3日〜1週間ほどかかりますが、その中でMemberによるキュレーションとExpertによるキュレーションという段階を踏んでいきます。
投稿が完了したらあとは放置プレーなのですが、審査状況をリアルタイムでも見ることができます。
images画面から該当作品の右側の「Details」を押します。
そうすると今どこまで審査が進んでいるかと、投稿した作品の現時点でのスコアのようなものが出てきます。
まず上のCuration Progressについて、この作品はMember curatorsまで審査が進んでいますが、MemberとExpertの違いを軽く説明します。
Memberは1xに登録しているユーザーです。
つまり登録しているあなたも当てはまります。
1xに登録していればあなたも他の人の作品を評価することができます。
少し話がそれましたが、まずはMemberによる評価が始まります。
その中で他の作品より評価が良いとスコア(パーセンテージ)が高くなります。
逆に言えばこれが低いと早々にNot Selectになります。。。
僕の肌感覚、Publishを目指すのならば60〜70%は目指したいです。
ただこのスコア(パーセンテージ)が絶対ではなく40~50%でPublishされることもあります。
そしてスコア(パーセンテージ)だけでなく、Memberの評価が進んだ段階から自分の作品のGoodポイントとBadポイントもわかるようになります。
さらに項目での評価以外にもコメントもいただくことができます。
そしてMemberが終わると次はExpertに進みます。
Expertはいわゆる1xの中の人達で1日に大量の作品を見て評価している人達です。
もちろんMemberも実力者ばかりですが、Expertはさらにその上をいきます。
Expertでも同じようにスコアが出てきます
3.審査(評価)結果
審査が終われば結果が出ます。
Not Selectの場合はメールはこないため自身で1xの画面を確認する必要がありますが、Publishの場合はメールが来ます。
そしてこのメールの下部からPublishされたことを証明する画像をダウンロードすることができます。
フロー図にはPublishになるパーセントを10~20%と書いておりますが、
こちらは公式で発表されているものでなく、完全に僕の肌感覚です
※追記
1xを使用している複数の方にご意見いただきましたが、Publish率に関しては2021年末からかなり高まっております。
(確かに2021年中頃は20%ぐらいで厳しかったが、あったが、現在は70%ほどとかなり緩くなっている)
ジャンルによって違う可能性もあったりで厳密なPublish率がどれくらいかは不鮮明ですが、現在ではかなり高い確率でPublishされるようです。
Not Selectでも落ち込まずコメントやGood Badポイントを真摯に受け止め次の作品に生かしましょう。
そしてセクションの最初の方で「1xをやるからには目指すべきところはAwardになります。」と説明しました。
Publishの中からさらに厳選されたものがAwardになります。
もしAwardに選ばれた場合、Publishから5日ほどでメールが来ます。
これも僕の感覚ですが、PublishからAwardに選ばれるのが10%ほどでした。
※追記
先ほどの追記の通りPublish率が上がっているので、Publishから Awardになる確率はかなり低くなっております。
Publish率が60〜70%だとするとPublishからAwardされるのは2〜3%ぐらいになります。(かなりハードルが高い)
Awardになると先ほどのPublishと同様、証明画像がダウンロードできます。
逆にいうとPublishされてから1週間ほど経ってもAwardの通知がなければそれはPublish止まりということになります。
Detailsで見られるスコア(パーセンテージ)で95%以上あるとAwardの可能性は高くなると思います。
ただ、99%でもAwardまでいかなかったものもあるのでスコア(パーセンテージ)だけで一喜一憂しないようにしましょう
1xで目指すところは一旦Awardですが、フロー図を見るとAwardの先にTwitterでのシェアがあります。
1xにはTwitterのアカウントもあるのですが、そこではAwardに選ばれた作品の中から1日3枚の作品がツイートされます。
投稿された作品の中から1%に絞られたAwardからさらに3枚に絞られるという、もうよくわからない次元になります。
僕は20回以上Awardに選んでもらっていますが、Twitterシェアまで行ったのはこの1枚のみです。(1/20でも良い方なのかもしれない…)
TwitterシェアはPopularの上位にある作品が選ばれることが多いです。
作品への「お気に入り」の数が多いとPopularの上になる確率が高くなりますが、必ずしも「お気に入り」の数が多い順から並んでいるというわけではありません。
お気に入り数は、Twitterでいうブックマーク機能も兼ねているのでSNSのように何百ともらえるわけではありません。
1xでAwardに選ばれやすい作品
ここまでで1xの紹介と投稿仕方、フローについて説明してきましたが、
ここからはどのような作品がAwardに選ばれるかや1xを使った上達方法など説明してまいります。
ここまで記事を見たみなさんならお分かりだと思いますが、Awardに選ばれるのはかなり大変です。
ではその中でどのような作品がAwardに選ばれやすいのか2点あげさせていただきます。
メッセージ性がある
ただ撮った写真ではAwardされる確率は低いと思います。
どのような思いで作っていっているか言葉なくとも伝わる作品である必要であります。
レタッチで見せたいところは強調し、そうでないところは彩度を下げたり暗くしたりするなど写真に対して自分の意図を加えていきましょう。
細部まで気を遣えている
どんなにメッセージ性があっても後処理が甘かったり、意図していないブレやピンずれがある作品では厳しいでしょう。このあたり結構見られてます。
と抽象的に書きましたが、全体的な傾向としては
キラキラしてるものより暗めの作品
「写真」より「フォトアート」な作品
主題がはっきりしていない抽象的な作品も多い
かなぁと思います。(かなりざっくりですが)
TwitterやInstagramなどのSNSは写真をやっていない人に対してアプローチすることが多いですが
(だから定番構図や派手派手な写真が伸びる)、
1xはphotographということに対して真摯に向き合っている方々の集まりからなっております。(わざわざお金払ってまで1xに登録しているため)
そこに小手先なテクニックや一般受けしそうなコモディー化した写真は通用しません。
例えば風景写真であれば、それがどんなにロケーション、シチュエーションが良くても、ただ撮っただけのものであれば、それが選ばれる可能性は低いでしょう。
逆に言えば本当に自分が表現したい作品で全力でぶつけられる場とも言えます。
とにかくまずは他人に受ける作品ではなく自分ウケする写真で挑戦してみましょう。
撮影からレタッチまで全力でやったのにセレクトしてくれないのが1x。めげずに頑張りましょう。
僕は何度も心折られています。心折られたら気軽に相談してください。
1xを使用した上達方法
僕はここ1年、1xを軸に作品作りをしてきました。
1年ぐらい前まではPublishで歓喜、Awardなんて奇跡といった感じでした。
それが現在ではPublishはほぼ100%、Awardも40%ほどの確率でいただけるようになりました。
そのようになれたのはとりあえず作った作品を1xに投稿して一喜一憂したからではなく、
ひたすら批評を受けながら(何度心を折られたことか)自分が直すべき改善点と次の作品ではどこに気をつけるかを細かく分析したからだと思います。
(偉そうに言ってますが僕もまだまだです)
1xではphotographに対して真摯に向き合っている方々から批評を受けることができます。それを使わない手はありません。
Member審査(評価)の段階でコメントやGood・Badポイントで自分の作品のへの批評を確認できると書きましたが、それだけではまだ不十分です。
細かい批評をリクエストする
作品詳細の画面からさらに細かい批評を受けることができます。
その作品がNot SelectだろうがPublishだろうがAwardだろうが批評のリクエストを送ることができます。
Not Selectでも批評を受けて改善し再度Postするのも良いと思います。
マイページ>image>該当写真のdetailからRequest critique を選択します。
そうすると作品について記載するウィンドウが出てきます。
作品を投稿する際に記入した情報よりももっと細かい粒度での情報と、どのような批評を受けたいのか(構図・レタッチ・設定など)を記入しましょう。
ここではより詳細に書くことが大事です。
「とりあえずなんでもいいから批評を受けたい」ではなく、批評を通してなにを知りたいかのゴール設定が大事です。
批評をいただけたかどうかは1xの画面の右上にあるベルマークを押すと見ることができます。
新しい通知があるとベルマークが赤くなるのでその際は要チェックです。
1~2時間で5件ほどの批評をいただきました。
なかなかの長文で良いところと改善するべき点の批評をいただいております。
この批評だけで月額分以上の価値はあると思います。
批評をまとめて自己分析をする
あとはエクセルやメモ帳などその作品に対する批評をまとめます。
最初はかなり手間に感じていましたが、続けていくうちに楽しくなってきました。
ただ批評を見て「ふーん」で終わるのではなく、それを次に意識できる仕組みを作ってみましょう。
もちろんこの方法もあくまで僕の中でも方法になるので、合わないなと思ったら違う方法を試してみるなど自分自身にあうようにしましょう。
(むしろ活用法発見したら教えてください。)
ちなみにこちらが僕の1xのページになるのでよければご覧ください。
まとめ
以上
1xの説明
1xでの投稿フロー
1xでAwardに選ばれやすい作品
1xを使用した上達方法
について書かせていただきました。
今までTwitterやInstagramに写真を投稿して楽しんでいましたが、
1xを始めたことにより表現の仕方がより自由になりました。
「写真はこうでないといけない」「ウケる写真はこうである」という考え方はなく、本当に自分が表現したいように作品を作りそれをぶつける。
しかもそれに対して批評をいただける。
まさに求めていたものはこれだと思いました。
世界最高峰と呼ばれる1xですが、だからといって臆することはありません。
始めることに対して資格も実績もいらないのでまずは飛び込んでみてはいかがでしょうか。
すごい長い文章になりましたが少しでもお役に立てることがあったなら幸いです。
noteの他にもYouTubeでもカメラの上達方法について解説しているのでご興味ある方はご覧いただけますと泣いて喜びます。
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?