見出し画像

渡部昇一流『四書五経』の解釈

137、時の流れは川の如し

🌏逝く者は斯の如きか。昼夜を舎かず🌏(『論語』子罕第九)

ある時孔子が川の側に佇んで、水の流れを見ながら言った言葉である。
「ああ、過ぎていくものはこういうものか、昼夜をおかず休まずに流れていくな」と。

アレキシス・カレルは『人間この未知なるもの』の中で、
時間には物理的な時間と人間の肉体的な時間の二種類あると考えている。
例えば、同じ速さで流れる川の側を、ある人が朝早くから歩いたところ、
朝早く起きたばかりの時は、どんどん足が進んで川の流れが遅く見える。
ところが、昼過ぎてくると、だんだん川の流れが速く見え、
夕方、足を引きずって歩くようになると、同じ川が恐ろしく速く流れているように見える。カレルはそれを生理的な時間と呼んだ。

歳をとると時間の経つのが早いというのも同じ。
子供の頃は「早く来い来いお正月」と言ってもなかなか来ないのに、
歳をとると「あ、もうお正月か」という感じになる。

孔子も、老齢になって時の流れが早く感じたから、
こういう素直な感想を述べたのではないかと思うのである。


ピラミッドの住人

今日は信仰についてお話しさせていただきます。
と申しましても私は無宗教で無信仰です。
ですが、在籍している宗教が一つございます。
「誠成公倫」というところです。唯一席を置いているところです。
これまでも宗教のお誘いはありました。自ら乗り込んだところもあります。
その結果、宗教は誰が教祖になるかで大きく変わるものを見ました。
仏教やキリスト教がなぜこんなにも続いたのかといえば、
誰もが釈迦やイエス・キリストに敬慕や信頼を寄せているからです。
日本も皇族の人々を信仰の対象にしています。
私だってその一人です。しかし、信仰心というものはありません。
宗教なんて考えてみただけでも嫌ですね。
しかしながら、宗教の虜になる人は多いです。
そして宗教にまつわる事件も数知れません。
かといって宗教を否定できない私もいます。
敵は100万味方は私一人、とても勝ち目はありません。
でもそんな私を鼓舞するかのように1匹の蜂名前をムサシと言います。
その蜂のムサシがお日様に向かって飛んでいきます。
もちろん、蜂のムサシは死んでしまいます。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😄






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?