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渡部昇一流『四書五経』の解釈 291

😈  人の行動は本質を表す  (『論語』為政第二)

🌍  その以(な)す所を視、その由る所を観、その安んずる所を察すれば、人焉(いずく)んぞ痩(かく)さんや、人焉んぞ痩さんや。

ある人が何かをするのを見て、行動の理由を考え、その行為をよしとしているかどうかが分かれば、その人の本質はもう隠しようがない。

これは教育の問題として考えてもいいだろう。
子どもから見ると、親のことが一番よくわかる。
親が何をやっているか、どういう理由でやっているか、どんなところで喜んでいるかがよく見える。

だから、親が表に見せている顔と内に見せている顔とが違うと、
子どもはそこに偽善性を嗅ぎ取って、親の反発するわけである。

そう考えると、子どもたちがよく育っている親というのは、
総じて表裏が少ない人たちなのだと言えるのではないだろうか。



狐の親子


2024年6月13日(木曜日)晴れ時々曇り19℃〜31℃

人は幸せになるために生きているはずなのにその幸せ感が感じられません。
それは幸せになる人が少ないからでしょうか。
こういう私も「幸せ」というものがよくわかりませんでした。
でも、いろいろの場所でこの「幸せ」という言葉をよく耳にします。
いつだったでしょうかね。加山雄三氏が作曲した「君といつまでも」
あれはまだ私が十代の時でしたね。セリフがありました。
「僕は幸せだな〜 君といる時が一番幸せなんだ。僕は死ぬまで君を離さないぞ、いいだろ」
この歌は大ヒットしました。多分この時の心境を誰もが喜んだからでしょう。
自分の幸せではないのにその幸福感にみんなが酔いしれたからだろうと思います。自他ともに認めた幸福感だと思います。

「結婚」は幸せの一つでもあります。
けれども「結婚が全てではない」という人もあります。
結婚生活が意外に難しいということを多くの人が結婚後体験します。
だからでしょう、夫婦が幸せになるためのいろいろの方法を提示する人も現れました。幸せになることは難しいことでしょうか。

ドストエフスキーが「作家の日記」の中でこのようなことを言っています。
「幸福は幸福の中にあるのではなくて、それを手に入れる過程の中だけにある」

では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😊


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