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選んでみた、離島暮らし【あまにっき#3】

みなさんこんにちは、あるいはこんばんは。
離島暮らしの高校生です。

都会の(別に都会じゃなくても)喧騒に飲み込まれそうな、あるいは既に飲み込まれているそこのアナタ!
仲間だね。

と、いうことで、多忙な日々を過ごしておりました。
離島でなんかすることあるんですかね、とりあえず毎日忙しい。
最近はしっかり寝る暇もなく…夜しかぐっすり寝れてませんよ…。
離島に暮らしてはいるけど、なんやかんや言って高校生だもの、忙しい毎日です。
学校に行って、放課後は部活をして、塾に行って、休日は地域活動をしたり。
よく考えてみたら、私たちに休息などないのではと思うほどイベントがたくさん詰まっています。島のくせに。
でも、そんな島だからこそ選んでわざわざ海を越えてきたことに違いはありません。
さて、どこかの誰かさんが更新をサボっている間に(どこの誰なんでしょうね)気がつけば2023年になってしまいました。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。ぼちぼち更新していくので、本年もどうぞよろしくお願いします。
せっかくなので、新年に相応しい話題をということで、今日は「夢」について書こうと思います。
とは言っても、私の夢を語るわけではなく(ちょっと語るけど)、寝ている時にみるあの夢でもなく、島にいて感じる夢との関わり方について、ですが。
突然ですが皆さん、夢をもったことはありますか?
「お金持ちになりたい」「推しと結婚したい…」「空を飛びたい」
私は常に持っています。と、いうか。この島にいたらどんなことに触れても夢を見たくなるほどに刺激が強く、その道に劇的に惹かれてしまう。(気がする)
しかし、如何せん夢は夢なのですから、叶わぬまま忘れ去られてしまうものも多いかと思います。
ふと、高校生は思いました。

それって寂しくね??

なんということでしょう。その高校生がいるのは、「夢が近い島」ではないですか!
その島では、夢がすごく近くなるらしい。一体どういうことなのでしょう?

私の周りにいてくださる大人はよく、私のことを人間であると認識します。
生徒と教員、塾生とスタッフ、高校生と地域の大人ではなく、それぞれが対等な立場であるというのです。
その関係こそが夢を実現させるのに重要なピースであり、アイデアなのです。
この関係性はそうやすやすと成立させることはできません。今日日私が大人と同じ目線で話せているのは、先人が築きあげてきた信頼と、本人らのやる気があってこその話です。
ここでは夢を語る機会が多くあります。そしてよく聞かれます。
「あなたの夢はなんですか。」と。
この質問に対して、私は臆することも、見栄を張ることもしなくていいです。
だって、周りには本気で、夢を実現させようと力を貸してくれる人しかいないのだから。
この島は、本気の気持ちを本気で後押ししてくれる、そんなところです。

しばらくこの島にいると、なんだか周りが本気なのが当たり前に感じてしまいます。でも、それは決して当たり前のことではなく、自分が恵まれた環境にいることを忘れてはいけません。
高校生活の中でも、「島だからできる」むしろ「島でないとできない教育」というのは多々ある気がします。
そして、私たちはこれから先、もっと夢と密接に関わっていかなければいけないことになるでしょう。
その多くが、叶わぬまま時間だけを浪費するなんてこと、あってはならないと思います。だって、私たちが高校生でいられる期間なんて長い人生のうちのほんの少しなんだから。
私たちは自分の夢に真剣に向き合えば向き合うほどここがどれだけありがたい環境であるかを考えることになります。
多分、この国のどこを探しても、これだけ熱意の持った大人たちに囲まれた地域というのは、そう簡単には見つからないと思います。
確かに、本気でって言葉、あんまり聞かないかも。なんて思ったそこのあなた。
その本気って言葉を、態度を、実感してみる気はありませんか。
私の今の夢は(とは言ってもたくさんある夢のうちの一片にすぎませんが)、そんな、普通じゃ考えられないような、それでも間違いなくこの島の常識を、できるだけたくさんの人に知ってもらう。できれば体感してもらう。そして島を好きになってもらう。そんなことを願っています。
一介の移住民が、ただの高校生が、そんなことを心から思うほどに、この島の熱情は熱く、絆されてしまいます。

そして何も熱いのは、大人だけではありません。
島にいる高校生だって、大きさはそれぞれでも本気で夢を追っています。
私もその中にいれることが誇らしく、競争心を煽られます。
大好きな仲間と協力して叶えるものもあれば、遠い土地で一人コツコツ努力しているものまで、形は様々で、多様です。
混沌としている、という言い方はある意味ぴったり当てはまっているのかもしれません。
正直、周りからの影響力ってとてつもなくて。
みんなが色々頑張ってるから私も、とか、あの子はあんなことできてるのに、とか。自分が考えもしなかった分野の夢を持っていたり、その子の性格からは想像し難いような夢だったり。
それがうまく探究のサイクルに合流することで成り立っているような気もします。
もちろん私たちが持っている夢には前例がないものもあります。
そんな時は頼れる大人に相談しつつ、叶えるために最大限のことをしてみる、ということができてしまう、改めて考えると本当にあり得ない、素晴らしい環境に身を置くことができています。
だからきっと毎日のように叶えたい夢が増えていくのでしょう。

でも、時には叶わない夢だってあります。届かなかった目標も、諦めざるを得なかったこともあります。この島にいるからといって全てが上手くいくわけではないですからね。
そんな時でも、この島にいる大好きな人たちは支えてくれます。
そして新しい夢が見つかったら、もう一度一緒に歩み始めてくれます。
夢と、そんな関わり方をするのがこの島流です。

この記事を読んで、少しでも島の夢物語に興味が湧いたのなら、ぜひ叶えに来てください。
いつでもお待ちしてます。


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