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自己肯定感×マンガ!「異国日記」

こんにちは!

愛知県にて自己肯定感の大切さをお伝えしています。


今回は自己肯定感×マンガ!「異国日記」

まだ読んだことない方は、ぜひご覧くださいね(^^


ヤマシタトモコ/『違国日記』特設サイト (shodensha.co.jp)

(あらすじ引用)

高代槙生(35)
姉夫婦の葬式で遺児の朝(15)
親戚間をたらい回しにされているのを
見逃せず、勢いで引き取ることに。


しかし姪を連れ帰ったものの、
翌日には我に返り、持ち前の
人見知りが発動…!
槙生は、誰かと暮らすのに
不向きな自分の性格を
忘れていた………。


引きとられた朝は、
"大人らしくない大人"槙生との
暮らしを物珍しくも素直に
受け止めていて───?







田汲朝(たくみ あさ)は中学3年生で両親を事故で亡くし、叔母の槙生(まきお)に引き取られます。

最初はまだ両親が亡くなった事実を受け止めきれていませんでしたが、だんだんと受け止めていきます。

とっても素直な性格で、割と周りから愛されるキャラクター。

槙生は朝のこと、朝の気持ちを、ただ受け止めてくれ、その中で自己肯定感が育っている気がします。


楢えみりは、朝の同級生で親友。でも親友にも家族にも打ち明けていない秘密があります。「自分は普通じゃないかもしれない」ことに悩み、自己肯定感が低めです。それも槙生に受け止めてもらい、朝にも打ち明け、少しずつ前進しているきがします。


高代槙生(こうだい まきお)は、独身の小説家。人間関係が苦手で人見知りで、引きこもりがちです。きっと学生時代は自己肯定感が低かったのではないかと。ですが、「自分」というものにとことん向き合い、自分がどういう人間かを知り、自分にはこれしかないというものを見つけています。あまり感情的にはならず、物事を客観的に見ているので、槙生とはタイプの違う朝やえみりのことも受け止められるのかなと思います。(大人と子どもということもあると思いますが)



笠町信吾は、槙生の友人で元彼。厳格な父と母に育てられ、自分というものがないまま、意志もなく周りにも流され、「ぐにゃぐにゃと形を変えて人に合わせてきた」というセリフもあるように、自己肯定感が低かったと思います。多分繊細なキャラクターなんじゃないかと。あるとき泣いて起き上がれなくなって、そんな自分を少しずつ手放していき、大人になった今は自己肯定感が上がっているのかなと。

朝の母であり、槙生の姉、実里(みのり)も、笠町くんと似ています。

「自分の好きなことしかできない妹」を「そんなんじゃダメ!」と注意しますが、羨ましかったり、自分にはないものを持っている妹にコンプレックスを抱えていたのではないかなと思います。


本当に、私も含めですが現代の大人はこんな方が多いんじゃないかと思います。

「自分がやらねば」「自分はこうであるべき」とか、幼少期から色んなものを植え付けられたり、環境から学んでいったり、周りの空気を読んで「ねば」「べき」で取り繕っている。

自分に厳しいと、他人にもまた厳しくなって、人を見下したり、完璧を求めたり、失敗を許せなかったり。

当然、人間関係もうまくいかなくなりますね。


でも、一つずつ、ほんの少しずつでも「やらなくていっか」「誰かに頼もう」「私がこうでなくても大丈夫」と思えていければ、だんだん自己肯定感が上がって、自分にも他人にも優しくなれて、自分が困ったときには助けを求め、誰かが困ったときには助けてあげられ、失敗も許せる器の大きい人間になります。

人間関係もうまくいくようになり、生きるのがラクになっていくと思います。


ちょっとずつ、「ねば」や「べき」を手放していきましょうね(^^




最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

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