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まあお 読書ツイート集 2019-10月

こんにちは! 最近、ごくごく一部界隈で知名度を上げつつある自称作家の あまおう まあお です!

前回特に深い考えもなく投稿した記事が、やたら人気があったので、二匹目のどぜうでも掬おうかと、すごい勢いで中腰・はちまきで踊り出しました!

みんなー、お待たせ☆ 今月の取れたてツイート集だよ~!

と喉張り裂けるほど叫んでみても、誰も見向きもしないんでしょ? 知ってる、知ってる。世の中ってそういうもの! どぜう鍋が食べられなくてしょんぼりしている自称作家がかわいそうだと思ったら、是非是非フォローしてあげてね……☆ 今なら全力フォロバしていくよ~!(エロと金以外)

つうわけで、また適当に垂れ流すよ!

2019-09-23
徒然草 吉田さん
ようやく全段読みました。この本の魅力は、闇鍋。
人生訓から噂話から愚痴、難癖まで全部遺っている。
この本を読むと、吉田さんという一人のおっさんと酒でも呑んでいる気がしてくる。私は好きですよ。変なおっさんだけどww
ただし過激派フェミニストにはすすめません!

2019-09-29
古事記読みました。
仁徳天皇、デカい墓の人と思っていたんですがwww 認識を改めました。ご本人は素晴らしいんですが…(略)。
皆様も是非読んでみてください。
普通の庶民がこれを気軽に読める、この国の教育と政治に心から感謝します。
読了はしません。もっと深く読みたい。そんな一冊。

2019-09-30
【再読】芥川先生「地獄変・偸盗」
言葉で綴る絵巻の美しさ。屏風の絵の具は枯れようと、彼の筆は永遠に色が抜けない。
地獄のように美しいし、神のように醜いと思う。
地獄変は私にも理解できる気がする数少ない作品の一つです。偸盗はまだ、掴めないでいる。
ただ豊饒で怜悧。

2019-10-01
【読んだ!】ギブスン「ニューロマンサー」
痺れた! 情報の濁流に押し流され、すらすらと読み進む。理解より先に文字列を追ってしまうので、残るのはひたすら
翻弄された!
という驚きだけ。難解という話もあるが、他人の持つイメージに溺れたい方は是非。
久しぶりの翻訳文が心に染みた。

2019-10-02
【読んだ!】ギブスン「カウント・ゼロ」
ニューロより好き。とにかくカッコイイので。
もう、あらゆる現代SFの父としか。
そして相変わらずの千葉推し!
衒学でもなくアイデアでもなく。これは「世界観小説」なのではないでしょうか。純文学がこの世にあっていいなら。これは純SF。#好き

【往生要集】上巻読了。
やたら生き生きした地獄の描写以外はごく普通の仏教書に思う。
お経を書き下して収録しているのが、私には新鮮。
通常は白文で読むものを書き下したということは一般向けの布教本なのだろうか。
なんにせよ、重要教典を抜粋・内容ごとにまとめてあるので分かりやすい!

2019-10-03
【読んだ…】ギブスン「モナリザ・オーヴァドライブ」
普通の小説みたいに整っている。読みやすい。アイデアもキャラも標準以上だと思うけれど、ニューロのあの突き抜けた
情報の奔流
がすっかり奇麗になってしまった。
白河の清きに魚も住みかねて元の濁りの田沼恋ひしき。
小説は難しい。

【往生要集】
地獄に堕ちたくなかったら念仏やっとけ。悪いこと言わんから念仏。念仏はガチ。
という内容の布教用仏教書と見た。
巻末に長いQ&Aが収録。禅問答の趣。発表当時日本に禅はないが、中国では初期の頃か、などと感慨深い。
このQ&Aだけ異常に専門的で分からなかったww
全体は一般向けか。

2019-10-04
【再読!】島崎藤村先生「破戒」
主題は差別問題、なのか? 私はもう少し現代的に読んだ。
僕は僕を心底肯定することができない。
そういう苦しみから解き放たれるのが「破戒」でしかなかった。そういう話。そう読むとかなりカタストロフィ。
詩人にしては文章が淡泊だなあと思います。

本当に詩人らしからぬ、と思うのが、心理描写に振り切っていて借景的な要素が少ないところ。
その中で中盤の「牛」のシーンが効いている。主人公のお名前、なんだっけね? と考えると、これは全体を通すと「エディプス系」と読めるのですが、読み過ぎかな?
差別問題よりいっそう普遍と思います。

2019-10-05
【読んだ!】萩原朔太郎先生「猫町」
読書家さんたちの間で大変評判がよいので読んでみました。読みやすくも食い違う感性が、うるわしいですね。
収録された随筆はロジカルなのもまた、作家への興味を掻き立てる。
詩「猫」より
『おわああ、ここの家の主人は病気です』
半詩半文。好き。

2019-10-06
【再読!】中島敦先生「李陵・山月記」
山月記。日本文学史の一等星。作家の教科書を越えて国民の教科書に載ってしまうのも納得。
しかし彼の「臆病な自尊心」を「教育」するのは如何なもの。語らず読むべき小説は存在する。
語ることで薄くなる感性に思いを馳せる。感じろ、それだけでいい。

【読んだ】中村元先生「往生要集を読む」
先日往生要集を読んだので、さらに先へ。大変な良書で、原文を読んでいなくても要旨は取れるのではないかとすら思う。
パーリ語仏典まで遡ってより深く往生要集・源信を捉える目的。私としても原始仏教と日本仏教の乖離に興味があるので捗る。
が、平易な言葉ながら内容は深いので、原典に当たりつつ精査が必要。精読・研究行き決定wwww(そのうちに)

先日、往生要集はなぜ経文を書き下したのかと思ったがどうも書き下してくださったのは石田瑞麿先生のお考えのようだ。大変分かりやすいので、往生要集は石田版をお薦めする。
#再読確定

2019-10-07
【読んだ!】遠藤周作先生「海と毒薬」
静かで理知的。事件も戦争も時代もただの味付け。
露悪でも偽善でもなく「人間」を正面からしかも多角的に描く。
と読んだ。エンタメと文学のあからさまな線引きを見つけた…が、どこまで正解に近いかは不明。
文学って何、と訊かれたら差し出したい。

【歎異抄】
凄いことが書いてある気がします…ちょっと、真宗僧侶に確認しないと読み違えているかもしれないので詳細は黙します。
往生要集で語られた念仏はその後、浄土系に実を結び中でも有名なのが親鸞「悪人正機」。ここまで来た。
今の私に読めたことは親鸞の信念はホンモノだということだけ。

2019-10-08
【読んだ!】稲垣足穂先生「少年愛の美学」
エロ衒学痛快爆笑エッセイ! 朝から笑って頬筋が痛い。
筆が冴えるほど博学であればあるほど笑えるというのも素晴らしいことだ。
しかし「孔門の十哲」のコウを肛に置き換えて、と言い出した時には流石に怒られてしまえと思いました!

ところでこの本に往生要集が引用されていましたが、たまたま私がたった一箇所付箋を貼った所と完全一致していて驚きました。
ロリショタの行く地獄の説明なんですが……地獄で足穂先生と同じ刑を食らうのはどうも納得がいきませんね?
「絶対この人よりは罪が軽いです!」と絶叫したい所存。

2019-10-09
【再読】ランボー「地獄の季節」
妾(あたし)この本に付箋は貼らないんです。
一行欠けずに好きなんですの。
耳元で若き日のディカプリオが怒鳴り散らすわ。
太陽に月にお背きの方。
(そうよ、あなたはうつくしい)
だけど納得いかないことは。
あなたを検索すると筋肉男がずらと並ぶの。
妾もうたまらないわ。

2019-10-10
【読んだ!】宇野千代先生「色ざんげ」
古さを感じない文体が素敵。だが内容は世間で言われるような「狂おしい情死事件」か?
登場人物は全員クセモノ。特に主人公よ。仕事もせんと何してるのだ。彼が愛するのは彼自身だ。
と読む人間がいるのは承知の筈。作家の元彼氏にはご同情申し上げる。

【立正安国論】
浄土宗の念仏が巷で大ブーム。それに対して如何なものかと警鐘鳴らす有名な書ですね。読んでみました。
迫力・説得力のある文章。流石、辻説法のプロといったところです。
どちらが正しいかは存じませんが、これもまた興味深い。日蓮、ツイッターむいてそうですね。論戦力高し。

2019-10-11
【読んだ!】多川俊映和尚「はじめての唯識」
唯識を学びたいがどこからどう手をつけても難しい一般人向け。相当な良書とみた。
猿でも理解る、とは言わないが唯識の外観くらいはうっすらと。かなり興味をそそられたので次は成唯識論に行けるか?
現行のタイトルは「唯識入門」とのこと。

【開目抄】日蓮
頭脳明晰・博識だが圧が強い。個性的な筆致は他にない。
これを読むと彼がかなりロジカルな思考を持ち、他宗について深く勉強した上で強く批判していることが分かる。
ただし基本的に帰納法思考。論拠が充分かも私には分からない。だが魅力的だ。辻説法、一度聴いてみたいもんです。

2019-10-12
【再読!】ワイルド「サロメ 他」
シュトラウスのサロメに耳を傾けながらサロメを読む。こんな贅沢が許されてよいのか!
ワイルドは本当に不思議な作家。軽妙洒脱が持ち味なのに、こういう濃密な文学を遺している。凄いと思うのは戯曲なのにあまりにも情景的なこと。描写せざる風景が美しい。

【読了】牧村朝子氏「百合のリアル」
自分の小説内に同性愛が当然のように出てきてしまうので彼らを玩具として消費しているのではないかと反省して読みました。
まだ若く性や人間関係に悩みのある方に読んで欲しい本。
自称作家としては「性他認」という言葉を知ったのが収穫。#私なりに考えてる

【風姿花伝】
一芸極めた方の言葉は、万に通ずるものと思います。
能を語れど、我が身に顧みて読めば、きっと現代人の諸々の仕事にあてはまるでしょう。
世阿弥という方、なんと日本語の達者なことか。理屈走らず美しく書かれた名著ですが、秘伝とのこと。
読んだ人だけの宝物といたしましょう。

2019-10-13
【再読】ヒトラー「わが闘争」上
この本や演説の台本が彼の手によるものならば。この人は賢い。だがそのロジックが結論ありきで上塗りされていくのが気になる。
この本に満ちる怒と焦の正体は、劣等感か?
ユダヤディスのあたりは読むに堪えないレベル。だが私は次の彼に騙されるだろうな。

【再読】ヒトラー「わが闘争」下
下巻は流石に内容が古い。
この本が直訳に近いと推定して。彼は決して美文家ではない。しかし異常に分かりやすい。理屈は通っているかと。だがそこにマヤカシがないか?
彼が書いたと知っているから気づく。無名のヒトラーに手を振らない自信は私には、ない。

2019-10-14
【再読!】スタージョン「人間以上」
モア・ザン・ヒューマン。駆け抜けるストーリーとイマジネーションの中で、語られているのはかなり古典的なテーマ。
モラリティって何ですか。どうして必要ですか。
無菌室で育った少年少女にこそ読んで欲しい名作なんですが、手に入らない可能性。

【読んだ…】養老孟司氏「無思想の発見」
私も思想なき日本人だが、この症例とは違うように思う。
思うと言うのは、この論では判断不能の為だが、それは「新書」だからか。僭越ながら般若心経に釈迦は出てきません。観音様です。著者でなく編集に言っています。新書のターゲットって誰?

2019-10-15
【読んだ!】横光利一先生「日輪・春は馬車に乗って」
新感覚が何かは知らない。しかし透徹な感傷のようなものを見た。
春は馬車を読んで不安になった。日輪は驚嘆した。だが一番は「御身」。作家はこれを私小説と読まれたら、堪らないだろうな。
個性的で素晴らしい作家と思います。

私はたいへん不勉強で、しかも文学音痴のきらいがありますゆえに、この作家もどこかでちらと目にしたきり正確に記憶できていませんでした。
読書家の皆様のおすすめで挙がっているのを見て「ん? 横山光輝先生かな?」などと思いましたが、読んでみてよかった! 改めて皆様には御礼申し上げます!

【読んだ!】「日本人は思想したか」
吉本隆明氏・梅原猛氏・中沢新一氏の鼎談。素晴らしいの一言。特に「その先生」が普段の著作と別人かと思うほどしっかり仕事されていて驚く!
古代アニミズムから近代文学まで縦横無尽の論考が心地よい。大いに納得するところと大いに疑念と混交。

しかしですよ。この方々の知識の質量、その深さ。外部記憶装置とか搭載してますよね? 義体ですか電脳ですか、え、生身?
同じ人間として数えられていることが申し訳なくなります。
学者と作家では求められる知性も違いましょうが、ただただ恥じ入るばかり。勉強の意欲が湧き出す一冊でした!

2019-10-16
【再読】太宰先生「走れメロス」
この中に「駆け込み訴え」が入っている。この人がどんなに嫌いな方にも、これだけは読んで欲しい。
ポオズとか自意識を超越した何かが描けている。
素直に。でも、ねじれている。そこがとても太宰的だ。
あなたは嘘つきだ。だが美しい嘘つきだ。#好きですが何か

2019-10-17
【読んだ!】三島由紀夫先生「永すぎた春」
エンタメ系。とにかくオシャレ。そのオシャレ感が今なお古びないのは最早魔法の類に見えます。
脇役の吉沢さんがイケメン。彼の小説は主人公より脇役に妙に魅力的な男が出てくる。
「百子」という名前は令和からしてもかわいい。気軽に読んで!

2019-10-18
【読んだ!】夏目鏡子氏「漱石の思い出」
思っていたよりよき夫であり妻であるように読めた。
作家の配偶者には同情を禁じ得ない。が、この方も負けてはおらんようです。大変に記憶がよい分、鵜呑みには出来ぬが、漱石研究の一級資料なことは疑えない。
だがやはり私は作家は好みませんね。

これを読んで私もひとつ日記でもしてみむ、など思ったんですが、それはそれで問題山積。
漱石先生は、それで俳句をしていたんでしょうか。
微妙なものも散見されるので、私の和歌も続けて行こうと改めて思ってしまいましたww(漱石先生ごめんちゃい!)
この本を推薦してくださった方に感謝!

2019-10-19
【読んだ!】伊坂幸太郎先生「アヒルと鴨のコインロッカー」
最後まで読むと、このタイトルにふんわり微笑みたくなる。なかなかの悲劇だと思うけれど、語り口はどこまでも明るく軽やかに。
作中では軽薄だなんて言われてましたが、私はこれもまた知恵だと思いました。
メメント・モリ!

2019-10-20
【読んだ!】佐多稲子先生「樹影」
ここまで薄味でよく文学として成立するものだと驚嘆している。嫌味ではなく。戦争文学でも被差別問題でも恋愛小説でもないように読めた。
ここに静かに書いてあるものが思想なのかもしれない。
寄り添うようで遠い書きぶりは円熟と言わざるを得ず。興味深い。

2019-10-21
【再読】長嶋有先生「猛スピードで母は」
清潔で透明な美しい文章。サイドカーも表題作も初読で主人公の性別を読み違えた。しかし本当に犯しがたい知性を感ずる。
こういう文章が好まれることは承知だが、私には書けそうにもなく困惑する。現代文学は遠くて難解だ。
私は私の文学を探したい。

2019-10-22
【読んだ!】澁澤龍彦先生「夢の宇宙誌」
氏の脳内を文章化したような美しい記述。幻想というより最早、極めて衒学的で精緻な饒舌の偏執。
知識を蒐集するタイプの賢人は得てしてこの形態に結果するように思う。一般的にはオタクと言いますが。
オタクはいいものですよ…! 読む分にはね。

2019-10-23
【再読】キイス「アルジャーノンに花束を」
この本の読者は皆「僕もチャーリーだ」と感じるらしい。私は自分をアリスだと思う。
私は芥川先生のように聡くなりたい。せめて彼が何を書いているか理解したいのです。
知性とは知能とは何でしょう。与えられた知性からどこまで伸びるか。しめやかに#読了

2019-10-24
【読んだ!】ジョルダーノ「素数たちの孤独」
伊文ストレーガ賞受賞、若手物理学者の恋愛小説! だそうです。賞より素数に惹かれて読みました。
繊細なのに活き活きとした少年少女の情緒が瑞々しくて美しい! 端整すぎる気はするが素敵。理系だからかな?
数学は添え物程度で読めます。

2019-10-25
【読んだ!】三島由紀夫先生「女神」
同時収録の掌編があるが「女神」が凄すぎて頭に入らないので今日はこれだけを。
実はこれ、初読だったんですが、いつもの美意識にくわえて不思議なことが書いてありますね。
ヒロインの恋人のひとり、芸術家「斑鳩一」これは冒頭で情死した作家先生では? 乱痴気騒ぎ云々でそう思いました。
もうひとりの恋人は「シュンジ」と読むんですが、例の心中マニアの本名「津島修治」さんとおっしゃるんですよね。

そう思って読むと感慨深くて。これは三島先生なりの哀悼ですか。それとも私の読みがおかしいのでしょうか。
あなたには何の話に見えますか。

2019-10-26
【読んだ!】三島由紀夫先生「恋重荷」
美意識に彩られた短編数々。先生の美意識はいつだって「べき・でなければならない」のですね。
それはよいですが、その意識の在り様は在り方として美しいでしょうか。
近代、人工、模造品。イデオロギーの行き着く果ては。
その夢芝居、悲劇か喜劇か。

【正法眼蔵一】
禅とは仏法とは何か。同時代の他宗と比しても段違いに難解。
仏教だけでなく漢文の素養が必須。義務教育で習ったどんな読解も役に立たなかったが、この本が緻密な論理上に構築されているらしいことだけは察せた。
次巻へ進む前に基礎を勉強します。
この本は国宝級と思います。

なお、ざっと見た限り正法眼蔵についてツイートしている方はほぼほぼ僧侶か研究者。
素人っぽい呟きの中で、ひときわ、頭の悪そうなツイートはすべてこのアカウントから垂れ流されていたことをご報告およびお詫びいたします……!
でもまだ投げ出してはないから! リベンジしますよ……!

2019-10-27
【読んだ!】柴田勝家先生「クロニスタ」
いっそ美しいほどに精緻で読みやすい文章。それで語られるのは民族、言語、社会、そして……人間。
分かりやすさと深度がかなり高次元で共存している。
その上ドラマがあって。
感想。それでも私は人類を愛している。これを書いた作家と同じくらいに。

【書き手の皆様】
これとニルヤを合わせ読みしてください。あなたが賢い書き手ならば、最短でデビューできるでしょう。
私と同じ賢くない書き手の皆さん。
考えるより書き、そして読みましょう。
我々は好きにやるより他にない。それは悲劇ではないと思います。
この本の紹介者様に深い感謝を!

2019-10-28
【再読】老子
全く記憶にないけど再読みたいです。
現代の私からすると箴言集の趣。二千年ほど前には尖った思想だったかもしれません。
タオを法と読めば仏教にも通じるが、タオはタオなのでしょう。
訳せばどうとでも読める言葉。今日は書き下しで読了、次は白文のテキストとして活用したい。

2019-10-29
【再読!】ザミャーチン「われら」
百年前に書かれたこの小説は、発禁になりました。
きっとそれは面白すぎて。そしてあまりにも先鋭的で。
発禁になったということは為政者にこの小説が「読めた」のでしょう。素晴らしい読解力をお持ちだ…!
われらに勝利を。夢想家に死を。小説なんて要らない!

2019-10-30
【再読】きことわ/苦役列車
芥川賞W受賞。雑誌が茶焼ているので再読。この二作は並べて読むことに意味がある。
技術とポエジー。直情とエナジー。どちらも最高の文学と評価されたという事実。
ただし作家志望勢はよく読んで。西村先生の技術、私には相当なレベルと思います。小説とは何ぞや。

2019-10-31
【読んだ!】重松清先生「小さき者へ」
誰にでも伝わる優しい物語。上質な処方箋は世に必要な光です。若者から年配の方までも魂を揺すぶられるでしょう。
素晴らしい短編集に頭を垂れるばかりですが、同時に有島先生を思い出すのです。
祝福を胸にしめて、行け。勇んで。
どちらも、小説です。

長ぇ。今月いっぱい読んだんだな。読書期入って文学ばっか読んでる。普段はもっとライトなヤツとか混入してくるんですけどね。
仏教書とか読んでるせいで、ツイッターではガチの僧侶と思われたりしましたが、ただの自称作家です!

そんなの最新作こちら。純文学読んでる人が書いてるとはとても信じられないひどい言葉使い! どれだけひどいか、ま、見てみましょうよ、牛乳口に含んでレッツラゴー!! だいぶ性格のよくないネカマが無駄に活躍しております……!

あまおう まあお を今後とも、よろしくお頼み申しちゃうんだぜぇ~!!

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