境界が消えていった日。


その日は朝からイライラしていて

なんだかなあ、寝起き悪かったしなあ
ホルモンバランスのせいかなあ
「虫の居所」が悪いのか、、、なんて

あれこれ分析したり、探索したり、眺めていた。

買い物の帰り道


「 このイライラって どこにあるのだろう? 」


どこにもみつからなかった。


具体的ななにかはどこにもなくて、
それはどこにも所属していなくて、


「 感覚はどこか特定の場所にあると言い切れるだろうか。」



そんな の一節 が ストンと落ちてきた。


「 じゃあ、これは? この感覚は? この知覚は? 」


思い浮かぶものひとつひとつ、確かめていった。


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