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雨の日

    ある雨の日。
 疲れたと思った時に、じゃあどうすればいいのかと途方に暮れる。そんな時に、寄り掛かっても受け入れてくれる人が居るというのは、とても奇跡的で幸福な事だと私は思う。

    雨の日は、無性に寂しくなる時がある。

 雨は魔法だ。一気に気持ちを沈ませることができる。雨というだけで嫌になる日も多い。

 だが、だからこそ、そんな時に気分を上げてくれるモノが存在しているというのは、とても貴重なのだろう。それが、人であったとしても、形のない存在だとしても。

 雨は魔法だ。深く沈んでいる時、水底から救いげてくれる存在に酷く、そして強く助けられる。

 そんな貴重な存在を、私は大切にしたい。