安田純一

読みやすい小説作家を目指す人/Saxophonistを目指しているJazz大好きな人/…

安田純一

読みやすい小説作家を目指す人/Saxophonistを目指しているJazz大好きな人/生涯旅人かもって感じてる人/ ワシントンD.C.に拠点を持つ人/ 理系好きな文系教養を持つ人/ 勝手にコラムニスト/哲学と芸術に興味を持つ人/noteつぶやきの人

最近の記事

農水省の陰謀

庶民と農家を苦しめる「売国奴の農水省」と、それに寄りかかる中間搾取業者達を日本国から追放したい! こんな連中に大切な国民達の食物自給率を奪われて良いのか!

    • 小説 『窓』 no,42

      そもそも、パチンコは 庶民の「娯楽」つまり「ゲーム」であって「賭博(とばく)」とは 無縁のはずだった… 一発、一発、パチンコ玉を台に入れて遊ぶ姿は…今では想像もつかないくらいのシンプルな、金属玉と台に打ち込みされた釘との織り成す「コンビネーション」を目で見て、それを楽しむ気晴らし程度の遊びだった。 それが今では、福祉の名の下(もと)に「景品交換所」による現金(げんきん)化が公然(こうぜん)化し、博打(ばくち)化していく中で 大金が動くビジネスとして、次第に遊技者の興奮を誘

      • 米は、買いません!

        何が、国策で「備蓄米は放出しません!」だと! 政府の連中は、しっかりと事前情報を早々と予測して 家で「米」を既に たっぷりと買い込(こ)んでいるのだ と 聞かされ… 「頭に来た!」 テレビ報道では、高橋洋一が 農水省の連中の悪巧みを暴露する。 「奴らは、税金を使わずに国民に高くなった米を買わせる事で農家の所得を上げようと企んだんだょ!」 それは、見事に成功したかに思えるが… この日本に置いて、「買い溜め」の習慣を根付かせることに成ったのだ! 「オイルショック」で反

        • 小説 『窓』 no,41

          ポートアイランドの「グラビトン ホテル」30階からの夜景をボート( 黒板 又は ホワイトボート)代わりにして妹尾錠治は考え込んでいた。 堺署の刑事(達)が「久保製作所 株式会社」の調査をする切っ掛けは、恐らく紡車紫織が 三輪龍二から(家宅捜索を偽って)手に入れた「ブラック•ステック」と「その設計図と思われる資料」を 倉崎聖士に手渡す前に携帯電話で写し撮っておいた記録の一部を(退職前に府警に)提出した為だろう(との事は)…その後の紡車紫織から聞き出した内容から容易に(妹尾

        農水省の陰謀

          小説 『窓』 no,40

          妹尾錠治は、久保社長(久保克也)から『倉崎聖士が三輪龍二を殺したのか…』との質問に… 妹尾錠治の頭の中で、久保社長である「久保克也」と、これ以上(この)話しを続けて、倉崎聖士の事についても話すべきでは無いと思った(感じていた)。 それは、久保克也(久保製作所 株式会社の代表取締役)の、それまで話しが「嘘」が有ると感じた訳では無かったが… 彼(久保克也)の話しを、これ以上 聞いていると…、 今回の全ての出来事が「ブラック•ステック」に 繋がっている(今の)状況下で、その製

          小説 『窓』 no,40

          小説 『窓』 no,39

          グラビトン ホテルの展望レストランは 神戸の街を全て見渡せる様に設計されていました。 妹尾錠治は、その対岸のメリケンパークに隣接する 「ポートタワー」と「ホテル オークラ 神戸」の白いタワービルを見ていた… その赤と白の重なりを一体として見ている光景を…、初めて見た 妹尾錠治には 新鮮に映っていたからである。 携帯電話の音が鳴る… それは妹尾錠治の携帯電話の音では無かった。 妹尾錠治が、振り返り佐倉井に視線を向けると… 佐倉井が携帯電話に出ていた… 「なんだ、佐倉井の

          小説 『窓』 no,39

          小説 『窓』 no,38

          久保製作所 株式会社 代表取締役 久保克也      ↑ ( 名刺交換をして 妹尾錠治の手元には 久保社長の名刺が一枚…) …………………………………………………………… 佐倉井 勲 が 久保社長が社長に成る以前からの知り合いだった事もあり… すんなりと 1階の事務所の受付を経て、2階にある社長専用の事務所の様な部屋の一角にある、古くさい応接間セットの長椅子に 佐倉井と一緒に 妹尾錠治は 座っている。 その2階の部屋の壁には、たくさんの会社から頂いたと思われる「感謝状」

          小説 『窓』 no,38

          小説 『窓』 no,37

          車は 第四突堤の交差点の上を左に折れて真っ直ぐポートアイランドに向かって走っていた。 ハーバーハイウェイの終着地であり出発地である、「ポートアイランド」は… 1981年に「21世紀の海上都市」と銘打って街びらきがスタートして以来… 神戸市中心部三宮の南、神戸空港の北に位置し、「神戸海上新都心地区」として、港湾機能だけでなく住宅や商業等の総合的機能を持たせた海上文化都市として開発が進められてきた… そして、 今では「神戸医療産業都市 (KBIC)」に指定され、国内最大級の医療

          小説 『窓』 no,37

          小説 『窓』 no,36

          大浜インターで 大阪湾岸道路に入り神戸方面に車を走らせている 佐倉井が 助手席に座って 大阪湾を眺めている妹尾錠治に言った… 佐倉井:『妹尾さん、ここから眺める景色は最高ですねぇ!』 妹尾錠治が 佐倉井の言葉に反応して、頭を軽く下げ上げする。 妹尾:『なんだ!佐倉井も…この高速(大阪湾岸高速道)が好きなのか…?』 佐倉井:『勿論(もちろん)ですよ!』 佐倉井:『特に…今日の様に晴天(せいてん)だとテンション上がりますねぇ…』 佐倉井:『もしかしたら…、この風景を満喫

          小説 『窓』 no,36

          脳は、アインシュタインの範疇で停まっている… 量子力学での「量子もつれ」が証明された時点で 完全に見えている現実まで 疑わしいものとなった… アインシュタインは、量子力学には欠陥があると言って亡くなった。 見る前と、見た後が 異なる世界であるとは… もはや禅では全然不足!

          脳は、アインシュタインの範疇で停まっている… 量子力学での「量子もつれ」が証明された時点で 完全に見えている現実まで 疑わしいものとなった… アインシュタインは、量子力学には欠陥があると言って亡くなった。 見る前と、見た後が 異なる世界であるとは… もはや禅では全然不足!

          小説 『窓』 no,35

          妹尾錠治は、紡車紫織との濃密な夜を過ごした後(のち)も… 結局(けっきょく)、(紡車紫織から)聞き出せなかった… 三輪龍二 が転落死 した 夜(よる)、紡車紫織と その場に 一緒にいた (もう一人の)男の事(男の正体)を考え続けている 妹尾錠治が…出入口の大きな『窓』を通して外を見ている… その男が、まるで 今の妹尾錠治の存在(立ち位置)に 似ていたからでもあった… それは、 倉崎聖士との深い人間関係があり、紡車紫織を通じて 警察内部の動きにも 詳しい点にある… 妹

          小説 『窓』 no,35

          王陽明の陽明学 『知行合一』とは 知識と行動は一体である つまり 学習の事である 武士の頃 『文』とは、インプット 『武』とは、アウトプット 文武両道の『文』と『武』 『文』と『武』を 繰り返す事が、学習である。 コンピュータ-のディープラーニングと同じである。

          王陽明の陽明学 『知行合一』とは 知識と行動は一体である つまり 学習の事である 武士の頃 『文』とは、インプット 『武』とは、アウトプット 文武両道の『文』と『武』 『文』と『武』を 繰り返す事が、学習である。 コンピュータ-のディープラーニングと同じである。

          小説 『窓』 no,34

          結局(けっきょく)、日本料理『紀州路』での 紡車 紫織(つむ しおり)と会話は営業時間内で終わる事は出来なくて、妹尾錠治(せのう じょうじ)の暮らす マンションの部屋に二人は一緒に オンザロックのグラスの(鹿児島の)芋焼酎を呑(の)みながら話しを続けていた… 妹尾:『あぁ、少し酔って来たなぁ…』 紡車:『あら、未だ そんなに赤く成っていないじゃぁない!』 紡車紫織が妹尾錠治の顔色を見ながら、いきなり妹尾の唇に軽く接吻をした。 妹尾:『紫織って、こんなに積極的だったの…』

          小説 『窓』 no,34

          小説 『窓』 no,33

          久保伸治(くぼしんじ)は、久保伸治の兄(久保克也)が (5年前に病気で)亡くなった父親から引き継いだ「久保製作所 株式会社」に隠れる様に来ていた。 赤井義晃と島田健治と一緒に、倉崎聖士の会社(PGセキュリティ システム 株式会社)を出て、赤井義晃を代表に独立し、自分達の会社を立ち上げたメンバーの一人である久保伸治は、島田健治の営業で東京の新規オープン店のゴト対策製品の取り受け工事を 無事に終え、その 夜から「消息不明」に成っていると 赤井義晃が 妹尾錠治に、喫茶「檸檬」で

          小説 『窓』 no,33

          小説 『窓』 no,32

          タクシーで 日本料理「紀州路 宿院店」の 入口に乗り付けた 妹尾錠治を黒田店長が出迎えてくれていた。 黒田店長:『妹尾さん 大丈夫ですょ!』(そんなに慌てなくても!) 妹尾:『そうか!助かったょ!( 黒田ちゃん、ありがとう!) 』 紡車紫織との待ち合わせの時刻を1時間近くも遅れて来た 妹尾は 事前に 黒田店長にSOS電話を入れていたのでした。 黒田店長が、いつもの離れの部屋に 妹尾錠治を案内すると… 紡車紫織が ご機嫌な笑顔で妹尾を出迎えてくれたのだ… 紡車:『あ

          小説 『窓』 no,32

          ウクライナとロシアの戦争を見てきて思うところ… 私が生まれた時には、既にアメリカとの戦争に負けて十数年後の世界だった。 両親も祖父母も、あまり語る事も無かったし、聞く事もしなかった。 リアルタイムな報道映像が教えてくれる… 想像してみるだけの「その場の恐怖」で目眩がする。

          ウクライナとロシアの戦争を見てきて思うところ… 私が生まれた時には、既にアメリカとの戦争に負けて十数年後の世界だった。 両親も祖父母も、あまり語る事も無かったし、聞く事もしなかった。 リアルタイムな報道映像が教えてくれる… 想像してみるだけの「その場の恐怖」で目眩がする。