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関西弁で話すことが大好き。

言語を使う=自分を表現すること


私は神戸出身で、生まれてからずっと関西弁を話して生きてきた。生活圏はずっと今まで関西だった。しかし、台湾留学に来てから、関西圏以外の人と話す機会が出来た。私はそこで、標準語じゃなくて関西弁を話すことは私の大切なアイデンティティの一つだと気づいた。台湾の歴史では、原住民の母語運動があったりする。なぜそこまで母語が大切なのか、考えたことはなかった。しかし、この経験を通して理解した。言葉を使って話すことは意思疎通の意味だけでなく、自分を表現することでもある。そして、自分を自由に表現することは自分のアイデンティティを誇りに思うこと、自分を好きになることにつながっていくと思う。


関西弁を話す人は関西のノリを知っている


関西の人は関西以外に行っても関西弁を使うことで有名だ。私も例にもれず、その一員である。私は関西弁で話している私が好きだ。有名な「しらんけど」を語尾に付けること、話す相手が受けそうな面白ネタを考えながら話をすること。これらのことをしている私はとても会話を気楽に楽しんでいると思う。多くの場合、私が関西弁を話すとき、相手も関西人なので面白いボケをしたら自慢のツッコミで笑いを取ってくれる。そういうのが大好きだ。

私があった日本人の留学生の子は千葉や沖縄からきている子だった。会話はするけれど、「あはははは」みたいな豪快な笑いは起きない。私の知らない会話の種類だ。相手も笑いを取ろうとしないので、私も何となく気が引けてしまって笑いを取ろうとする自分に制限をかけてしまう。なんか、つまらない…となってしまう。私は大口を開けて「あははははは」と体がよじれるくらい笑うのが好きだ。それが出来ないのがもどかしい。私の言ったことに「そうなんだね」と「えーそんなことないよ」と返してくれる。ありがとう…話聞いてくれて。でも、物足りへん!となってしまう。

関西弁に染まってきた私の台湾人の友達

私は共通のオタク趣味を持った台湾人の友達がいる。その子のinstagramにその子が書いていたVtuberの絵が載っていて、それに興味を持った私が話し掛けた、という経緯で友達になった。その子は日本語がとてもうまくて、私は中国語があまり話せないので、結果話すときは日本語になる。私はその子にはじめ、「関西弁わかる?ごめん、私標準語できへんねん。」と言ったら、関西弁いいね!という感じだったので、今までずっと関西弁で話している。その子と話すときは当然関西人のノリが出てきてしまう。その子も割と、笑いをとったり、ツッコミを入れたりしてくれるのでとても楽しい。そして、その子の話し方がだんだん私の関西弁に似てきた…(笑)やはり、関西弁を話して、相手と楽しくコミュニケーションが取れていると、関西弁を話す自分を好きやなあ、と思う。

長々と書いたけれど、つまり私が言いたいのは

関西弁で話す私が大好き!



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