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母の日、そしてオンラインお稽古


下の子「母の日に何が欲しい?」
わたし「壊れかけてるSwitchの左側のコントローラ、お前がなくしたSurfaceのデジタルタッチペン、大容量の記憶媒体」
下の子「機械ばっかり💢お花とかマグカップがよかった💢」

(マスキングテープを買ってもらいました)

上の子「Switchのコントローラはおれが買ってやるわ」
わたし「でしょうね」

そんなこんなしていると、お稽古の先生がたから連続で連絡があり、オンラインでレッスンをやることを検討しているとのこと。

「おうちにカメラやマイクはありますか?」
「お兄ちゃんがそういうの大好きな子なので…」

横から「あんたがやん」と上の子のツッコミが聞こえるが無視。

さっそく設置を開始する(上の子が)。
もうイキイキとしている。

上の子は楽器系のお稽古で、小三からずっとやっている。
時々、まだやってるの!?と驚かれるこれは多分、エヴァのシンジくんと全く同じ理由で要は「だれもやめろって言わなかったから」

キッチンカウンターの上にSurfaceの小さい版のノートパソコンを設置、角度を調節して「よくね?」と聞いてくる。
絶妙に汚い床の上や洗濯物や散乱した本が映らないようにして、顔の他はほぼ天井とカーテンだ。素晴らしい。

「調弦の機械がなくなった」と探しているので、どこかにホームページかアプリあるでしょ、と言ったら本当にあった。
レッスン中は気が散るため追い出され、下の子とわたしは散歩に出た。

下の子2句
 つつじ咲く 季節入れ替え くさ伸びる
 雲ふくれ 影の内だけ 雨きざし

帰るとうまくいったらしくて上の子はご満悦。
先生も接続テストだったらしく思ったより問題なくてやれそうですねとのこと!

先生はけっこう遠くからお教室に通ってるので、これでOKだとかなりの負担軽減になる。もちろんこちらもだ。
今、楽器系の教室でもこれを機会にオンラインにしている人がかなりいるとのことだった。
もし広まれば、才能ある子が遠くのよい先生に学ぶこともできたりと、よい機会に恵まれるのではないだろうか?(うちは関係ないけど)

お次は下の子だ。
下の子は運動系。毎日ストレッチをやらないといけない。
まずは最初に先生からストレッチのYouTube動画が送られてきた。喜んでチャンネル登録して、いざテレビの画面で表示しようとすると、動画がない…。

上の子「あーこれ、URLを直接やんないと見れないやつ」
プライバシー設定の限定公開か!
上の子「履歴からなら見える」
わたし「でもな、上の子。テレビにログインしてるのはお前のアカウントやぞ?」

というわけで、山のようなゲーム実況動画に混じって下の子のストレッチ動画が表示される羽目になった。
上の子「💢」
下の子「💢」

先生、いたくご満悦。
次々に練習動画が追加されていき、ついにはこうなった。
「練習の様子を動画にとってこちらへLINEで送って下さい。そしたらアドバイスをします」

上の子が下の子のカメラマンになり、三脚に携帯を設置。
「もうちょっとこっちでやれ!そうそう。OK、全身入った!お母さんそこの荷物どけて」
さすがデジタルネイティブ。もうおまかせしちゃおう。

というわけで、家で楽器を演奏したり、飛んだり跳ねたりすることになった。
下の家のかたはとても寛大なのと、日中はやはりいらっしゃらないので助かるが、オンライン授業といい、オンラインお稽古といい、うまくやれれば、なかなか良い方向に行くのかもしれないと思った。

だんなは懐疑的。
「そういう環境にない人が取りこぼされていくというのは、平等をそこなうことになるわけでしょ」
確かにそういう面もあるかも。

とりあえずは、これで子供らの気が紛れる。ありがたい!


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