アイスコーヒーで体を冷ます。
最近、急に暑くなった。
僕が住んでいる地域でも余裕で30度を超えているし、なんだか夏みたいだ。半袖を着て外へ出ても、汗が止まらなくなる。6月でこの調子だったら、8月になったらどうなるんだろう。そんなお決まりのセリフを言ってみる。
クーラーがないと生活できない。熱中症に気をつけないといけない。蝉がうるさい。夏について考えていると、ネガティブなことばかりが頭に浮かんできた。
僕が好きな季節を横に並べると 秋>春>冬>夏 なので、夏は一番嫌いなのである。そんな夏も、悪いことばかりではない。
夏は、アイスコーヒーの美味しい季節なのである。
年中無休でアイスコーヒーを飲んでいる僕は、暑いからアイスコーヒーを飲むわけではない。だけど、暑いからこそアイスコーヒーがより一層おいしく感じることは間違いない。
最近、水出しコーヒーを作るようになった。水出しとは、常温で作るコーヒーのことだ。常温の水で10時間以上冷蔵庫で寝かせる。ウミガメが砂浜を散歩するくらいゆーっくりとコーヒーを抽出する。
おそらく、多くの人が想像しているアイスコーヒーは急冷式だろう。ホットで淹れたコーヒーを氷の入ったグラスに一気に注ぐことでアイスコーヒーができる。手軽だし、思い立ったらすぐに作れる。
一方、水出しのアイスコーヒーは少し手間がかかる。でも、苦味や酸味が少なく、マイルドでまろやかなコーヒーになる。さらに、水出しの方が酸化しにくいので日持ちする。だいたい5日くらいは大丈夫だと思う。
僕はスタバ店員をしていたとき、夏になると「コールドブリューコーヒー(水出しコーヒー)」をお客さんにオススメしていた。みんな「美味しい」と言って飲んでくれた。
誰が作っても味は同じようにできているけれど、自分が仕込んだときにそれを言われると、笑顔が溢れる。「これ、実は僕が作ったんですよ」と言ってしまいそうになる。
最近そのことを思い出して、今年の夏はふたたび家で「水出しコーヒー」を作ってみようと思った。
夏は、アイスコーヒーの美味しい季節である。僕はアイスコーヒーで体を冷ましながら、このnoteを書いている。
2022.6.25.
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