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磨けば光るけど、磨かなければ光らない。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新24日目※

昨日、水周りをひさしぶりに掃除した。2…3週間くらい?

先週は風邪で具合が悪くて、先々週は確定申告の書類にうなされていて、掃除どころじゃなかった。床をきれいにしたり、多少片付けたりはしたけど、水周りの掃除は放置ぎみ。ちょっと、結構、汚くなってた。

でもなんというか、多少汚くとも、人間って全然暮らしていける。そもそもわたしはピカピカの家にあんまりこだわりがない人だし、彼なんてもうなんでもいいタイプだから、本当に、まったくもってこだわらない。

それでもやっぱり「汚いなぁ」と毎回思うのは嫌で、体調も良くなったし、遅れていた仕事も目処がたったし、昨日はちょっと気合をいれて水周りを掃除した。湯船をピカピカに磨いて、カルキの汚れも落として、洗面台もきれいにして……。

うん、漫画だったらキラキラしたマークをつけても支障がないくらいになった。指でこすったら、「キュッ」って言いそうな、そんな感じ。

で、ちょっと驚いた。「この洗面台って、こんなに真っ白だったんだ!」って。

掃除してないと、どうしても汚れちゃう。で、掃除したら真っ白になる。当然だけど、あらためて、「うーん、汚かった」と思った。

でも、ちょっと磨いただけで、驚くほどキレイになる。ピカピカになる。そういうのって、世の中に、実はたくさんあるんじゃないかなぁ。

ふだんはちょっと汚れていて、あんまり魅力的に見えないけど、ほんのちょっとなにかを変えるだけですごく光る。逆に、そのままじゃ光れないもの。

たとえば、アイシャドウを変えただけですっごくかわいくなる子とか、ヒールのある靴を履いただけでとってもスタイルが良く見える子とか。いつもより少し笑顔を増やすとか、挨拶を丁寧にするとか。

ちょっと本を読んでみる。運動をしてみる。だれかと人生について話してみる。そうやって、なにか少し行動を変えて、磨いてみれば、思わぬ人が思わぬところでピカピカ輝くかもしれない。

ああそうか、そういうのを、人は「可能性」っていうんだな。

そういう可能性って、磨いてみなきゃわからないと思う。磨いて、「あ、こんなに白かったんだ」って気づいてはじめて、「これはもともとすごい可能性を秘めていたんだな」ってわかる。

それはつまり、磨かなければ、どんな可能性も未来につながらないということ。

センスがあるか、才能があるか、そういうのもすべて、まずは磨いてから。ある程度磨いて、ある程度の結果を見て、そこでやっと判断できる。

可能性があるかもしれない、と思ったら、磨くこと。磨いてはじめて、可能性があるかどうかがわかるんだ。

じゃあ、またあしたね。

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