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奄美大島の基礎知識~1.意外と広い

移住するにせよ、遊びに来るにせよ、覚えておくことをオススメしたいのが、「奄美大島は意外と広い」ということです。

私の知り合いのなかには、「自転車で一周できるくらいかと思ってたのに…」という人もいます。

ここは「自転車で一周できるくらい」の定義によるのですが、ふつうにイメージする「自転車で(素人でも)一周できる」というレベルと事実はまったく異なります。

島の面積は712km²、外周でいうと460kmあるので、車でまわっても1日で一周できるかあやしいレベルです。

したがってこの奄美大島で遊ぶにせよ、遊びつつリモートワークするにせよ、ひたすら働くにせよ(そんな人いる?笑)、なんらか活動する時には、まず地理を把握しておくことが大事、です。

この広さゆえに、仕事に向く場所、向かない場所もあるわけで…。

空港が思いっきり隅っこにある件

まず奄美大島にやってくる空の玄関口「奄美空港」。

思いっきり隅っこにあります。ほら。

したがって、空港から島内各所に移動するのには、時間がかかるのです。たとえばこんな感じ。

・空港→名瀬(島内最大の市街地):車で約1時間
・空港→古仁屋(南部にある島内2番目の市街地:車で約2時間

北部から南部までは国道1本で縦断できる構造なのですが、なにせ広いので移動時間がかかります。

なのでまず、この空港の立地を理解した上で、奄美大島での活動の計画を立てるのが基本です。船で来る場合は関係ないけど。

空港近く、きれいな海が広がる北部(奄美市笠利/龍郷町)

まず北部ですが、海がきれいです。滞在期間が短い時などは、北部で完結させるのが吉。

リゾートホテルなどがたくさんあるのもこの地域。この地域は基本的には光ファイバーが通っている場所も多いので、国道からほど近い場所であれば、おそらく仕事するネット環境とかは困らないです。

ただ、海に面したリゾートホテルとかは、逆に主要道路から入り組んだ場所にあったりするので、そんなに安定していない可能性もあり。事前にしっかり確認することをオススメします。

がっつり仕事しなきゃ!という人には以下の場所を覗いてみてください。

ICTプラザかさり
https://ja-jp.facebook.com/ICTplazaKASARI/

ちなみに、移住するのにもこの地域は人気が高いです(空港もきれいな海もいため)。が、ふつうに不動産屋さんで家を探したりするのは厳しく、見つかったとしても集落の付き合いなどが発生します。

それなりの覚悟をしつつ、集落に知り合いをつくる(移住者がすでに住んでいる場合もある)ところから始めるのがオススメです。

中心部~マングローブにつづく中部(奄美市名瀬/奄美市住用/大和村)

お酒好きな人には、島の中心街でもある名瀬がオススメ。屋仁川通りという飲み屋街はなかなか楽しめます。お酒だけじゃなくて、島料理のお店なんかもたくさんあるのがこのあたり。

近くにビジネスホテルやゲストハウスなども多くあるので、夜遊びつつ仕事しつつ、遊ぶ日は車で移動して遊ぶ!みたいな動き方をするなら名瀬を拠点にすれば安心です。

ネット環境も光ファイバーがひと通り開通しているので動画のお仕事とかじゃなければ問題ないと思いますが、コワーキングスペースみたいな便利なものがあんまりない気もします。(今後奄美市が整備するというウワサだけは聞いていますので、整備されたらまたお知らせします。。。)

ちなみに、移住しやすいのも、この名瀬。不動産屋さんに物件が比較的出回っているのと、そんなに田舎の集落の付き合いみたいなものがなく、都会的な生活ができるのがメリット。きれいな海に面した家、というのはちょっと難しいかもしれませんが…。

忘れかけていましたが名瀬から島の東側をさらに南に向かうと住用というマングローブが群生している場所に向かいます。

また、島の西側を南に向かうと大和村という海がきれいな場所に向かいます。

これらの地区は、あんまり私も詳しくないのでなんとも言えません(笑)。山間部であることもあって、人はまばらで、宿泊できる施設や仕事できる場所は少ないかと思います。

マングローブや原生林、滝などに癒やされに行く場所、という認識です…。

珊瑚の海、大島海峡が広がる南部(瀬戸内町/宇検村)

南部は一説によると北部よりきれいとさえいわれる海が広がっています。ただし、行くのが大変です。

瀬戸内町の中心部、古仁屋は名瀬に次ぐ市街地で、最近はIT企業の誘致などにも力を入れており、コワーキングスペースなどもオープンしています。

HUB a nice d!
https://www.facebook.com/hubaniced/

仕事しやすいかは分かりませんが、そんなに困らないと思います。ダイビングなどが好きな人は南部がいいって人が多いみたいです。

一方、同じ南部の宇検村は、瀬戸内町よりさらに行きづらく、大和村の流れを汲む人のまばらさなのですが、こんな施設があります。

やけうちの宿
http://yakeuchinoyado.jp/

この施設なんかは結構のんびり長期滞在するのにはいいんじゃないかな?と思います。

基本的に、名瀬に住んでいることもあって、北部~名瀬までの情報とそれ以南の情報の量がまったくちがうので、、、南部の情報はゲットしたらまたアップデートします。(笑)

意外と広い奄美大島。

と、いうわけで。遊びに来るにせよ、移住するにせよ、「奄美大島は思っているより広い」ということをまず把握されることをオススメします。

なにせ私も移住候補として奄美大島に来てみた際に、広すぎたので南部はあきらめました(1泊2日とか2泊3日とかで来るとそうせざるを得ないのです)。

まあでも、広いからこそ、いろんな場所があって、飽きずに遊べる島だなとも思います。海あり、山あり、マングローブあり、滝あり。

まずはその広さを体感してやろーじゃないか、くらいの気持ちでぜひ遊びに来てください!

この度は私のnoteをご覧いただき、本当にありがとうございます! これからも移住や働き方、南の島ってぶっちゃけどうなの?といった話をのんびりレポートしてまいります。 スキや感想のコメント投稿、サポートなどいただけると、とってもうれしいです。今後ともよろしくお願いします!