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ツァラトゥストラ

私は、今まさに本が読めない時期にいる。

紙、電子に関わらず、読書が捗らない。
冬場は、浴室に電子書籍が読める媒体を持ち込んで、湯が冷めるまで読書をしていた。

暑さの厳しい時期だからだろうか。
まず、夏場に長時間の入浴はしないため、お風呂タイムに読書はしない。
次に、日中の暑さにやられ、帰宅する頃には疲れ果てている。
そして、ベッドの上で、読書をすると姿勢が悪くなるため、控えている。

ほかの人は、いつ読書をするのだろうか。
朝、コーヒーを飲みながら。
通勤電車で。
休日のカフェで。
夜、寝る前に。

私は、紙も電子書籍も没頭できるので、どちらかが好ましいとは考えていないが、浴室で読みたいため、電子書籍で購入することが多い。筆者及び著者への還元を考えれば、紙の本を読むべきだと理解しているが、たくさん読むことに重きを置いているため、もっぱら電子書籍がメインである。

読書が捗らないという苦しみを乗り越え、最近一冊読み終えた本がある。
「世界でいちばん透きとおった物語」著/杉井光(新潮文庫)
である。

すでに話題の書籍である。
単行本もない、電子書籍もない、文庫書き下ろしのみ。
これだけ話題なのに、なぜ電子書籍がないのだろうかと疑問に思いつつも、知人に勧められ、読み始めた。

結果として、紙で読む以外に選択肢など、はなからなかった。
驚きと感動を味わい、また本の校正について、より知りたくなった。

そして、校閲ガールというドラマのことを思い出していた。
2016年放送のため、すでに現在の職に就いている状況ではあったが
校閲という仕事に憧れた。

書く仕事を夢見る人間として
校正・校閲の勉強は必要と思い、書籍を購入しようと思う。

これでまた読書が捗るなら、とてもうれしい。


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