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癖ある自分を否定しなかった

これまでどれほど他人の感情ばかりに注目してきただろう?
どれほど他人の反応ばかりに注目してきただろう?

そんなことを感じる出来事が数日続いていた。
昨日、自分のデスクの上に同僚からお土産のようなものが置かれているのを発見。なになに??とほんの一瞬ワクワクしたのも束の間。次の瞬間には、他の机に目をやり、私の机の上にしかお土産がないことに気づいて、なんとなく、こっそりと中身を確認する自分がいた。

私が育った家では、ありのままの感情を出すと、それに対する親の反応のほとんどが怖さを感じるものだったから、感情を出すときは、必ず周囲を瞬時に見渡す癖がある。常に理性が顔を出してゴーサインを出してから、感情が出る感じ。

今回お土産を見つけた時も、ある意味いつものわかりやすい自分の反応。

でも今回は、ああ、またやってるやってる、と後からちょっと可笑しくなってしまった。
自分の感情表出の癖のようなものを、一歩引いて見ていて、漫画の一コマに出来そうって思った。

気づけば身についてしまっていた自分の癖に気づくたび、なんで他人の感情や反応ばかり気にしているのか?なんでありのままの自分を出せないのか?、と今までちょっと責めモードだった。
でも何故か昨日は、一歩引いてそんな自分を眺めて、なんの評価をすることもなくクスッと笑って終わった。なんだかそれ自体がうれしかった。

他人の感情や反応って、別に気にしなくていい。そして、気にする癖のある今の自分を否定しなくていい。

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