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食べ方こだわりシリーズ〜レーズン問題についての考察〜


最近、お気に入りのイギリスのシリアルメーカーがあります。
甘めが最小限で小麦の甘さと他に混ざっている乾燥バナナ、りんご、ココナッツの甘みや小麦の自然な甘さを感じられます。
ブランフレークなのでザクザクとした食感で、私はこれに更に自分でローストしたクルミを入れるのにハマっています。

裏切り者がいます

この、ザクザクボリボリ食感の中に裏切り者がいます。レーズンです。
こやつ、クチャクチャネチャネチャ族なのにシレッとmix系のグラノーラやシリアルには必ずといっていいほどおります。
いちじくもその兄弟分だと思っています。

今回手にとった商品の箱にはあまり存在感が無いように見えたのですがしっかり存在しておりました。
商品の味やバランスは気に入ったので、
私は毎回食べる前にレーズンを取り除いて、代わりに自分のローストクルミを大量にいれて、甘みが足りなければカカオ70パーのチョコレートを刻んで入れるか、メープルシロップをかけて食べています。

レーズンは名脇役どころではない存在感

レーズンて、実は結構、幅広くいろんなものに入ってませんか?
そして、それを当たり前に受け止めてませんか?

昨日行ったフレンチのレストランでキャロットラペを頼んだら、見事にレーズンがありませんでした。
そこのシェフに
「私、シリアルのレーズン毎回抜いてるんです。」
といったら、ウチもキャロットラペのレーズン残す人があまりに多いのでやめました、と言われました。

レーズンの、実は脇役に見えて口の中で圧倒的に他の食材と相容れない存在感には私のようにわざわざ取り除くような人も出てくる。
人間にもこんな人いますよね。

だがこのネチャクチャ族でかつめちゃ甘い、という特徴をうまく生かしていると思うのが、

・レーズンサンド
・ラムレーズンアイス
・レーズンバター

かなと思ってます。
私が違和感なくレーズンを受け入れられる料理ですね(知らんわ)。
一方、レーズンだけを残してしまうのは、

・ミックスシリアル
・フルーツケーキ(フルーツケーキって、ドライフルーツケーキじゃない?ていうツッコミはいつも入れたくなる)
・りんごとか、野菜と混ぜるさっぱりサラダ系
(キャロットラぺもしかり)

このどっちにもつかないのは、
ドライいちじくなどと共に入ってる
パンの中に入っているレーズン。
これはもはやパンの生地とまとまってるので、
いいように丸めこまれているような気がします。
そして、好きでも嫌いでもないです。

これら比較で見えるのは、

→レーズンはバター、生クリームなどのコッテリ系乳脂肪と合う
→甘い酒、同じくらい甘いものに馴染んでると違和感がない
→サッパリサラダ系に粒ごと入ってると味や見た目で浮く
→ 食感が他の食材と合わないと猛烈に主張が激しくなる

てことです。

レーズンとの関係を見直す

見た目の料理全体の特徴を出すのにはレーズンはなかなかいい立ち位置のようです。
甘さも粒で残さなければ良い風味にも。
だがそれに対して粒1つ1つの強い甘さと皮の食感。

この違和感は私個人の趣味の問題なのかなーと思ってましたが、
キャロットラぺの話を聞いてから沸々と疑問が湧きました。

「みんな自然に受け入れてるけど、レーズンってそんなに好きなのかな?」

「レーズンが料理に入ってるとアガるものなのか?」

「トッピングにしては諸刃の刃なのでは?」

こんなにレーズンの事を考えた日はありません。
レーズンについて厳しいことを言ってしまいましたが、私はレーズンサンドやレーズンバターは好きです。
ただ、むやみにシリアルにはレーズンは入れて頂きたくないというのが私の私的見解です。
いちじくも同じなんですが、レーズンほど幅を利かせてないので疑問を感じません。

むしろ、
レーズンがないとダメなんだよぉぉぉ!
絶対にぃぃぃ!

という方がおりましたら熱く意見を交換したいと思っています。

まちこし




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