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毎日の振り返りをKPT方式でつけてみたらいい感じだった

そもそものきっかけは、ある日「振り返りが大事」という話を見たことだった。

ハーバード大学のビジネススクール(HBS)が実施した研究によりますと、一日15分だけ明確に時間を作り自分がその日に学んだことをしっかり振り返ると、それだけで業務パフォーマンスが10日後に23.2%もアップしたということです。

この記事を目にしたときの僕は何かと忙しい日々を送っていて、地に足がつかないなーと思っていたところだったのもあり、「そんなに効果があるなら毎日ふりかえりをやってみるか!」と思い立ち、やってみることにした。

幸いにも、大学に入学してからこれまでも日記をつけていたので、時折自分の行動や思ったことを記録する習慣はできている。
あとは、そこに振り返りを書いていけばいいだけなのだろうけど、でも、いざ振り返りをしようと思っても、やり方がわからない。
一体何を振り返ればいいのだ、となってしまう。

ちなみに、日記自体は最初は紙で書いていたが、そのうちEvernoteでずっとつけていた。
でも、せっかくなのでこれを機に最近流行りのnotionに移行してみた。

さて、どうやって振り返りをしようかとおもっていたところで、思いついたのは、KPT方式だった。

KPT方式とはふりかえりのためのフレームワークで、特にエンジニアのアジャイル開発で使われている。

What we should keep.(続けるべきこと)
Where we are having ongoing problems. (抱えている問題)
What we want to try in the next time period. (次にトライしたいこと)

この頭文字をとって、K(Keep)P(Problem)T(Try)を出す方式だ。
僕が今インターンしている企業の定例でこのKPTを使って各週毎にチームの振り返りをしていたのがきっかけでその存在を知った。

どうせ振り返るのであれば、これでいいかと思い、僕はKPT方式で毎日ふりかえってみることにした。
ただ、やはりちょっとチームのものとはことなるので、独自のアレンジを加えて、Keepの部分をGood(よかったこと)に変えたのと、せっかくなので感謝をしようということでTHANKに毎日の感謝も書き出すことにした。

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KPTの振り返りを毎日1ヶ月続けてみて

さすがに毎日15分は確保は難しいが、だいたい時間ができたときにはこの方式でふりかえりをしてみて、今で1ヶ月位になるが、だいぶ効果を感じてきている。

まずはGoodとThankの部分で、よかったことや人への感謝を書き出すので、自己肯定感的なものが増していると思う。
日々の生活の中で、こんなにいいことや新しいことができてるんだ、と実感することで生活の満足感が上がった。
さらに、ここまで振り返るとそれまでにやったことがないことをGoodに書く傾向があり、挑戦がポジティブな意味を持つようになった。

ProblemとTryでいうと、毎日問題点を考える時間をつくると、潜在的な問題点が浮き上がるのが良い。
例えば今取り組んでいる作業以外にも、寝てる?とか運動できてる?とか、そういった健康面や遊べている?みたいなプライベートの話まで意識が向く。
そして、それを解決する翌日からの意識まで書くことで、無意識的に改善ができる。
仕事でない日々の生活だとなかなか「改善しよう」とは思わないのだけど、このフレームワークに従ってやってみるだけで知らず知らずのうちに生活改善ができているという良い結果に。

最後にもう1ついうと、これはあくまでも個人のふりかえりなので、仕事と違って誰からも評価されることがなく、自分のペースで続けることが出来るといういい面もあった。

自分の人生、やっぱり自分でコントロールしないと。
というわけで、結構毎日の振り返りはおすすめなので、お試しあれ。

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