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【短編私小説】図書室とマリーちゃんと私

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【短編私小説】図書室とマリーちゃんと私
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#私小説

12、最終話 図書室とマリーちゃんと私(後編)

   そうして、いずみ小学校と別れを告げ、私は次の学校へ向かった。  次のみやこ小学校では…

11、図書室とマリーちゃんと私(前編)

 今日は、いずみ小学校での勤務の最終日だ。  この半年と変わらない、同じ一日の始まりに、…

【私小説】続、図書室とマリーちゃんと私 10、私の名前はマリーさん?

 私のいずみ小学校での任期ももうすぐ終わりの9月。  盆地の残暑は意外に厳しい。  私は…

【私小説】続、図書室とマリーちゃんと私 9.花の名前を教えて

 小学校での仕事もようやく慣れた6月のはじめ。  この山に囲まれた東北地方にあるとある盆…

【私小説】続、図書室とマリーちゃんと私 8、小さな物書きが気付くこと

 昨今、子供の本離れは深刻だというが本当にそうなのだろうか?  いずみ小学校の子供たちに…

【私小説】続、図書室とマリーちゃんと私 7、校長先生のおたのしみ

※1~6話は「図書室とマリーちゃんと私(本編)」に一括して収録しています。 * * *  …

【私小説】図書室とマリーちゃんと私(本編1ー6話完)

※実話ですが何年も前のことを思い出して書いたので、現年齢とは異なります。作中の名称はすべて仮名です。ご了承ください。  ぴったり一万字です。noteで長文読みにくい場合は、カクヨム、なろうにも掲載してます。 1、わたしのこと 私は、子供の頃から怖い話というのが苦手だ。  しかし、多くの小学生は怪談話が大好きだ。  例にもれず私が小学生の頃の親友は、その手の話が大好きで心霊写真集なる本を3冊も所蔵していた。  その中から、いつもとっておきの心霊写真を私によく見せてくれた。