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バスケ選手のACL断裂多過ぎ問題

BリーグB1渋谷と契約後すぐに
B3徳島に期限付き移籍をした
狩野選手が右膝ACL(前十字靭帯)
断裂
、というニュース。正直
Bリーグをウォッチしてると
ACL断裂のニュースが多過ぎて
辟易とする。悲しいしうんざり。
落胆と失望ですよ。

他のプロスポーツでどうなのか
知らないけど、バスケでACL断裂
多過ぎね? さすがにファン
として堪忍袋の緒が切れますよ。
勘弁してくれってなる。しかも
その感情をどこに向けたらいいか
まるで分からないのがツラいところ。

どういう練習をしてるのか。
メディカルスタッフがどういう
ケアをしてるのか。練習前後、
試合前後など。もちろん、
選手本人の体質的な部分も
あるんだろうけど、単一競技
しかやってこない日本特有の
選手の育て方って、関節の
駆動パターンのバリエーションが
増えないんじゃないかという
気がするんですよね。それが怪我に
繋がってるんじゃなかろうかと。

数少ない若くて運動能力の高い
選手を自分とこの競技に囲って
おきたいっていう指導者の心の
狭さが、色々な競技の経験を
若いうちにさせないという
流れに繋がっているんじゃ
ないかと思うんだが。

で、ACL断裂で何が嫌かというと、
競技復帰まで1年近くかかるので
1シーズンはその選手がプレー
出来ないというのが何より嫌
なんだよな。あと、整形外科的に
ACL断裂、再建手術後のリハビリの
過程を把握してないので何とも
言えないんだけど、腱の自家移植
以外での再建ってルール的に
あかんの?っていう疑問が残る。

こないだのB1千葉Jの二上選手の
ケースが分かりやすいけど、二上は
同一箇所の再発(再断裂)なん
だよね。という事は、再建手術で
自家か他家か知らんけど、少なくとも
生体からの腱の移植でやってるって
事だよね。半腱様筋腱とかが
使われるって聞くけど、
その必要あんのか?って思うの。

何が言いたいかっていうと、
生体腱じゃなくてワイヤーで良くね?
って俺は思うんだ。大腿骨遠位端と
脛骨近位端に穴を開けてそこに
ワイヤー通して固定。何であかんの?
こういうやり方、臨床でゼロでは
ないと思うんだけど、スポーツ
選手だとそれはあかんみたいな
ルールあるんかな。

正直、ワイヤーだったら再断裂の
危険性はほぼ無いと思うんだ。
周囲組織との摩擦による影響が
どの程度あるのかは分からんけど。
それでも、再断裂の可能性がほぼ
無いってだけで、復帰後の選手の
パフォーマンスはだいぶ向上すると
思うんだけどなぁ。

俺はスポーツ選手がパフォーマンス
向上のために人体改造したり
ドーピングしたりすることに関して、
本人の覚悟があるなら構わない
思ってる派の人間だけど、それは
生命倫理なども含む難しい議論に
なるテーマなので結論の一本化は
難しいだろうと思う。

ただ、それとは別に受傷したから
身体の腱を一部ワイヤーに換えます
とか、そのぐらいはサイボーグ化
とかトランスヒューマニズムとかに
全くかすりもしないレベルの事だと
思うので、くだらない慣習とか
ルールとか無くなってほしいと
思うんだよな。もちろんそれ以前に
スポーツ傷害の予防が最優先
なんだけどね。

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