日本男子バスケが次のフェーズに行く為には
先週末から報じられていることだが
今夏ネブラスカ大を卒業した冨永啓生が
米NBA、ペイサーズとEx10(無保証)
契約を結んだと発表。そしてそれに
続くようにBリーグB1横浜所属の河村
勇輝がNBA、グリズリーズとEx10契約を
結んだと発表。ネット上の記事などを
見るに「いつでも切れるけど呼んで
やってもいいよ」的な契約らしい。
それでも同時期に同年代の日本人選手
2人がNBAのチームから「試してやるよ」
と呼ばれた事は、かなりの衝撃と言える。
当然、このいつでも切られる契約形態
ゆえに、悲観的な見方が目立つが、
挑戦の門は開かれたんだから、そこで
いい結果が出せるよう応援したいと
なぜ言えないのかと俺は思ってしまう。
その上、「日本人の分際でNBAに入ろう
なんておこがましい」的なNBA至上
主義者の、渡邊雄太や八村塁の活躍を
無視するような日本人蔑視の発言すら
目に入ってくる始末。その他にも
「挑戦するだけ無駄だからやめとけ」
とか、何も成してないであろう匿名の
連中による誹謗中傷のオンパレードに
憤懣遣る方無い気分にさせられる。
挑戦して失敗したっていいじゃないか。
挑まない奴の方が恥かくよりよっぽど
みっともないのに(これは自分自身
痛いほど思い知ってる)。本当に悲しいし
2人は外野の声など気にせず、目の前の
課題にだけ集中してほしい。そして
SNSで家族や知り合い以外のコメントは
見ないでほしい。ファンの応援コメント
さえもね。有名人は自分でSNS管理
しちゃダメですよ。
「言葉は人を56せる凶器にもなる」。
誹謗中傷は傷害と一緒。なぜ日本の
司法はネット上の言葉による誹謗中傷を
軽視し続けるのか(おそらく対応する
マンパワーが足りないから)。これは
スポーツ選手に限らず芸能人と呼ばれる
人たちにも言える事。インフルエンサー
とか呼ばれる素人でさえも阿呆に粘着
されるんだから。今はAIが発達して
きてるし、SNSの書き込みに対して
反映される前にAIが内容を判定して
フィルタリングするぐらいのことは
出来んのかなと思うわ。
話の内容が本題と外れちゃったので
本題に戻すけど、トップ選手がNBAに
挑戦出来るところまでは来たが、日本
国内の男子バスケの技術的発展はまだ
山の麓で止まってるような状態だと思う。
代表の壮行試合とか見てても情けなく
なってくる。技術の低さも勿論大きな
要因だけど、何より悲しいのが
気持ちですぐに負けてしまうこと。
リードされると余裕がなくなり
すぐにベンチを見る、余計なパスを
回し出す。どの選手、どの年代を
見てもこの傾向がある。ここを
どうにか出来ないものか。
結局精神論かと言われそうだが、
そこだけじゃないのよ。自信を持つ
ためにも、技術面の進歩は絶対条件。
アンダー世代からスキルコーチングが
どの程度なされてるのか。おそらく
今代表に入ってきてる若手がギリギリ
そういうのを受けてる世代で、それ
より上の世代はスキルの指導なんて
ほとんど受けてきてないか、受けて
いても世界的に見て使い物にならない
レベルのものだったんじゃないかな。
環境整備、指導者の交代(古くて
役に立たない有害な指導者の排斥)、
そして栄養指導や学習補助まで
踏み込んだアンダーカテゴリーの
育成強化。ここら辺は全然出来て
いないように見える。少なくとも
まだ顕在化していない。地道な作業
だと思うけど、改善を続けてほしい。
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