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若作り礼賛みたいな風潮どうなん?

今に始まったことじゃないし、何なら
今より数年前の方がもっと世間的には
ブームだったんだろうけど。タイトルに
書いた通り、「若作り礼賛」みたいな
風潮ってありません? 俺すごくそんな
風潮感じるんですけど。正直全然
納得行かないし、違和感だらけです。

身も心も若く保とうとすることは
すごくいいことだと思いますよ、俺も。
はっきり言って古くなり衰えることは
社会にとって害だし、邪魔な存在で
しかないんですよ。俺は最近老化が
顕著で、身も心も急激に老けてきてる
自覚があるんだが、老けきって
しまったら、社会から排斥されても
仕方ないと思ってる。俺が常日頃
忌み嫌う老害になり、自分だけ特別
扱いしろなんて厚かましい事を言う
人間にはなりたくないからね

そうなるくらいならマジで4んだ
方がマシ。潔さこそ大人の誠実さ。

ただね、身も心も若く保とうと
することと「若作り」って表面的
には近く見えるかもしれないけど、
その内実って全然違うと思ってます。
あくまで俺の感覚だけど、若作りは
外見だけ、見てくれだけを若者に
寄せようとしてる感じで、むしろ
人格としては未熟というか、
いつまでも幼稚な考えから抜ける
事が出来ない結果なんじゃねえか
って思うんだよね。みっともない。

感性が古いままなのに、自分の老化、
変化を受け入れきれずにガワだけ
若さを保とうとするのは、いびつだし
人格の完成には到底及ばない感じが
するんですよ。ただ、手っ取り早い
のもあって、世間的には若作りを
(商売として)推し進めるような
傾向がある気がする
。若作り商戦
みたいな。本当は心の中で嘲笑して
いるんだけど、ビジネスとして
金払いがいいから、中年の若作りを
よいしょしてる感じ。不愉快です。

心の若さって新しいものを受け入れ
変化出来る柔軟性のことだと思うし
ある程度歳を重ねるとその柔軟性の
維持が如何に難しいかが分かって
くるんですよ。だからこそ本当の
若さを保ててる人に対しては羨望の
眼差しを向けるし、同時にそれが
嫉妬になるのは見苦しいと思ってる

見た目なんか関係ねえんだよな。
現時点での科学技術ではどんなに
抗おうが外見の若作りが自然の
老化スピードに勝てないんだから、
そこを許容した上での肉体と精神の
活動性、柔軟性を保てる人が何より
かっこいいんですよ。そこに
気付けず若作りを続けてる人には
見てて痛いっていう感覚しかない。
自分が同じ中年であるだけに、
すごくしんどい気持ちになります。
自分もそうなりそうな怖さがある。
いや〜、怖いなぁ・・・

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