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Bリーグにおける選手の怪我離脱の影響

2023年10月23日現在のお話ですが、
23-24シーズンのBリーグ/B3リーグが
開幕してから3節が終了し、全日程の
1割を消化したことになる。1割じゃ
まだ大した事ないと思われるだろうが、
スタートダッシュに成功するか失敗
するかは大きな違いだし、ここで
付いた差を後になって縮めるのは
容易じゃないので、大事な期間で
あることは間違いない。

一方、まだリーグ戦日程の1割しか
消化してないのに各チームで怪我人が
続出している。Bにおけるチーム力の
基本は「外国籍枠の選手が健康体で
揃っているか」
。そのラインが保たれて
いて初めて「優秀な日本人選手が
怪我なく出られているか」
が優劣を
分ける。よって外国籍選手の怪我が
一番の戦力低下の要因であり、次に
主力日本人選手の怪我が影響が大きい。

基本的に国内の移籍市場に「プール
されてる選手はほぼゼロ」
と思って
いいだろう。シーズン途中の移籍は
ほぼ無いが、実際トレードでなく
一方的な契約解除をした場合、
代替の選手がまず見つからない
という理由で、日本人選手のシーズン
途中での契約解除も変更も無いと
いうのが実情ではないだろうか。

アメリカとかならNBAという夢を
追って無所属なりGリーグなりで
ピックアップを待ってる浪人選手は
いるだろうけど、日本ではまず
無いよね。みんな収入なきゃ
食ってけないから、実業団なり
定職就いてクラブチームに入るなり、
所属はかっちり決めちゃう傾向に
あると思う。それはある意味当然の話。

言い方は悪いが、外国籍選手は
怪我したら外からそういうFA中の
選手を連れて来ればいいので
解決は楽だ。その代わり近年は
興行ビザが降りづらくなってる
という噂があり、新規契約の
インポートが入国するのに異様に
時間がかかるようになってるらしいが。

問題は日本人の主力選手が大怪我で
長期離脱になった場合よね。チーム
プランが根底から崩れちゃうから。
日曜(22日)の試合で、B2福島の
林選手が怪我したらしい。チームが
迅速に診断結果を発表し、「右の
足関節・開放性脱臼」とのこと。
俺はその試合の映像は敢えて
見てないんだけど、ネットでの
書き込みを見る限り腓骨、外果尖が
皮膚を破って外方に突出したのかな。
当然前・後距腓靭帯などは「全断裂」
だろうから損傷としては重度となるし、
診断名的に骨折は伴ってないとはいえ
全治には半年以上かかるんじゃないかな。
ただしそこからプロとして競技復帰
出来る強度を想定してリハビリするなら
もっと時間はかかるかもしれないけど。

故意じゃないにしてもこういう
怪我は起きるし、今後の競技日程の
スケジューリングを考えたら、チームが
保有出来るロスター上限は明らかに
増やすべき
。人件費を考慮して
増やさないでいるという意見もあるが、
現状ではB1/B2よりフロントの資金力が
高くないB3の方がロスター上限は
多いんだよね。おそらく人数が多い分
平均給与が安いとか、そもそも給料
払ってないアマチュア契約の選手が
多いとかで何とかしてるんだろうけど。
その辺の整備も今後ずっと続けて
いかないといけないと思います。


(2024/02/15追記)
今日現在B2福島の林選手は怪我も
治り、試合に出場しています。
もっとかかると思ってた。意外と
早く回復するもんなんですね。
若いからだろうか。

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