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【とりあえずビールは健在か?】酒税法改正で10月から安くなるビールについて、大学生の本音を聞いてみた

全国500名の大学生と一緒に「エンタメ×若年層」事業をつくるAmaductioNが独自に調べた、学生へのアンケートをもとにした調査レポートを記事にしていきます。
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こんにちは!
AmaductioN大学生総研 の じん です!!

皆さん、酒税法が改正されるのご存知ですか?

酒税法とは、普段お酒を飲む際に課される税金のことです。
この“酒税”はいくら課されるかがお酒の種類によって違うんですが、その税金額割合が今回の酒税法改正によって変わるそうなんです。

●酒税法改正ってなに?

具体的には、2020年10月から徐々にビールが安くなるようで、2026年には大幅な減税が行われるんですね。
若い人が好きなイメージがあるチューハイですが、こちらは2026年に増税されるとのこと。

ビール好きには大変ありがたい酒税法改正となりますが、最近の若い人はビール飲まない印象が強いですよね。
私の先輩たちもビールはあまり好んで飲む人が多くないイメージですし、基本的にはチューハイ人気が高いように思います。
つまり今回の酒税法改正、若者需要はあまり高くないはずです。

ということで、今回は3人の現役大学生にお集まりいただき、座談会を開催。
実際“ビール”や“お酒”についてどんな意見を持っているのか聞きました。

お酒やビールを語り合う座談会開催!

筆者:本日はよろしくお願いします!

一同:お願いします!

筆者:私筆者は大学2年生でお酒がまだ飲めない年齢なので、ある程度飲酒経験の強そうな大学4年生の皆さんにお集まりいただきました。

●お集まりいただいた方のプロフィール
Aさん:中央大学4年。男性。
Bさん:跡見学園女子大学4年。女性。
Cさん:お茶の水女子大学4年。女性。

参加学生さんのビールプロフィール|ビールとの出会いは先輩の影響?

筆者:まず、皆さんのビール遍歴とビール好みを教えてください。

●「とりあえずビール」は一度は通る道

Aさん:僕はビールが好きなんですが、最初からビールが好きだったわけではありません。
最初先輩と飲みに行ったときに「とりあえず生で」と頼んでいたので、それにならって私もビールを飲みました。
最初は周りの雰囲気で飲んでたし、しばらくは「なんだこれ、まずい」って思いながら飲んでいました。
だけどある日、2週間くらい飲み会の予定が入らなかったときがあって、その時急に「あれ、なんかビール飲みたいな」って思って、それ以降はどんどんビールが好きになりました。
→Aさん:お酒は好きだしビールも好き

Bさん:私もビールとの出会いは先輩との飲み会ですね。
初めて飲んだ時は無理して飲んでたし、今もビール好きではありません。
全く飲めないわけではないですが、自分から好き好んでビールを飲むことは絶対にないですね。
逆に専らハイボールを飲みます。
→Bさん:お酒は好きだけどビールは嫌い。ハイボールが好き。

Cさん:私も先輩に飲み会に連れていってもらったりしたのが最初だと思います。
ビールはあんまり好きではないですが、そもそもそんなにお酒が好きではありません。
→Cさん:お酒もビールも好きではない

●先輩にビールを強要されることはない

筆者:皆さんかなり先輩の影響を受けているようですが、それは先輩に勧められるんですか?

Cさん:勧められるというよりは、自発的な興味本位、好奇心で「飲んでみようかな?」という風になりましたね。

Aさん:昔はかっこいい先輩に合わせて、なんならカッコつけるような感覚でビールを飲んでたって聞いたことがありますが、僕らの世代ではそのような感覚はないですね。

Bさん:私も堂々と普通にハイボール頼んじゃいます。

飲酒頻度|家のお酒を飲むことは少ない

●お酒を飲むのは飲み会がメイン

筆者:皆さんどれくらいの頻度でお酒を飲まれているんですか?

Aさん:僕は月に2,3回くらいですね。
コロナ前は飲み会とか友達と飲みに行くことが多くてもう少し飲んでましたが、今は飲みに行かなくなって。
家では全然飲まないタイプなので、たまに気分で「今日飲みたいな」って時に缶のお酒を買って飲みます。

Bさん:私も家で1人では飲まないですね。
私が“お酒が好き”なのはイコール“飲み会が好き”なので、コロナになって全然飲まなくなりました。
あでも、バイト終わりに疲れた時とかだけ買いたくはなります。

Cさん:私、頻繁に飲んでいればいるほど飲みたくなるし、お酒に触れていなければ触れていないほど飲めなくなってしまうので、飲む頻度は結構偏りがあるなぁと思います。
でもコロナ禍の外出自粛期間は、やることがなさすぎて逆にお酒飲んでました。

●意外としてないZoom飲み

筆者:コロナ禍ではZoom飲みとかが流行りましたが、皆さんも同じようにZoom飲みしてたんですか?

Aさん:いや、あまりしなかったですね。

Bさん:私もですね。

Cさん:私もです。

筆者:意外とそうなんですね。
コロナ前はやっぱり皆で飲むことが多かったんですよね?

Bさん:飲み屋で飲むことは全然ありましたし、あとはバーベキューとかでも飲んでました。
バーベキューのために缶のお酒をいくつか買って、余ったお酒をうちに持ち帰って、皆で宅飲み(人の家で集まってお酒を飲むこと)したりもしましたね。

周囲の学生の飲酒嗜好|ビール好きもビール嫌いも平等に混在

●若者が完全にビール離れしているわけではない

筆者:皆さんの同世代のお友達はお酒にどのような好みをお持ちなんですか?

Aさん:僕の周りの人たちはコーラサワーとか巨峰サワーが好きですね。
居酒屋に行ったときに「とりあえずビール」の感覚で一杯目にビールを頼む人は10人中7人くらいなんですが、その中で本当にビールが好きなのは3人くらいだと思います。

Bさん:私の周りは割とビール好きが多いですね。
皆で飲みに行ったら私だけハイボールで、それ以外は皆ビールを頼んでいます。

筆者:周りの人にビールを勧められたりしないんですか?

Bさん:“私=ハイボール”っていうイメージがついてるみたいなので誰も言ってこないですね(笑)

筆者:なるほど(笑)

Cさん:私は仲の良い友達グループで飲みに行くときは必ず一杯目にビールを飲むっていう決まりがあるので、皆とりあえずは飲みます。
でも本当に好きなのはそのうちの半分くらいでしょうか。
6人組グループなので3人がそれにあたるんですけど、3人のうちの1人はガチのビール好きで、本当にビール“しか”飲みません。

●家庭環境や地域性も影響

筆者:どうして一杯目ビールというシステムが生まれたんですか?

Cさん:私の友達グループはたまたま北陸出身の子が多くて、米どころというか、お酒が有名な地域出身の子たちが多かったんですね。
お酒への理解が深いお家の友達だったので、結構そのままお酒をしっかり飲むスタンスができたんだと思います。

筆者:なるほど、地域性によるものだったんですね。
ちなみに皆さんのお家はどんなお酒の飲み方をされていたんですか?

Aさん:うちはお父さんがずっとウイスキー飲んでますね(笑)
強くはないんですけど。

Bさん:うちの両親は最近はあまり飲んでる様子を見ないですね。
昔は結構ビール飲んでた記憶があります。

Cさん:お父さんはスト缶(STRONG ZEROのこと)めっちゃ飲んでます(笑)
お母さんはノンアルが好きですね。
昔は飲んでたみたいですが、出産のときに禁酒して以来あまり飲まなくなったみたいです。

ビールのイメージ|大人のお酒という印象

筆者:皆さんはビールに対してどのような印象をお持ちなんでしょうか?

Aさん:ちょっと大人なイメージがあります。

Bさん:私も大人なイメージです。
あと、一杯目でビール飲む女子とかは“肉食系”なイメージもありますね。
ただ、私インスタで「ビール女子」っていうアカウントをフォローしているので、全くネガティブなイメージとかはないです。

Cさん:私も一杯目にビールを飲む女子はお酒好きな印象があります。
それと、ビールって私の中では割と男くさいイメージだったんですけど、プレモルを飲んだり、ビアガーデンに行ったりしたこともあって、最近はちょっとお洒落なイメージに変わりました。

筆者:総じて若者が飲んでる感はあまりないということですね。

ビールの味について|結局“苦み”が好みのポイント

筆者:ちなみにBさんはどうしてビールが嫌いなんでしょうか?
炭酸がきついんですか?

Bさん:炭酸に関してはハイボールも炭酸効いてますが、スッキリ度がビールよりもハイボールの方が高くて好きです。
ビールは腹に溜まるのが苦手です。
あとは単純に味ですね、苦味が嫌いです。

筆者:苦い飲み物が基本的にあまり好きではないということですか?

Bさん:そうですね。
緑茶とかコーヒーとか、苦味自体あまり好きではありません。

筆者:なるほど。
では、ビールの好みと苦味って関係してるんでしょうか?

Aさん:僕はブラックコーヒー大好きなので、もしかしたら関係あるかもしれません。
結構苦味の虜になってます(笑)

Cさん:私は結構コーヒー好きですけどビール嫌いですね。
私の場合はお酒そのものがあまり好きではないので、ビールが苦手な理由は苦味ではなくてアルコールっぽさなのかもしれません。

大学生がビールを飲むようになるには?|ビールという商品そのものの魅力発信に着眼を

●「苦味がうまい」という普遍的な命題が重要

筆者:最近はビールのCMに若い女性アイドルが起用されたりとか、ビール会社も若い人達にビールを飲んでもらえるようなプロモーションを展開しています。
では、大学生がビールを飲むようにはなるのに必要なことって何なのでしょうか?

Bさん:私としては、「なんでわざわざ好き好んでまで“苦い飲み物”を飲むの?」っていう疑問がすごく強いんです。
だから、苦味の“良さ”というか“尊さ”というか、ビールの何が良いのかを明確に知ることができれば、少し入り口が広がる気がしました。
あとはフルーティーな味付けのビールを販売するとか。
正直若手芸能人が起用されたビールのCMを見て、「ビール飲みたいな」というように気持ちが揺れ動くことはありません。

Cさん:私も揺れ動くことはないですね。

筆者:なるほど。
では、CMキャラクターの起用云々というよりは商品自体の魅力に迫った方が飲みたくなるということですね。

Bさん:そう思います。

●酒税法改正でお酒の飲み方は変わらない

筆者:最後に、酒税法改正によってビールを飲む頻度は増えると思いますか?

Aさん:結局お酒を飲むなら飲み屋で飲むので、あまり変わらないと思います。

Bさん:私もそう思いますね。

Cさん:私もです。

筆者:よく分かりました。
皆さん、お忙しい中お時間をとって頂きましてありがとうございました。

まとめ|とりあえずビールは健在!真似したくなるセリフは試してもらうチャンス

ということで、現役大学生のビールへの本音を掘り下げてみました。

「とりあえずビール」という所作は一度は真似したくなるもののようでしたし、若者にとってビールに触れる機会が全くないわけではないんだなということが分かりました。

その上で「ビールを好き好むかどうか」は、当たり前ですが結局「味への理解があるかどうか」にかかっている様子。
CMキャラクターなどの外的要素で印象が変わったりするのではなくて、商品の中身自体の伝え方によって印象が変わるのかもしれません。

例えばBさんが言っていたフルーツビールを知ってもらうように発信するなど、若者のビール造詣への可能性が広がるかもしれませんね。

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【担当ライター】
じん
東京農業大学2年生。東京都出身。年間100本劇場で映画鑑賞。サカナクションが好き。***************************************************************************

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