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頭の中を巡るもの

お久しぶりでーす!なので少々長くなります。

銀色週間(※Silver week)の暇潰しにでも良ければ読んでくださると嬉しいです。


徴産制、こんな未来があるかもしれないというほどリアルに男性が女性へ性転換し、子供を宿す設定で書いてあり、SF感覚で読めました。

私のことならほっといて、も沢山のシチュエーションで時に笑いながら、時に淫靡な心持ち、時に切なく大変面白く読みました。

そして

今、『陰翳礼讃』、『老人と海』、『十二単を着た悪魔』、『すれちがうとき聴いた歌』

この四冊を読んでいます。どれも素晴らしく、陰翳礼讃においてはやはり谷崎氏は…

そんなところに着眼するのかぁ…

とただただものを視る視点の鋭さにハッとさせられるばかりです。

漆器になぜ金を施すのか、舞台上で役者の纏う衣装へ織り込まれた金襴の役割等々…

今日はどこもかしこも明るすぎて、無機質な白い壁ばかり、それではものの経年による材実の変化を楽しめない。そうして昔から長く重宝されてきたものが全て輝く場を無くし、何てこと無いものばかりで私たちの生活を囲い込んでしまった。少し昔の日本人の美しさを自然と共に生活に取り込んでいた美意識を想像しつつ、今とは丸で違った儚さとそれを愛でる余裕があったことを羨ましく思います。

『老人と海』は、ただただ老人を労るぼうやが優しくて、

人との触れ合いはこうやって支えて心の奥がじんわり温かくなるものだな

と思い出させてくれるのです。無力だと思われる子供にだって、色々と考えてできる限りのことを施し、その気持ちに老人も癒される描写が大変心を緩めてくれます。

『すれちがうとき聴いた歌』は、新聞の書評で興味を抱いた本です。なんてことないさりげない日々の中の、ささやかな切なさや悲しさ、嬉しさなどが優しく、さらりと書いてあります。

秋にぴったりな雰囲気を感じました。


あと、ロシアの武術『システマ』を紹介しつつ、日々のいざこざやモヤモヤを吹き飛ばす

『人生は楽しいかい?』

もとても良い本でした。さくさく読めて、啓発本のような押し付けがましさもなく主人公の関西弁を話すロシア人『ゲオっち』がとても愛嬌があって面白かったです。

システマ、やってみたくなりました。

そして『十二単を着た悪魔』、横綱審議委員でいらっしゃる内舘牧子さんが源氏物語と現代をトランスさせ、源氏物語での大敵として描かれる

弘徽殿女御

をメインとして書かれているそうで、私も好きなキャラクターではありますし、共感できそうなところもありそうなのでこれから読み進めるのが楽しみです。

トップの三吉彩花さんが主演で映画化も決まっているそうで、より興味がわきます。

かしきのかつら(平安時代の下げ髪の名称)が、のっぺりとした前髪でなく、ふっくら重たそうなかつらになっていてかぶるの大変だっただろうなと思いました。技術の進歩はすごい。

そして、三吉さんに私は心から感謝を述べたいのです。

こんな素晴らしいan・anをどうもありがとう、大変美しい。(拍手…)


お顔の造作も大変好み、すらりとした姿に美しい胸、全ての装飾を生かすスタイリング、ああなんて美しいのだろう、久しぶりに胸が躍りました。

女体は美しくて自分も女性で良かったと思うことは多々あります。でも世の中に溢れる露出をした女性たちは

男性に向けて発信されているものが殆どです。

なので媚びた表情や子供みたいなコスプレをさせられていたり、大変だなあ~と思いながらもそれはそれで表現として成り立っているものなのでアリだなと思います。

だけど同性から見た憧憬を抱く、綺麗な女体とは些か違うのです。


前述した三吉さんのグラビアは同性から見てミューズのように思えました。


我々一般人は少々見た目が変動したところで自分の嫌悪感は否めないですが、他人から受け入れがたい罵詈雑言を浴びせられることはほぼ皆無です。

しかし、表舞台に立つ人々はそうではありません。

指先に恨み辛みを込めて、毎日たくさんの人々にぶつけられる。その怒りの矛先はなんだって良い、見た目、行動、言動全て。

それらが本当かどうかの信憑性は分からずとも、とりあえず何か言いたい。

自分が大層なことを言えるほど立派な人であるのか?その言葉の矛先になった人はどう思うのか?等、考えずに軽口を叩くことが容易になってしまった世界はあまり関心しません。


大変な商売だと思います。当たる光が明るければ明るいだけ、陰る闇も深くなる。それが世の常だと思っています。

私の枕元には彼女のan・anがあります。

眺めていると自然と体を絞ろうと食べることも自然と抑えられ、先週は平日の5日連続で朝4:30に起きジムへ行き、一時間しっかり動いてから出勤する日々を達成できました。

久方ぶりのヒップスラスト70㎏では全然足りなかったので80㎏でやったらバッキバキにきました。

甘えない!!!


ひとえに美しさを体現して下った三吉ミューズのお陰です、本当にありがとう…😢

プラス、図書館でたまたま目についた

果糖中毒

という本を読んでいることも大きいかもしれません。30年前に比べ、世界での肥満率が2倍になっているのはなぜかというのが理路整然と科学的根拠に基づいて書いてあります。

良く肥満について

生活習慣の乱れ、怠惰な生活態度、自己管理を怠ったツケ

等々、罵詈雑言を浴びせられることが多いですがそんな安易なことではないと厳しく諌めています。

人の脳の仕組み、DNA、長年培われてきた人間のシステム等、とても面白く拝読しています。

そしてなぜ絞っているかというと…

仕事を今月末で一区切りつけ、この全力で駆け抜けた二年半の自分を労う旅&解放する旅での目標の為であります。

それは…

写真に全力で笑って、写真を見返したくなる自分でいること

なのです。

コンプレックスの塊なので、自分が写真の被写体になることが大変苦手で忌み嫌うことのひとつなのです。

しかし、過去封印してきた

こうあるべきでしょ

という呪縛を取っ払っていきたいなと最近思うことが増えてきているのです。

たぶん、成長する過程において、諦めざるを得ないことがたくさんあったのでそれらが私のなかでモヤモヤして

どうせやったって意味ないでしょ、叶えられないんだから

という自暴自棄な感情を抱かせているんだと思います。

本が大好きだったので、図書館で働きたかった。調べてみたら司書という仕事がある、それになるためにはどうしたらいいのか?

調べました。

司書になるためには大学へ行かないといけない…。

ああ、私の家ではそんなことは出来っこないな

これがいつの記憶だったか定かではないですが、諦めの原風景として強烈な印象として記憶に残っています。

出来ない環境、出来ない自分、ギャップはどんどん生まれていって、熱くなる意味がなくどんどん他者を俯瞰してみるようになり冷たく大人びた子供として育って来ました。

なのではしゃいだり、ノリノリに遊ぶことは苦手です。心の感情を解放することが出来てないことが多い。

ですので、閉じ込めてきたこと、今までしたいとも思ったことがなかった場所へ行こうと思いまして

ディズニーシーに行ってみよう!亀さんとお話してみたい!

という一念で今は頑張っております(笑)

職場の方々にシーに行く!と話したら方々からオススメ情報を教えてもらって良いもんだな~と思っています。

あとは

我らが憧れ東京ステーションホテル

です。

ちょうど神様仏様がいらしたのか、GOTOも解禁されましたのでお安く素敵な宿で染々と贅沢を噛み締めたいと思います。

川端康成の

女であるということ

という素敵な本にあったのももう一年前のことなのかと反芻しています。

しかし、積み重ねるだけ積み重ねても根本の礎が隙間だらけで歪であれば何事もうまくいかないなと、ここ一、二年での自身の浮き沈みの辛さをプロに聴いてもらう時が来たのかしらと思いたちました。

そこで様々な病院やクリニック等を調べました。

いや、こんなに精神科とかメンタルクリニックとか心療内科とかあるんですか…?

それに愕然としました。人は自分が知らないことにはとんと無関心、無頓着なんだと改めて感じました。

しかし最初から行くのは気が引ける、判断基準もわからないとなると打破する道が見当たらずどうしたものかと思案していました。

すると電車の中の広告に、市の無料相談の広告を発見しました。

あ、これに一度行ってみよう

そしてご連絡をし、懇切丁寧にどういった内容で悩んでいるのかと聴いてくださってどきどきカウンセリングに行ってきました。

実は中学の時分に一度スクールカウンセラーを訪れたことがあったのです。何ヵ月も待って行ったんですね、しかし

え、こんなことのために何ヵ月も待ったの?

と、落胆して帰ってきた覚えがあり、あまりカウンセリングというものに意義を感じられなかったので今回もどうなのかなぁと半信半疑でした。


しかし臨床心理士さんという妙齢のご婦人のかたと名古屋市のカウンセラーお二人と共に女性だったことにまずホッとしまして、開口一番

私たちは世の中の2割の頭のいい人の為にいると思っている。
私たちが答えを言うんじゃないのよ、お話に来た方々が自分達で答えを見つけて帰っていかれる、人間は素晴らしいものだなといつも思うのよ。

と河合隼雄さんのカウンセリング入門という本に書いてあった言葉とほぼ重なる言葉を、毅然としつつ慈しみを称えた目で微笑みながらお話してくださって、ああこの方なら安心だと思い、つらつらと話し始めました。

やはり、面前DVというものは見た子供の心にずっと根を張り続けモヤモヤとしたものをずっと残すらしいですね。自分じゃ気にしていないと思っていても。

サバイバーって言うみたいね、私みたいにそういうのを見てきた人たちは。

そしてダラダラやってる他者を許せないのは

自分が甘えたい時分にきっちり甘えられず、早くから大人にならざるを得なかったから

うらやましい気持ちが勝ってしまうみたい。

頑張っても頑張っても達成感というか、やりきった感じが感じられないっていうのもその通りでだから何事もやりすぎると。

やはりプロは違うなと思いました。勉強された上での言葉を話してくれるし、私も腑に落ちるところがたくさんある。

またこれがかなり重要だと初めてわかったんだけど

全く知らない第三者に話すこと

これが意義あることですね。やはり見知ってると取り繕うから本心が出しきれない。

しかし、臨床心理士の方に

私は40年この仕事をやっているけど、あなたは元気だわ!だから大学などの相談室へ行ってみたらどうかしら?

との助言をいただいたので調べてみたところ、大学にたくさんの相談室があり院生の方々がお話を聴いてくださるというものがあるそうで。

話しも終盤に差し掛かったところ、なんと三人とも鞄作りに携わる知り合いがいたり、従事したり、実家が工房だという共通点が発覚、なんだか嬉しかったです。

それにジムへ行っている話しもしたら、3人ともジムへ行っているとのこと(笑)

ウエイトゾーンに行かれますか?

と聞かれ、

はい、行きますよ!

とお話ししたら

良いなぁ…(ポツリ)

多忙や、人と接するお仕事だから行けていないのかな…?とも思いました。帰り際にも

プロテイン飲んでいますか?私はザバスなんですけどのリッチチョコレートなんですけど…
私は虫が混入していたという○イプロテインですよ(笑)味がたくさんあって美味しいですよ!

という、何を話しに来たのかな?と思うような朗らかな日でとても心が軽くなりました。

自分の気持ちがほどけて穏やかになれば、もっと楽に生きていけると思う。

そうしないと体も心ももう限界だと、本厄にわかって良かったです。

人間は誰しも、

自分は被害者だと被害者意思を持っているが、加害者になっていることは微塵も疑わない。

という文言を見て、ハッとしました。

私も

人に傷つけられることを恐れながら他人を鋭利な刃物でざくりざくりと抉り続けてはいないだろうか

それが傷を癒さねばと思った一番の理由とも言えます。

素直に穿った心を捨て、晴れかさを取り戻せたらと思います。

新しい仕事への期待や不安もそこそこに、今は銀座の食べ歩きと、タートル・トーク、ステーションホテルへの憧憬、等々力渓谷、お手製インクの作成、久方ぶりの浅草等々、東京cityへの弾む思いで様々な不安はうっちゃっている九月の下旬でございます。


明日は京都へ引っ越した友達が久しぶりに遊びに来るので、新しくなったテレビ塔を見に行って、カラオケに行ってきます。

長々と失礼致しました。


個性があって素晴らしい、自分で誉められない人が日本人には数多くいます。それとと同時に自分の不快な気持ちも閉じ込めてしまう傾向も多く感じます。 私があなたの肯定感を高めるお手伝い、心の声を発掘するお手伝いをしたいと思います!!