【フレンチトースト】負けパンの痛快逆転劇
皆さんお久しぶりです。
いかがお過ごしですか?
前の記事からだいぶ時間が空いてしまいましたが、その間に世間は大変なことになりましたね。
今回の舞台は都内某所にある6帖ほどの小さなおうちです。
何を隠そう私の新居です。
ある朝、グレゴール・ヤンサンが何か気掛かりな夢から目を覚ますと、台所の食パンと卵が消費期限を1日過ぎているのを発見した。6切れと6個。
卵に関してはまだ何とかなる。しかしパンは・・・
と、いうわけで、今回はパンと卵を作った簡単レシピ、「フレンチトースト」を作りたいと思います。
フレンチトーストってそもそもなんだ?という方のためにリンクを置いておきます。
そんなこと知ってるやい!という皆さん、
フレンチトーストってフランス語で「Pain perdu」っていうらしいですよ。
知ってました?
直訳すると「負けパン」ですわ。
Wikipediaには「失われたパン」と、すかした直訳がありますけど。
ここではあえて「負けパン」で統一させていただきますね。
負けパン
やーい負けパン
今回の登場人物はこちら。
牛乳は180㏄、卵3個、バターは適量、メープルシロップはお好み。
あと、ちょっと集合写真には間に合わなかったのですが砂糖大匙3杯。
そしてわれらが負けパンくんは今回2切れだけ使います。
負けパン「僕べつに負けたと思ってないですけどね」
まあご自分でそう思うのは勝手ですがね、朝食でシリアルやお米に後れを取って、挙句の果てにビスケットにも勝てなかったから、今こうして消費期限切れで並べられてるわけでしょう。まずはその現実に目を背けないと。
パン粉にされてしまうよ。
負けパン「うるせえやい!」
牛乳「まあまあ、そう詰めなさんな。このパンだって好きでここにいるわけじゃないんだから。」
となだめてくれるのは、引っ越し以来欠かさず消費され続けている牛乳です。強者の風格があります。
まあ牛乳の言うことはもっともですね。
というわけでまずは卵液を作っていきます。
卵3個に牛乳180㏄、砂糖大匙3です。
こちらが今回の砂糖。
あえての三温糖です。こいつは甘さがやや弱いので、少し多めに入れます。
三温糖「私ね、品のある甘さがモットーですの」
混ぜに混ぜます。スイーツ作りのインフラがまだ十分に整っていないので、普段食事をする箸がここでも職を得ています。
パンを半分に切って卵液につけていきます。
パンが半分にされている様子です。
負けパン「俺はそこの卵液みたいに甘くはねえ。俺一人の力でBigになるんだからな」
パンにはパンの意地があるんでしょうね。
卵液につけている様子です。
パンは意地を張っているのでなかなか液がしみこみません。
負けパン「俺はいつだって誰の指図も受けねえ。最強の主食なんだ。おとといきやがれってんだ」
こういうときは電子レンジで温めるといいらしいです。
500Wで1分。これを表裏。
するときれいに吸ってくれるとか。
こちらがそのあとの様子です。
いやもうフライパンかいな!
負けパン「今の自分があるのは助けてくれたみんなのおかげ。一歩一歩着実に、おいしいフレンチトーストを目指していきたい」
さっきまでのとんがりっぷりから、まるで別パンですね。
電子レンジの中で何があったのかな。
いろんな経験を積むことで、人もパンも一皮むけますね。
いっパン論で恐縮ですが。
・・・・・・
ちなみに、敷いている油はバターです。
焼けたバターの香りはいつ嗅いでもいいもんですな。
焼く際のコツは、なるべく弱火にすることなんですって。
弱火で片面5分、蓋をして焼きます。
ひっくり返すと・・・
おお~~~~いい感じじゃないですか~~
すでにその風格は負けパンではないですね。
ひっくり返してもう5分
よきパンであるために心がけていることなどあるんですか?
負けパン「そうですね、自分はやっぱり食べてもらって、『おいしい』って言ってもらってはじめていいパンになれると思うんで。いい状態でその瞬間を迎えられるよう、焼き加減を意識しています。」
なるほど。言うことも違いますね。
盛り付けたら完成です。
ひゃあおいしそう!!!
シナモンをかけていただきます。
甘さ、柔らかさ
そして、なにより、胃にやさしい軽さがいいですね。
おいしかったです
三温糖は少なくとも大匙4入れてよかったですね
ここまでの所要時間は15分ほど。
手軽にできる負けパンことフレンチトースト、すばらしい。
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