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他人が理解できない人へ 〜心理学者による性格分類をご覧くださいー

家族や友人、パートナーの行動が理解できないと感じたことは誰しもあるでしょう。

しかし、他人にどのような性格的な傾向があるのかを知ることができれば、そのような行動も多少は理解でき、イライラが収まると思います。


ここでは心理学者たちがまとめた3つの性格傾向を紹介します。


1.ユングの性格類型論

ユングは性格を8つに分類したそうです。彼はまず、最も基本的な気質として心のエネルギーが自分自身に向く「内向型」と自分以外に向く「外向型」に分類しました。

さらに物事の捉え方の違いを「思考型」、「感情型」、「感覚型」、「直感型」4パターンに分けてそれぞれ組み合わせて8つに分類しましたとさ。まとめるとこんな感じ

・外向型
外向思考型…客観的事実を重んじる。人には厳しい

外向感情型…周囲と積極的に関わり、対人能力が高い。物事を深く考えない

外向感覚型…現実を受け入れ順応力が高い。快楽を求めたがる

外向直感型…新しいアイデアやひらめきを重要視し、その可能性を求めたがる

・内向型
内向思考型…主観を重要視し、独自の視点で物事を捉える

内向感情型…感受性が強く自分の内面を満たすことを考える

内向感覚型…物事の本質を感じる力がある。独自の感性、表現力を持つ

内向直感型…夢見がちで、ひらめきで行動する。他人からは理解されないことも


ユングによるとこれらの性格特性は状況次第で変わる可能性があると。


2.シュプランガーの価値類型論

シュプランガーは大事にしているもの、価値を感じるものによって性格を分類したよ。

・理論型
…知的で論理的なものを追い求める

・経済型
…お金を稼ぐ、貯める、増やすことに対して強い執着がある。不景気になるとこの人は増える。

・審美型
…美しいもの、芸術的なものを追い求める

・宗教型
…宗教に強い関心を持ったり、神や神秘的なものを強く求める。

・権力型
…他人を支配したいという欲求が強く権力を求める

・社会型
…周囲との調和、協調を求める。純粋な気持ちでボランティアに参加する。


3.ビックファイブ理論

性格を5大要素に分類した。科学的に信頼があるのはこの分類。高いから良く低いから悪いというわけではない。

・外向性
他人に対しての興味

・情緒安定性
神経質的な傾向があるかどうか。メンタルが病みやすい人は低い

・勤勉性
コツコツと何かを頑張れるかどうか。人生の成功において勤勉性が高いほど良い

・開放性
新しいことに挑戦したり、興味が湧いたりする能力。いわゆる飽き性の人は開放性が高い。IQとの相関がある。

・協調性
他の人に合わせたり協力できる能力。


4.終わりに

いかがだったでしょうか?何か理解できないような他人の行動があれば、その人は何を求めているのか、自分がその人ならどう考えるかを考えてみましょう。それが他人を理解する一歩やで





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